・ n.2 トスカーナの写真を撮るための、10の最上の場所


先回に続き、サイトで見つけた記事

写真を撮るためだけではなく、眺めの良い場所、素晴らしい景色を眺め
大いに楽しむためのご参考になるかと思いますのでどうぞ。

ランキングではありませんので、並び順は関係ありませんです。

◆ ヴァルドルチャの上を、気球で

まだ風の穏やかな朝早くに飛び立ち、緩やかに上空1000mまで。
上昇も下降もとても緩やかに時が流れるので、
風景写真を違う視点から十分に撮ることが出来る。

1-mongolfiera_04_b.jpg



サイトはこちら http://www.ballooningintuscany.com/
とありましたので、早速見て見ました。  
こちらです。


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要点を申しますと、朝6時から7時、季節によっては違うものの、
朝早くに飛び立ち、これは午後はティレーニァ海からの
風が強くなるからだそうで、
大体5月から10月が良いそうですが、やはり夏が最上と。

気球飛び立ちの準備に要する時間は約30分で、
飛んでいる時間は約1時間15分。
飛行が済み着陸ののち、スプマンテで乾杯、土地の産物のおつまみ付き、
午前半ばには、出発地点に戻ると。

集合場所は5か所、そのそれぞれに出発場所がいくつかあり、
その日の天候状況によって選ぶそうですが、
ミーティング・ポイントは、

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地図の右から
・ アヴィニョネージ・Avignonesi
・ モンティージ・Montisi   
・ タヴェルネッレ-サン・ジミニャーノ-コッレ・ディ・ヴァルデルザ-メンサネッロ
  Tavernelle-San Gimignano-Colle di Val d'Elsa-Mensanello

そして肝心のお値段は、
飛行と乾杯朝食付きで、1人280エウロ、子供は50エウロの割引

その他2人だけでとか、私的な飛行とか、様々な設定がありますので、
サイトの方をご覧下さいね。

郊外の宿の上を緩やかに飛んでいく気球を見て憧れた事がありましたが、
これだったのですね。
う~ん、一度トライして見たいものですねぇ!!




◆ 耕された畑のカーペット模様

トスカーナの田舎は時に丘陵があっても、とても整備された畑となっていて、
それが余りにも見事なので、違う色の布を継いだように見える程。
この畑の見事さは年中丘の上から見渡せ、とりわけ良いのが、
モンタルチーノ、モンテプルチャーノ、そしてピエンツァ。

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モンテプルチャーノ再訪 その1




◆ サン・ガルガーノ修道院・Abbazia di San Galgano

屋根のない教会、日中は素晴らしい眺めで、とりわけ春、雲が特別な光を
与えてくれる時。 が、また夜、照明に映えるのも素晴らしい。

内部拝観には料金がいるが、そうでなかったら周囲を散歩するのも良い。

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サン・ガルガーノ修道院




◆ バーニョ・ヴィニョーニの浴槽・Bagno Vignoni

バーニョ・ヴィニョーニの小さな村の中心には、
温泉の湧き出るのを受ける古い浴槽がある。 
湯の湧き出る場所に鍋を置くと、卵をゆでる事が出来ると。

一日の時間、光の動きによって、石の色の見えようが違いとても美しく、
また夜の照明による眺めも魅惑的である。

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バーニョ・ヴィニョーニ・ローマ期からの温泉保養地




◆ サン・ジミニャーノの町とその塔・San Gimignano

塔の眺めと周囲の風景を一緒に眺められれる良い場所の一つは、
町の広がりと平行して続くヴィア・コルテナンノ・Via Cortenanno.
この道からだと違う眺めの場所で留まる事が出来、
距離や角度の違う写真を撮ることが出来る。

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というので、早速グーグルのストリート・ヴューでヴィア・コンテナンノを。
これですが、遠すぎるし、北からの逆光になるのでお勧めできませんね。

13-via cortenanno di san gimi.jpg




地図をどうぞ。 
上で出た道ヴィア・コルテナンノは、地図の上に赤い印がある場所で、
遠いのと、逆光の位置になるのはお分かりですね。

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で、すべての道をグーグル・ストリート・ヴューで見る事は
できませんが、shinkaiが見つけた道は、下の赤い四角を付けた道
ヴィア・ヴェッキア・ペル・ポッジボンシ・ポッジボンシへの旧道で、
もう一本下を走る県道ではないので車も少ないと思いますし、

こんな眺めで、たくさん車が止まって写真を撮っているのも見えました。
何よりも、近くからの眺めで、逆光でないのも良いでしょう?!

15-san gimi.jpg

で、もう一本、町のすぐ下から東への道、赤丸の道ですが、
ここはストリート・ヴューでは見れずですが、
町のすぐ下から続くヴィア・ボンダ・Via Bonda、
ここからも良いのが撮れそう、と思うのですが・・!
ご存知の方、お知らせください。

美しき塔の町 サン・ジミニャーノ



という様なあれこれ、先回に続き、ご参考になりましたでしょうか?
車でないとなかなか行きにくい場所かも知れませんが、
ちょっとタクシーでひとっ走りして貰ったり、この手はshinkaiも使いますし、

また風景写真を撮るのに良さそうな場所を探すのに、
shinkaiが使う手は衛星地図の活用で、これは大いにお勧めです!

