・ n.2 メディチ家の 世界遺産 ボーボリ庭園と、ブログお休みのお知らせ

トスカーナのメディチ家の12のヴィッラと、2つの庭園が2013年に世界遺産に
指定されているので、少しでも観光のお役に立つかと、自分の為にも、
興味の湧く所からご案内をしていますが、はは、
 
先回のポッジョ・ア・カイアーノのヴィッラに続き、今回はフィレンツェの中心、
アルノ河向こうのピッティ宮殿の背後に広がる広大なボーボリ庭園・
Giardino di Boboliを。

ピッティ宮・Palazzo Pittiには一度膨大な絵画コレクションを見に行った
事があり、はぁ、既に10年前になるのにも気が付きましたが、

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その時にこの「アンマンナーティの内庭・Cortile dell’Ammannati」を通り、

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正面上に見える噴水が、今回調べていて「カルチョーフィの泉・Fontana del
Carciofo」と知り、



こちらがピッティ宮の中から撮ったと思う「カルチョーフィの泉」と、
その奥に広がるボーボリ庭園の眺めで、

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内庭から見上げたピッティ宮の内部

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そして内庭からボーボリ庭園に行くための階段で、

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階段、石段が嫌い、暑い時に庭園の坂道を上るのも苦手、見るべきものが
多すぎるフィレンツェの街ではゆっくり庭園めぐりをしておれない、等などから、
この石段前で退散したのでしたが、へへ、



これは左手奥に見えた「大洞窟、ブオナタレンティの洞窟・Grotta Grande・
La Grotta del Buonatalenti」の入り口。

6-DSC_0313_01_GF.jpg

という様な事で、庭園に入る前のほんの序奏から見て頂きましたが、
今回参考にしたサイトは  「Il Giardino di Boboli」.

ですが、写真の色が余り良くない事や、あれこれ読んでいて疑問になった事を
調べたりで、新たに見つけた写真も集めてご覧頂きますね。


ボーボリ庭園は単なる庭園ではなく、フィレンツェの街の歴史を物語るものでもあり、
街の中心にある緑の肺・緑地帯であり、
トキワガシの古い大樹、、彫像、泉、ヒンヤリと心身を爽やかにする場所が
ピッティ宮の背後に広がる、青空の下の博物館であり、四季ぞれぞれの趣を呈する。

このボーボリ庭園のオリジナルの案は、ヨーロッパのたくさんの王宮庭園から、
とりわけヴェルサイユ宮殿の庭からインスピレーションを受けたもので、
実現は15世紀から始まり4世紀間、1900年台にまで及ぶもの。

土地は1549年にエレオノーラ・ダ・トレード・Eleonora da Toledo、
トスカーナ大公国の初代コジモ1世の妻によって、ルーカ・ピッティ・Luca Pitti
から購入されたもので、

ボーボリ庭園の名の謂れは、それ以前のボルゴーロ家・Borgoloがこの一帯の農園、
庭園の持ち主であった事からの由来の様子。

で、ニッコロ・トゥリボーロ・Niccolò Triboloの設計で始まったものが、彼の早い死で、
1550年の後は、ヴァザーリ・Vasari、そしてfランチェスコ1世の下でアンマンナーティ・
内庭に名の残る、奇想天外なブオンタレンティ・大洞窟を作った、の名が上がります。

で、それぞれに有名で、またお好みの場所があると思いますが、ここでは一応主要な
アンフィテアトロ・Anfiteatro、ヴィットローネ・Vittolone、
プラート・デイ・カヴァリエーレ・Prato dei Cavaliere、コーフィハウスの緑の塔・
verde torre della Koffeehouse、グロッタ・グランデ・Grotta Grande
のご案内を。

じっくり見て回ると、優に3時間は掛かるそうですので! 行程をお考えにね。



という事で、まず図面をどうぞ。
1. ピッティ宮・Palazo Pitti
2. ピッティ宮南館・Palazzina della Meridiana
3. アンマンナーティの内庭・Cortile dell'Ammannati

