・n.2 ボローニャ・チェントロ ・ 市役所見学と、マッジョーレ広場


 先回に続き、ボローニャの中心、マッジョーレ広場にある市役所、
 パラッツォ・コムナーレのご案内を。

 ですが、まず、ネプチューンの噴水の東側を通るヴィア・リッツォーリの奥に
 見える有名なこのアジネッリの塔・Asinelliと、手前左の低い方は
 ガリセンダ・Garisenda48mの眺めを。

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 アジネッリの塔の高さは97,2mで、2,23mも傾いているそうで!
 498段の階段で上に登れます。

 この塔の上からの眺めは http://italiashio.exblog.jp/4275811/

 この塔からは、7つの教会とも呼ばれるサント・ステーファノ聖堂がすぐ。 


 ボローニャ ・ Bologna ・ 美食と意外性の街

 ボローニャ・チェントロ ご案内 ・ その1 




 そしてこの塔の足元に残る、この中世の面影。
 古い建物を修復し、しっかり残しているのが素晴らしいと思います。
 家でも古いのを修復する方が、新しく建てるよりも断然高くつくのですものね。

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 さて、コムナーレ宮の見学に戻りまして、
 これは市のコレクションを集めているサーラ・プリミティーヴォの、中世の作品。

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 コレクションの部屋は、19世紀から20世紀の初めにかけての絵画、家具の
 収集とか、部屋自体が18世紀末に装飾された部屋とか様々、17室あり、
 目についた物を撮っていて、どの部屋の物かはご説明できませんが、
 関係ある枢機卿や街の統治者たちの部屋も含まれ、美しい見事な部屋もありました。

 これらは天井のフレスコ画が素晴らしいと思ったもので、

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 赤い絹張りの部屋、調度品も見事でしたが、

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 この素晴らしい天井画が気に入りましたです。

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 こちらは渋いグレーの絹張りの部屋。

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 このワン君の像は18世紀の物。
 注文主のワン君への愛情が感じられるような・・。

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 あずまや風に設えた部屋。

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 絵画作品には、ルーカ・シニョレッリ、ティントレット、アルテミジーア・ジェンティレスキ
 などもあるという事ですが、済みません、あまり注意して見ておらず、へへ、
 気に入ったのは、このアイエツの「ルツの像」

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 アイエツの作品が好きというのではないですが、これはパッと見て・・。
 多分暗い絵がたくさんある中で、この明るく上品な色合いに惹かれたのかも!

 と、タイトルを見、麦穂が描かれているのからも、ああ、あの旧約聖書のルツだ、
 とすぐわかり、
 というのも、ずっと以前TVで昔のハリウッド映画「ルツ」を見て、
 姑と仲の良い嫁ルツが未亡人となり、姑があれこれ知恵をつけて再婚させる、
 その孫だったか、ひ孫だったかがダヴィデ王に、というのを覚えていたので、
 それもあって親密感が湧いたのかも。

 まぁ、それにしてもアイエツという画家は、女性の乳房を上手く見せますねぇ!
 いやらしく感じさせず、その上になお顧客のお好みに上手に応える、
 その辺りも上手い画家だったのでしょうね、ははは。




 こちらがサーラ・ウルバーナ・Sala Urbanaと呼ばれる、壁全面が紋章に
 覆われた部屋で、内部には入れませんでしたが、カーテンの隙間から見つけ、
 はは、薄暗い中のを必死で撮ったのでしたぁ。
 見事でしょう?!

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 部屋が出来たのは1630年頃といいますが、18世紀の中ごろに壁全体を
 約200位の紋章で、14世紀からの街の統治者、そして街に関連した教皇たちの
 紋章をフレスコ画で描いているのだそう。

 が、皆同じスタイルに揃えられ、上部などに陰影が見えますね。
 なので多分、型紙を作りどれもが同じ寸法にするのはもちろん、
 色数も同系色で揃えたのでしょうし、 
 ここまで紋章で埋められると、素晴らしい迫力になりますね。

 天井画も見事ですが、ここも円柱や張り出した半円形のテラスなどを騙し絵の
 手法で描いていますね。




 最初にコムナーレ宮の見学を、と思ったのは、ここにボローニャ生まれのモランディ・ 
 Morandi、白い瓶などの白い静物画で有名なモランディの博物館もあると知り、
 それを見たかったのが大きな目的の一つだったのでしたが、

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 ボローニャ行きを決めて調べたところが、モランディの作品類は駅から北西の
 MANboというボローニャの現代美術の博物館に移っていると知り、
 そちらも見に行きました。

 モランディの一見とてもシンプルに見える白い静物画の素晴らしいのは、
 あちこちの美術書や雑誌で見てお馴染みで、それを楽しみにして行ったのですが、
 正直な所、あまり素晴らしいと思える作品がありませんでした。
 というのも、考えてみると、彼の素晴らしい作品はとっくにどこかの有名な美術館
 などに収まっているのだろうな、と。