とりわけオルチャの谷やシエナのクレーターの地形、
はたまたトスカーナの田舎の町の様子を探るのによく使うのですね。
地形、町の形が良く分かりますし、また宿を探すのにも使えます。
大きな宿は最初に勝手に出てくれますから、それをクリックしている内に
「近辺の宿を見る」と出ますので、それで探して行きます。

ブッキング・コムなどでは扱っていないアグリトゥリズムなども出ますし、
左に出る様子で値段、部屋の様子も分かるという訳です。


トスカーナの大きな街、フィレンツェ、シエナも勿論魅力的ですが、
その周囲の素晴らしい魅惑的な風景にもお目をどうぞ!
季節季節の素晴らしさで、皆さんを虜にされることでしょう。




それにですねぇ、美味しいものもいっぱいのトスカーナ!! なんですよぉ。

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お出かけ下さいねぇ!!  
shinkaiはイタリア観光局の回し者なんで~す。ははは。

トスカーナ全般のご案内は、こちらから



◆ 個展のお知らせ ◆

3月19日から25日まで、東京八重洲地下街のギャラリー八重洲にて
個展を開かせて頂きます。
新しく描きためた20枚ほどを含め、約40点ほどの展示となります。

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私にとりましては初の東京での個展であり、また殆ど友人も知り合いも
いない東京ですので、いささか緊張しております。

お知り合いの方にもお知らせ頂けましたら、嬉しい事ですし、
ブログを見て下さっている方、絵に興味をお持ちの方、
またイタリア旅行についてのあれこれ、
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・ n.1 トスカーナの写真を撮るための、10の最上の場所


サイトで写真を探していて偶然見つけたサイトに、

読んでみると、うん、うん、成る程、と大いに納得する部分がありますので、
写真を撮るためだけではなく、眺めの良い場所、素晴らしい景色を眺め、
大いに楽しむためのご参考になるかと思い、ご紹介致しますね。

一応番号を付けますが、ランキングではありませんので、お間違えなく!

◆ 街を上から眺める

1.ミケランジェロ広場から眺めるフィレンツェの街。
  これはもう文句なく! 車かバスで楽に行ける。

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ドゥオーモのクーポラの上からの眺めは

フィレンツェのバス周遊観光は

フィレンツェ全体のご案内は




2.シエナのカンポ広場の特徴ある姿を撮るには、
  市役所の隣にあるマンジャの塔に上る必要あり。
  で、塔の上からはカンポ広場のみならず、周囲を取り巻く
      緑の野も見る事がOK.

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シエナのパリオ その前日  マンジャの塔から





3. アレッツォの街も市の塔から眺め楽しむことが出来るが、
  ただしこれは土曜のガイド付き訪問でしか上ることが出来ない。

  塔の一方は壮大なドゥオーモに臨み、他方からは教会の丸屋根や鐘楼が
  突き出す、街の赤い瓦の家並を見る事ができる。

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アレッツォ生まれの著名人の家、とその周辺

アレッツォ点描 古い下町散歩

塔の町として有名なサン・ジミニャーノについては、
その2として次回にご案内いたしますので、お待ちを。




4. ピサやルッカの町は同じトスカーナでも少し違い、平地に位置するので、
  高い場所から町を見るには、有料ながら、城壁の上を歩くというのがあり。

と書いてあるのですが、ルッカの町の城壁の上は散歩道になっていて
歩けるのは知っていますし、塔でも上がる事の出来るのがありますね。

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ルッカの町周遊



でピサはどうだったっけ、なにせ何十年も前に一度訪れただけなので、と
写真を探していて、こんなサイトを見つけました
つまりピサの大名所、斜塔や洗礼堂のあるピアッツァ・デイ・ミラーコリ・
Piazza dei Miracoliからピアツェッタ・デル・ロッソ・Piazetta Del Rossoに
至る3,1㎞の城壁の上を歩けるようになった、4か所の上がり口あり、と。

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2016年に一度公開された後、2017年1月からは毎月最初の週末に、
という未来系のニュースなので、現在の本当の所を探し回り、ははは、

漸くに、料金は5エウロ(値上がりの可能性も大いにあり)
2017年の春には開いていたようですが、その後は閉じられたらしく、
2018年1月のニュースで、夏のシーズンまでに公開が目標、と!

というので、ピサ、斜塔にお出かけの方、現地にてお確かめを!




◆ ヴァルドルチャの写真  糸杉の固まった小さな林、ヴィタレータ礼拝堂

 多分この2つはトスカーナ写真の典型、一番のお決まり、といったもので、
 糸杉の小さな林はサン・クイリコ・ドルチャと、トッレニエーリの間を繋ぐ
 SR2(州道2号線)から見る事が出来る。
 ちょうど良い小さな駐車できる場所が道路脇にあり、地道の小道を散歩しながら
 周囲の丘を歩くことも出来るので、いろいろな角度から糸杉の林を撮ることが出来る。

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オルチャの谷の春、糸杉の林




 ヴィタレータの礼拝堂に辿り着くためには、サン・クイリコ・ドルチャとピエンツァを
 結ぶ道路から、少し脇道に入り込まなければならない。

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ヴィタレータの礼拝堂への行き方は




◆ トスカーナの平野

 春から秋にかけて我らの平野はいつも、何かしら見るべきものを見せる

 5月 緑の麦畑

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オルチャの谷 緑の大地

春5月 シエナのクレーターを行く




 6月 黄金色の麦畑

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但し、黄金色という定義については、shinkaiには少し異議が。
というのも、実際の麦畑を見て思うのは、黄金色というよりも少しくすんだ色、
ベージュ色、という感じが強いのですね。
刈り取った後の株の残る畑は、確かに輝く黄金色を呈しますが・・!

黄金色、という言葉からすると、日本の稲畑が実った色、
これはもう、圧倒的に素晴らしい黄金色!!ですね。
日本に秋に行った時の、再発見でしたぁ。

シエナのクレーターの麦秋と、アシャーノの町



 7月8月 ひまわり

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 8月 巻き藁

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これも7月初めに行った時に既に刈り取りが済んだ畑もありましたから、
その年の気候にもよりますが、7月半ば以降には見れるものと。

トスカーナは麦秋の色 刈り入れの季節




 9月 熟れた葡萄

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ヴァル・ドルチャの葡萄畑、カンティーナ

葡萄摘み ピティリアーノ




 10月 黄葉、そして秋の色

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◆ シエナのクレーター

 シエナのクレーターを訪れる最上の方法は、タヴェルネ・ダルビア・Taverne d'Arbia、
 そしてラポラーノ・Rapolanoの間に蛇行する、無数の白い道・Strade biancheに
 入り込む、迷い込む事。
 として、サイトの紹介あり。 www.cretesenesi.com

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shinkaiとしては、ラポラーノではなく、
タヴェルネ・ダルビアからアシャーノ・Ascianoに至るSP438号線の周囲を、
と強調します!!

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25-1-Crete-Senesi-Asciano-3.jpg

実際この道を行き来し、脇道にも入り込み、その壮大さ、怪奇さ奇異さには
文句なく圧倒される感ありで、
この春に1週間出かけてくる予定ですので、またご案内いたしますね。

みどり、緑のシエナのクレーターの春





◆ コルトーナの丘から眺めるトラジメーノ湖のパノラマ

 コルトーナは順に下がってトラジメーノ湖に至るオリーヴ畑に囲まれている。
 牧歌的、田園詩的な風景で、2000年前にエトルスクの民が眺めていたのと
 あまり違わない風景の筈。

26-C08_5494_GF.jpg



 冬の霧の日はまるで綿の海を見るようであり、これを眺める最上の場所は、
 ピアッツァ・ガリバルディ広場に入る手前の歩道から。
 もっと上に上がりたい人は、サンタ・マルゲリータの聖所・
 Santuario di Santa Margheritaまで。

27-Foto-cortona (1).jpg

コルトーナについてはつい先回ご案内し、写真の整理も改めてしたので
よく記憶にありますが、トラジメーノ湖は少し遠く、それに逆光になるので、
余り・・、というshinkaiの感想。


あと半分まだサイトの記事が残っていますので、次回もお楽しみに!



◆ 個展のお知らせ ◆

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・ アルノルフィーニ夫妻の肖像(ヤン・ファン・エイク) についてのあれこれ


今回は15世紀のフランドル絵画において、その素晴らしさと有名さに
ついても群を抜くと思われるヤン・ファン・エイク・Jan Van Eyck作の
「アルノルフィーニ夫妻の肖像」についてのあれこれを。

1-Van_Eyck_-_Arnolfini_Portrait.jpg

というのも、長年この作品をサイトで画集で見ながらも、
shinkaiめはこの作品についてまるで考えた事が無く、へへ、
描かれた2人の人物についても勿論のことで、
このアルノルフィーニ・Arnolfiniという姓がイタリア人を示す、
という事にも意識が向かなかったのでした。

勿論ヤン・ファン・エイクの作品は大好きで、北方絵画も大好きで、
その素晴らしさに溜息ともども見ていたのにでして、
猫に小判、豆腐にカスガイ、・・なんとでも仰ってくだせぇ、

それが暫く前に読んでいた本、高階秀爾著「ルネッサンス夜話」に、
メディチ家の銀行業務についての話の端に、
ジョヴァンニ・アルノルフィニ、ルッカの商人、「アルノルフィニ夫妻の肖像」、
ロンドンのナショナル・ギャラリーに永遠にその姿を伝えられている、
とあり、ガーン、一度に目覚めた、という訳なのですね。



第一、この絵の中に描かれた左の夫の顔を見て、
皆さん、即、これはイタリア人!と思われます?! ノー!ですよね。

2-Jan_van_Eyck_007.jpg

顔色青白く、大きな鼻をし、眉も瞼も薄い男性ですもの、
絵の出来以前に、shinkaiは正直な所、いささかの拒絶反応を
起こしていたのでした。




こちらは同じくヤン・ファン・エイクが描いた同人物像で、
1440年頃の作とみられ、29x20㎝の小さいものですが、

やはり同じ顔をしていますので、夫婦像の顔はたまたま、という訳では
ない事が分かります、・・というと少し変ですが、はは。

3-Jan_van_Eyck_-_Portrait_of_Giovanni_Arnolfini_-.jpg

上でご覧頂いた夫婦像の画の大きさは、81,8x59,7cm
絵を描かれる方には大体25号Pの大きさというと分かりやすいでしょうか、
上の小さな肖像画ともども、板に油彩の作品です。