 まぁ、実験的な18㎜フィルムの作品とか、ドキュメンタリー・フィルムなども
 見る事が出来て、それなりに楽しんだのではありましたが・・。




 こちらは降りた階段ですが、やはり段差の低い階段になっておりました。

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 一階の中庭の回廊部分と、見上げる階上の窓。

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 そして、マッジョーレ広場の西側を占める大聖堂・サン・ペトローニオが目につきます。
 サン・ペトローニオ・San Petronioはボローニャの第8代の司教(500年代)
 サント・ステーファノ教会の創設者でもある、町の守護聖人に捧げられた大聖堂。

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 街の守護聖人にまつられたのが1253年で、建設が始まったのが1390年。
 一応の完成を見たのが1663年で、ご覧の通り正面壁の下部だけ大理石で
 覆われた、煉瓦作りの未完の姿なのですね。

 何せローマのヴァティカンのサン・ピエトロ聖堂以上の大きなものを、と取り掛かり、
 途中で資金不足、並びに教皇庁からの有無を言わせぬ大きさ制限もあった様子で、
 それでもゴシック式の煉瓦作りの教会としては世界最大の大きさ!

 長さ132m、幅60m、穹窿の高さ44,27m、正面壁の高さ51m、という
 ヨーロッパの教会の中で6番目の大きさ!
 勿論一番大きいのはヴァティカンのサン・ピエトロ聖堂で、次にロンドンのサン・ポール、
 セヴィリアの聖堂、そしてミラノのドゥオーモフィレンツエのドゥオーモなんですと!




 ですが、未完の姿で煉瓦が剥き出しで見える、というのも、
 なかなか渋くて良いではないかと私などは思うのですが・・、

 3年前はまだ少し修復が残っていたせいなのか、正面扉は開いておらず、

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 向かって左側の扉が出入り口になっておりました。

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 内部は写真禁止で、おまけに管理人がかなり厳しく見張っておりまして・・!
 サイトからの1枚を。

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 内部には素晴らしい礼拝堂、とりわけ壁画の素晴らしいボロニーニの礼拝堂・
 Cappella Bologniniや、大変正確な日時計などもありますので、
 ボローニャにお出かけの時は市役所ともどもの見学をどうぞ!
 あっ、市役所見学は無料ですが、日曜日はお休みです。

 そうそう、この大聖堂は街のドゥオーモ、司教座のある教会ではなく、
 ボローニャの街の主たる教会、という位置なのですね。
 これもいささか不思議な感がありますが・・。




 マッジョーレ広場はいつも人出でにぎわい、何やかやと催しもある様子で、
 男性二人が大きなシャボン玉をふくらませていたり、

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 広場の南部分ではコンサート会場の準備に大わらわでしたっけ。

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 我らは広場から市場の通りに入り込み、お総菜屋さんが出していた
 小さいテーブルと椅子に座り、美味しそうなものをあれ、これと指さしてお皿に
 載せて貰い、お昼を。

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 mkちゃんはブロッコリとズッキーニ、そして少しのカポナータ・ラタトゥイユかな、
 shinkaiのはカポナータをたっぷりと、ホウレンソウが入った卵焼き。
 このカポナータの作り方はです、
 料理の上手いルイーザから聞いたのですが、鍋で作らず、さっと野菜類を
 炒めた所でオーブンに入れて水分を飛ばしながら作るのだそうで、
 これが断然美味しいのですが、手間がかかるのですよね。

 写真整理をしていて、このカポナータを見て食べたくなってお昼に作りましたが、
 横着して鍋でそのまま作りましたら、やはりあの味ではなかったで~す!




 朝6時前の電車に乗って出かけて来たボローニャでしたが、
 お昼を食べ、この後モランディの博物館に向かうべく、駅方面に。

 市役所前のアーチにも大道の演奏家達が出ており、この3人は何を
 演奏していたのだったっけ? 上手い、と思ったのは覚えておりますが・・!

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 都会生活を楽しめる、という調査ではいつも上位を占めるボローニャですが、
 食べ物も美味しく、文化的な施設、催しも充実している街、
 人口は37万人を超す大都会なのです。

 モランディの絵をあれこれ見て、夕方近くにフィレンツェに向かいましたが、
 ボローニャの駅で電車に乗るのに、地下にどんどん降り、2,3回エスカレータで
 降りて行き、ゆったりと時間通りに入ってきた電車がちょっとした新幹線のイメージで、
 おお、イタリアにもこんな電車があるんかいな!

 で、宿についた所で、博物館に身分証明書を預けたままを思い出し・・!
 荷物預けを使うのに、身分証明書と引き換えだったのですね。
 それを言うと宿の主人が即博物館に電話してくれ、二日後の午後戻る時に
 寄って受け取る、という様なドジがあったのを思い出しました! 
 へへへ、いつもの些細なドジでしたぁ。


 以前のエミーリア・ロマーニャ州のご案内は



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