という所であれこれ調べ始めましたら、大変謎の多い絵でもあり、
現在のロンドンのナショナル・ギャラリーに収まるまでの行程も興味深く、
また描かれた本人、絵の注文主でもあるジョヴァンニ・アルノルフィーニに
ついてもあれこれ分かりましたので、ゆるゆるとお話いたしますね。

主人公の名は、イタリア版ウィキにはGiovanni di Nicolao Arnolfini、
ジョヴァンニ・ディ・ニコラオ・アルノルフィーニ、
日本語ウィキにはジョヴァンニ・アルノルフィーニの従兄弟の
ジョヴァンニ・ディ・ニコラ・アルノルフィーニ、
トゥレッカーニ辞書には、ジョヴァン・アルノルフィーニ、
アッリーゴ・ディ・アルノルフィーニ・Arrigo の息子、と出ますが、

いずれにしても現在はこの絵の主人公の名は、
単純にジョヴァンニ・アルノルフィーニ で通っている、という事で。

で、大体1400年か、その少し以前にトスカーナ州の西、
ティレーニア海に近いルッカ・Lucca で生まれ、(1400-1472)
1420年にフランドル地方、現在のベルギーのブルージュに移った
商人兼銀行業務家、最初の苦しい状況を乗り切った後は、
宮廷にも出入りし、巨額の富を築いた、とされる男。

ルッカは当時絹織物で大変有名で、北ヨーロッパの各地に商人が出向き、
各地の宮廷とも取引をしていたと言いますが、


主人公ジョヴァンニ・アルノルフィーニが出向いた当時のブルージュは
ヨーロッパでも最大の商取引が行われていた町で、

4-mercanti_medioevali_bruges.jpg

メディチ銀行の最盛期にあたる1455年の時点でも、ヨーロッパ各地に
銀行の支店を持っていたメディチ家が、ブルージュには5人もの正規代理人を
置いていたそうで、これはアルプス以北において唯一の町だったという程の
繁盛ぶりだったのですね。

16世紀以降、ブルージュは運河に砂が入り込み船の運航が不自由となり、
急速に衰えたのだそうですが、当時の経済状況の繁栄をご想像あれ!




当時ブルージュを治めていたのは、ブルゴーニュ公フィリッポ3世善良公で、

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大のお気に入りとなり、その宮廷に出入りし、なおの事富裕な商人と。
というのも、どうやら高価な布やつづれ織りの商品納入のみならず、
ブルゴーニュ公自身が表には出れない取引、高利貸しなどにも
アルノルフィーニが大変巧妙に成り代わって働いたのであろう、という事。




こちらはフィリップ善良公の宮廷の様子を描いた、
ファン・デル・ウェイデンの細密画。

6-Miniatura di Rogier van der Weyden del 1447-8. Filippo e la sua corte.jpg

ブルージュの町の様子はこちらにご案内を。

こちらにはitosugiさんのご案内で。




という事で、再度ヤン・ファン・エイクが1434年に描いた夫妻像を。
どうぞゆっくり、細部に何が描かれているか眺めて下さいね。
これから一つづつ、その意味する所をご案内いたしますので。

大変に高価な衣装をまとった夫婦が左右に分かれて立ち、掌を重ね、
夫は右手を上げ、こちらに向かって挨拶をするか、または何か祝福を
与えるかのようにも見える様子で、

7-Van_Eyck_-_Arnolfini_Portrait.jpg

妻はジョヴァンニの最初の妻コスタンツァ・トゥレンタ・Coatanza Trenta.
夫と同じルッカの出身、2人は1426年に結婚し、
彼女はこの絵の描かれた前年1433年に亡くなっていますが、
絵の中では長い裳裾を重ねたのをお腹にあて、懐妊をほのめかした姿にも
見えますね。

夫は濃い色の簡素なチュニックを着用、上から柔らかいリス(マーモット)
の毛皮の如何にも高価なマントを羽織り、荘厳な儀式の時などに用いる
幅広の黒いフェルト帽を。

妻は当時フランドルで流行っていたゆったりとしたモードに身を包み、
それもアーミンの毛皮で縁取りされており、髪は入念に小さな角型に結い、
上からフリルで飾られた繊細なヴェールで覆い、
ネックレス、指輪、そして金の留め金のついたベルトを。

緑の色は当時肥沃、多産を表すものだったそうで、
でも彼女は子供を産む事なく、世を去っています。


2人のいる部屋には豪華な天蓋のついた赤い色のベッドがあり、
奥にはやはり赤い布のかかったどっしりとした椅子が。

ブルゴーニュ公の宮廷では、広間にもベッドがあって腰掛けたりもし、
また出産の女性の寝室にも祝福の為に客が通ったりしたそうですが、
この部屋は木の床張りで、そう広くもないのでやはり夫婦の寝室でしょうね。




2人の間に見える奥の壁の上部ですが、
7本の蝋燭立てを持つ真鍮の豪華なシャンデリアが下がり、
その内の夫側の1本のローソクには灯が灯り、右の妻側の一本は消えており、

8-1-Van_Eyck_-_Arnolfini_Portrait.jpg

その下に何か文字が描かれたのが見え、

その下には木製の絵の描かれた、絵はキリストの受難の場面で、
その木枠に入った凸鏡が部屋の内部を映しだし、
前面の2人の姿の間に、他の2人の人物が。

右の彫りのある木製の衝立かな、の支柱には小さな箒が下がり、
これは家事を示すそうで、

凸鏡の左には石英のロザーリオ、これは当時結婚祝いに
花婿に贈られたものだそうで、




これが壁に描かれた文字の部分。
「ヤン・ファン・エイク ここにありき。 1434年」と。

8-2-The_Arnolfini_Portrait,_détail_(6).jpg




これは彼の自画像と思われるもので、1433年作、赤いターバン姿で、
この事から凸鏡に映る奥の2人の内、左の赤いのが彼であろうと。

8-3-Portrait_of_a_Man_by_Jan_van_Eyck-.jpg

つまり夫婦の結婚を証言する、という意味合いで、2人の主人公と
向き合った姿で描かれたのではなかろうか、という推測がなされます。

ヤン・ファン・エイク(1390頃-1441)は当時やはりフィリップ善良公の
宮廷のお気に入りのお抱え絵師で、身分はもっと高かったようですし、
当然画料も高かった筈。

そういう画家に宗教画以外の家庭内の個人の肖像画を頼める、というのは
いかにアルノルフィーニが裕福な商人であったかもを示すものですね。


余談ですが、4年ほど前ロヴェレートに「アントネッロ・ダ・メッシーナ展」、
売り物は「受胎告知のマリア像」で、見に行きましたが、
ヤン・ファン・エイクの小品も何枚か来ており、失礼ながら私には
メッシーナが霞むほどに、ファン・エイクの凄さが感じられましたっけ。




こちらは夫の左奥の窓で、一番上のガラスには茶色、黄、赤、青の
着色ガラスが使われており、これは当時、到底一般の人間には
手の届かなかったものだそうで、

9-Van_Eyck_-_Arnolfini_Portrait - Copia (2).jpg

その下に細く開いた窓からは、サクランボが色づいて見える事から、
季節は春から初夏にかけて。





そして窓の前、テーブルの上にはオレンジが見えますが、これは北の国では
当時は大変に高価な果物で、アルノルフィーニの出身である
南国イタリアをもほのめかし、また北の国ではオレンジは「アダムのリンゴ」に
等しい意味を、つまり罪の果物、愛欲を示すものと。

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そして木靴2種。 これは夫の足元に見える質素な物で、底が汚れており、
外の世界に向いている事をも示し、

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こちらは奥の大きな椅子の足元、ベッドに近い位置にある妻の赤い、
飾りも付いた豪華なもので、床の上にはオリエントのカーペットも。

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所で、この木靴というかツッカケは、家の中で使用するものではなく、
当時は素材の高価な快適な靴を守るために、靴を履いた上に穿き、
これで外を歩いたのだそう。

というので、夫の木靴の底の汚れの意味が分かります。



そして妻の足元にいる小型犬、愛らしい顔立ちで、忠実さを示しますが、
また一方、当時にあっては家の中に愛玩犬を持つというのは、
身分と共に裕福さをも示すものなのだと。

13-Jan_van_Eyck_009.jpg

という様に、様々な調度、衣装、飾り物が象徴的に物語るもの、
そして絵が描かれた年は、最初の妻が亡くなった翌年の作である事、
季節が初夏を示すにもかかわらず、荘重で豪華な冬の衣装を纏った二人、
などなどから、

今迄も何名もの研究家が様々な見解を示している様子ですが、

やはり、これはアルノルフィーニが亡くなった妻を偲び、
宮廷画家に頼んで描いて貰った、愛妻に捧げる絵 ではないでしょうか?

7年ほどの結婚生活の後に、2人が望んだ子供も生まれないままに世を去った
妻との愛情を思い、それぞれの品に思いの籠る絵を注文したのでしょうね。
そう考えると、すべてのつじつまが合う様な気がします。

彼はその後1447年、50歳近くなって2度目の妻、やはりルッカ出身の女性と
再婚しますが、彼女も子を産まないままに亡くなった様子。

アルノルフィーニはいつかルッカに戻る事を夢見、家の手配も始めた様ですが、
故郷に戻ることなく、ブルージュでのイタリア人の商人、銀行家の
グループの中で50年以上を過ごし、1472年9月11日に没。



で、この「アルノルフィーニ夫妻図」は、その後どのようにして
ロンドンのナショナル・ギャラリーに収まったのか、ですが、

これはサイトで大変興味深い記事を見つけたのが最初の切っ掛けですので、
その記事をご案内いたしますね。

です。 英語版はこちらに。  

筆者はバーバラ・アタナサイデス・Barbara Athanassaidis, ギリシャの生まれ、
作家、旅行家という事で、現在はギリシャとローマの行き来の生活と。
メールのやり取りの内、自分のトスカーナ案内のeBookのアドレス
知らせてくれましたので、 
興味のある方ご覧下さいね。


という事で、第2部の始まりですが、

勿論夫妻像の絵は描かれた後、アルノルフィーニの私物で、ブルージュの
彼の家にあり、訪問客に公開された程度だったのでしょうが、

子供が無いままに亡くなった後、この絵はブルゴーニュ公の宮廷にお出入りの
スペインの外交官ドン・ディエーゴ・デ・ゲヴァーラ・Don Diego de Guevara,
インテリで繊細、当時のコスモポリタンであった彼が購入。

14-don_diego_guevara - Michael Sittow.jpg




そして亡くなる少し前、1516年頃、ドン・ディエゴは当時のネーデルランド総督
でもあったオーストリア大公女、フランス王シャルル8世の妻、
マルグリット・ドートリッシュに贈ります。

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彼女は私室の壁にかけ眺め、愛好していたようですが、




1530年に亡くなった後、彼女の姪であり、次のネーデルランド総督となった
マリア・フォン・エスターライヒ、ハンガリー王妃、ボヘミア王妃が相続を。

16-HabsburgMaria.jpg

彼女の父親はフィリップ美公で、母親はカスティーリア女王ファナと。
で、少しは繋がりが分かるでしょうか?
で、この絵はティツィアーノ作の様ですが・・!

彼女は馬に乗るのが好きな一方美術も愛好していたようですが、
彼女の兄であるカルロ5世が息子のフィリッポ2世に帝国を譲る事を決め、
スペインに戻る事にし、彼女にも一緒に戻るように勧めます。




で、彼女はコレクションの絵のどれをスペインに持って行くかを決めた中に
このアルノルフィーニ夫妻像も含まれ、
ガレー船での運搬中の湿気にも、北から南への天候の劇的な変化にもめげず、
無事にスペイン宮廷に到着。

17-Il Palazzo Reale di Madrid.jpg

が、マリーアは1558年に死去し、スペイン王フェリペ2世の財産になり、
続く年月をマドリッドの王宮に。


そしてナポレオンがスペインに侵攻占領、有名美術品は梱包され
パリに運ばれますが、アルノルフィーニ夫妻は残されたまま、宮殿の壁に。

そしてウェリントン将軍がスペイン解放にやって来て、1813年ボナパルトの
弟ジョセフ、スペイン王は小さな美術品をパリに持ち帰るべく出発しますが、

国境近くでウェリントンの軍隊と遭遇、戦闘に負け、ジョセフは騎乗で逃げ出し、
鞄も美術品の梱包も置いたまま!
勿論ウェリントンの軍隊が略奪し、アルノルフィーニ夫妻は有難いことに無傷で、
ジェームス・ヘイ大佐の手に、そしてロンドンに。


ジェームス・ヘイ大佐は絵をどうしたらよいのか見当がつかず、
知り合いを通し美術愛好で知られていた国王ジョージ4世に持ち込みますが、
当時古い時代のフランドル絵画はまだ評価されておらず、
国王も暫く壁にかけていたものの購入には至らず、再びジェームス・ヘイの手に。

こうして少数の人間のみが眺めたものの、徐々にフランドル絵画の愛好者も増え、
ヤン・ファン・エイクについての研究も進みだし、



暫く前に開いたロンドンのナショナル・ギャラリーが、フランドル絵画部門の
充実を図るために、1843年2月に購入を決定!

19-Thenationalgallery.jpg

20-The_National_Gallery_London;.jpg




購入金額は、ジョヴァンニ・ベッリーニ作の「総督レオナルド・ロレダン」と
同額の600ギニーだったと。

21-Giovanni_Bellini,_portrait_of_Doge_Leonardo_Loredan.jpg

それはまぁ、ベッリーニも素晴らしい画家ですが、このファン・エイクの
アルノルフィーニ夫妻像が同じ金額というのはですねぇ・・!
まぁ、当時の世間の評価はそんなものだった、という事なのでしょうね。




という事で、600年近くを経て、大きな損傷も受けず、海を渡ったり、
陸の長旅もしたりでしたが、無事にロンドンのナショナル・ギャラリーに
収まった「アルノルフィーニ夫婦像」

22-Van_Eyck_-_Arnolfini_Portrait - Copia.jpg

最初に書きましたように、私shinkaiめは始めこの絵の主人公の顔が
好みでない事から斜に見ておりましたが、はは、お許しを、

こうしてあれこれ調べ読んだ今となっては、とりわけ彼の亡き妻への愛情も
知り、大分見る目が違って来た事を白状しないといけませんですね、はい。

それになんとまぁ、ナショナル・ギャラリーの収蔵品の見事さ!
サイトを見て、これもある、あれもある、といささか、ムムム。

いつの日か、アルノルフィーニ夫妻にも、他の名品にも会える日が
shinkaiにもやって来ます様に!!

長いお付き合い、有難うございましたぁ!


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・ n.2 コルトーナ、 トスカーナの丘の町 きつい坂道の散策を


先回に続き、トスカーナはアレッツォの南約30㎞に位置する
山の中腹に開けたコルトーナの町、
せっせと、はぁはぁと、きつい坂道を上り下りしての散策をご覧下さいね。


城壁に沿って覗きこみ、見えた教会の丸屋根、
サンタ・マリーア・ヌオーヴァ・Santa Maria Nuova

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もう一度町の地図をどうぞ。

41-2-cortona map.JPG

上の教会の位置は載っていませんが、町の西側の城壁の上近く、
34にサンタ・マリーアの町の門がありますので、その番号の上辺りと。

という事で、どこをどのように通ったのかシカと覚えておりませんが、へへ、
あっちこっちとふらつきながら、とにかく坂の上の方に。




こんな光と影の面白い光景や、 小さな古い窓を眺め、

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ワンちゃんがゆっくりと影に移動する様子、はは。

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坂道はやはりこんな風に激しく・・!

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これは番号17のサン・フランチェスコ教会・San Francesco.
23年前に見た記憶がこれははっきり残っていまして、

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今回は扉も開いていたので内部を。

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建設は1245年ですが、内部は後に改装されていますね。




こちらは壁に残っていた以前の壁画の残り部分で、何かの改装の際に
見つかったものでしょうか。 
上の「聖母の戴冠」はすぐ分かりますが、下はマリーアの結婚式、
そして受胎告知のほんの一部で、いずれも14世紀の物と。

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下の中心広場に下る坂道、記憶にあり!ですが、
こちらは覚悟を決めて、ははは、上ります。

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かなりの高台に出て見はらすパノラマ、地平線ほぼ真っ直ぐ!

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遠く南東方向に見えるトラジメーノ湖・Trasimeno.
あの辺りは既にウンブリア州!

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以前のトスカーナのご案内

ウンブリア州のご案内




サイトか何かで見た古いサン・ニコロ教会・San Nicolòに行くつもりで、
せっせと坂道を上って来て、教会の前。

あれっ、確か入口の前には大き目の庇が張り出していたのに・・?
と思いつつ、

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入口が開いていたので中にも入ったのですがぁぁ、

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今回地図で確かめると、近くではあっても、サン・ニコロはもう少し
西側に入った場所だった様で・・! この教会の名も分かりませ~ん。




そこからまた坂道、石段を上り、

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出会ったのが、こちらサン・クリストフォロ教会・San Cristoforo.
番号28. 教会というよりも礼拝堂に近い様子の小さな教会で、
建設は1192年ですが、火事により16世紀に修復改修と。

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横から眺める傾斜!
鐘楼はロマネスク様式ですが、16世紀の物と。

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内部の古い素朴なフレスコ画。 祭壇のアーチが素敵でしょう?!

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ですが教会の名前にある、サン・クリストフォロの姿は見つからず・・。



まだ上に続く道はあり、案内板も出ていましたが、
shinkaiはこの辺りで引き返します。

下りの坂道で見る、水捌けの為の穴。

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サン・クリストフォロ教会の傾斜もかなりでしたが、はは、
この家も凄いでしょう?! 右に見える駐車した車の傾き具合!!

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下り道はこんな様子! 屋根越しに下の平野の地平線!!

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古い家の壁の窓、そして小さな祠の聖母子像。

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訪問したのは9月上旬でしたが、既に季節を知らせる蔦の葉の色。

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ゆっくりと坂道を下りながら振り返る傾斜具合。 雨の日は怖そう・・。

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横道から見える、かなり大きなお屋敷もこんな様子。

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かなり下って来ての横道、レストランの前だったかの飾り、
ピクニック用品ですねぇ。

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中心のレプッブリカ広場のすぐ近く、大きな立派な噴水跡と。

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近くでジェラートをなめる親子、お洒落で綺麗なマンマ。

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広場の、コムーネ宮の前にあるテラスに上り、

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見下ろすコムーネ宮と、石段で休む人々。

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やはり皆さん、日陰の席で一服していますが、

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この猫ちゃんは日陰のカフェの椅子の上で、ね。

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コムーネ宮の石段の横から入って来ての広場で、

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この横の階段を上って行って覗きこみましたら、結婚式の最中で、

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暫く下の広場で待つうちに、結婚式を挙げたカップルが出て来て、

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という、コルトーナの散策の様子でしたが、

最後はサイトで見つけた、町の下の平野を一面に埋める雲海を!

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そして、雪景色。  こんな雪の日、町の上に住む人は・・??!!

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というコルトーナのご案内でした。
お出かけは、良い季節に、歩きやすい靴でどうぞ!


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・ n.1 コルトーナ、 トスカーナの丘の町 きつい坂道の散歩


トスカーナはアレッツォの南、丘の中腹に位置する小さな町
コルトーナ・Cortona のご案内を2回に分けてご覧頂きますね。

この町に行ったのは2度目、と言っても4年前の秋口。
その前に行ったのがそれよりも23年前!で、
その間にコルトーナの町を背景にした映画「トスカーナの休日」
のヒットもあり、小さな町の中は観光客で溢れておりました。

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友人のmkちゃんとの2人旅で、前泊のモデナの民宿より
アッペニン峠を越えお昼前に高速を降り、平野の中を町に向かうと、
遥か前方の山の中腹に広がる町が見え、わっ、あれだよ!

この山は、何という名かな、標高600mあるらしいのですが、
コルトーナの町は海抜494mと。
この494mというのが、町の下の高さか、中心か、それとも
一番高い位置なのか、気になる所ですねぇ! ははは。




蛇行する山道を辿りつつ、途中で見た素晴らしい教会の姿に
車を止め、
サンタ・マリーア・デッレ・グラーツィア・S.M.delle Grazia教会

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この辺りから見上げる町の姿。 余りにも急な傾斜でこんな感じ!

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町の城壁に沿って西側をずっと上まで駐車場探しをしつつ上りますが、
到底止めることが出来ず、諦めかけた所で出会った婦人警官に尋ねると、
町の一番下の駐車場がOKかも、という事で戻り、

このサント・スピリト教会のある横の駐車場にやっと!

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コルトーナはどこにあるか、ですが、我らは車でしたが、電車ですと
フィレンツェからアレッツォ迄行き、そこからバス便がある様子。

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昔コルトーナを2度尋ねた時は、コルトーナの下にある
コルトーナ・カムチーア・Cortona-Camuciaという駅まで電車で、
そこからバスかタクシーで、でしたが、どちらが便利かな・・?




駐車場辺りから見る坂下の町、そして遥か南東の方角に見える
トラジメーノ湖。
そう、この町は殆どウンブリア州に近い、トスカーナの南東部に。

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駐車場から町の中心に行く道は、こんな坂道で・・!!

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漸くに中心のレプッブリカ広場に至るヴィア・ナツィオナーレ・
Via Nazionaleに出て、中心に向かいますが、

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脇に開く道は、右側はすべて上り階段、左側は下り坂!!

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古い建物の入口扉。 車の車輪止めみたいなのが見え、射しこむ陽。

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漸くに道の先に特徴ある石段の市役所・パラッツォ・コムーナーレが見え、

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コムーネ前のレプッブリカ広場・Piazza Repubblicaと.

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現在のコルトーナ市役所となっているこの建物は、12世紀頃に
ローマ期のフォロ・ロマーノの遺跡後に建設されたものなんだそうで、
当初は多分石段の上に広い一つの部屋だけであっただろうと。

そして15世紀になり、今建物の真ん中下を抜けるヴィア・ローマの方に
拡張され、時計塔も建設されたと。
そうですね、確かに左半分と、2階以上の窓の形が違っていて納得です。

で、現在見るのは、19世紀の終わりに修復されたものだそう。




レプッブリカ広場の眺め、角の古い建物と、その左側のテラスの様子を。

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コルトーナの町はこの丘というか、山の高い位置からも想像出来る様に、
元々の起こりはエトルリア人の町で、紀元前8~7世紀と言い、
町の周囲にも遺跡の発掘があるようですが、

ここはパラッツォ・カザーリ・Palazzo Casaliの内庭と、壁。
ここにエトルスクとコルトーナの町の博物館があるそうですが、見学はせず・・。

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町の地図をどうぞ。 今回写真でご覧頂ける場所は印を。
中寄りの下辺りに広い駐車場があり、
19.サント・スピリト教会
8.レプッブリカ広場と、コムーネの建物
2.聖堂サンタ・マリーア・アッスンタ
1.ディオチェザーノ博物館
その下に付けた印は、イアンネッリ(ジャンネッリ)小路
17.サン・フランチェスコ教会
28.サン・クリストフォロ教会

19-2-cortona map.JPG




という事で、広場から市役所の脇を抜け、少し下って行くと
町で一番重要な教会、聖堂サンタ・マリーア・アッスンタの前に。

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元々は11世紀に建設が始まったロマネスク様式なのが分かりますが、
15世紀の中ごろに内部の改修がされ、
右に見えるロッジャが16世紀の末に造られ、鐘楼もその時代に出来た様子、
と言いつつ、鐘楼の見える写真がありませんで・・! 次回に。



そして、こちらが内部。

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聖堂前の広場の向かい側にあるディオチェザーノ博物館ですが、
この町生まれの画家ルーカ・シニョレッリ・Luca Signorelli
(1450頃–1523) のかなりの作品と、

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フラ・アンジェリコの素晴らしい「受胎告知」があり、感激の再会!
23年前にはこれを見るのに2回もこの町にやって来たのでした。

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こちらは同じくフラ・アンジェリコの祭壇画。

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広場から見下ろす町の西側の平野。

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通りの古いどっしりの建物の壁、窓を見ながら、

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shinkaiはサイトで見た古い家並の通りを探し歩きますが見つからず、

その代わりに見つけた、車の屋根の上で寝る猫ちゃん。

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そろそろと手を出してお腹をさすっても薄目を開けるのみで、

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漸くに、にゃ~に、シニョーラ?

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古い家並を探しつつうろつき、近くのホテルの受付にまで尋ねに入り、
ははは、駐車場を教えてくれた婦人警官にも再会しつつ、
余りにも近すぎて皆さん勘が狂い、気が付かなかった様で、
やっと教えて貰った、
イアンネッリ(ジャンネッリ)小路・Vicolo Iannelliの、この古い家並!!

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中世そのままのこんな古い家並が残っている、改修して住んでおられる、
というのに、ただただ脱帽!
・・内部が見れたらねぇ!!




これなども、もともとは教会の建物だったのでしょうか?!

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地図を見ても、ストリート・ヴューでもすべての道が見れずで、
どこをどう通ったというのが思い出せませんが、

とにかく、どの道もどの道も坂道で、古い建物が続くきます!

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はぁはぁと坂道を上りながら草臥れましたけど、
本当に良いお天気の日で、改めて写真を整理した今回、
これは良いなぁ、描きたいなぁ、というのが幾枚か見つかった
旅の良い一日でしたぁ。




町の古い城壁に開いていた門の一つで、

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こんな風に城壁に沿ってずっと隙間なく駐車されていて、
我らはすごすご退散した、ははは、コルトーナの駐車状況。

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という所で、コルトーナのその1を終え、
次回も宜しくお願い致しま~す!


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