7-Giardino-di-Boboli-Mappa-1024x438 - Copia.jpg

4. バッコ広場・Piazzale del Bacco
5. ブオンタレンティの洞窟・大洞窟・Grotta del Buontalenti
6. マダーマの小洞窟・Grotticina di Madama
7. アンフィテアトーロ・Anfiteatro
8. コーフィハウス・Kaffeehaus
9. ネプチューンの泉・Fontana del Nettuno
10. カヴァリエーリの庭園・Giardino dei Cavarieri
11. 陶器博物館・Museo delle Porcellane
12. ヴィオットローネ・Viottolone
13. アンナレーナの洞窟・Grotta di Annalena
14. リモナイア・Limonaia
15. 林とモスタッチーニの泉・Ragnaie e fontana dei Mostaccini
16. 島の池・Vasca dell'Isola
17. 円柱の草原・Prato delle Colonne

図に見えるA B C D は、各入口



まずアンマンナーティの内庭の上に見える、石段を上った所のカルチョーフィの泉を。
八角形の泉とその中心に噴水があり、その手前に見えるのがそうだと思うのですが、
王冠の形になった青銅の百合の花、と。

8-fontana-del-carciofo-da-moderna.jpg

どうも百合の花には見えませんが、ははは、フィレンツェ人の辛辣な悪口を浴び、
百合の花ならず、カルチョフィ・アーティチョークの泉と呼ばれるそうで、ははは。



噴水の中心で、こちらは良いですよね?!

9-fontana-del-carciofoOK.jpg



そしてここから開ける、7.アンフィテアトロ・円形劇場。 実際は競馬場の一部と。 

10-Giardini-di-Boboli.jpg

かってピッティ宮の後ろは採石場で、ヴェッキオ宮建設にも使われた強固な石・
ピエトラ・フォルテの採石場だったんだそうで。

そして中心に見える巨大なオベリスクは、エジプトのルクソールから1789年に
運ばれてきて、ここに据えられたものと。



アンフィテアトロから坂を上った頂上にあるのが、これ、9.ネプチューンの泉。
手には三叉の鉾ですが、フィレンツェ人に言わすと、フォーク、なんですと、ははは。

11-Boboli,_fontana_del_tritone,_stoldo_lorenzi_03.jpg

左手上に見えるのは、



この女性像「豊かさ・アッボンダンツァ」と名付けられ、フランチェスコ1世・
トスカーナ大公2代目の妻、ハプスブルグ家からお輿入れのジョヴァンナ・ダウストリアを
モデルにしたジャンボローニャ・Giambolognaの作が、庭園を見下ろします。

12-l'Abbondanza_(1636)_di_Pietro_Tacca,_(Giovanna_d'Austria)_02.jpg

が他で読んだ所によると、彼女は痩せっぽっちで、フランチェスコは彼女が好きで
なかったそうで、それを「豊かさ」に表現する、このヨイショの精神、ははは。



で、彼女の位置辺りから見下ろす、庭園とピッティ宮の眺め。

13-veduta-pitti-1080x675.jpg



で、図に従い、この上にある 10.カヴァリエーリの庭園に。
1529年ミケランジェロが設計した古い稜保の場所に設置されているのがこの庭園で、
ボーボリ庭園の中でも一番高い位置の1つで、南方に向けての眺望が広がる場所。

14-1-41a516b784a99df4473a3929073346f9.jpg

この庭園の下に貯水池があり、鱒の池、とも呼ばれますが、ボーボリ庭園全体への
貯水池で、当時としては先進的な設備が備えられていたそう。



さて図の右側の真ん中を貫く、12.ヴィットローネと呼ばれる道。 ピッティ宮より
南にある、街の城壁のローマ門・Porta Romanaに続く下り坂の道。

14-2-boboli-viottolone.jpg

両脇にはトキワガシの木が生い茂り、中に入り込み涼しい場所でお喋りしたり、
本を読んだり、かっては宮廷の貴婦人や音楽家たちとね。



糸杉の立ち並ぶ道を行くと、16.島・oasi dell'Isolottoと呼ばれる、
周囲を水に囲まれた島があり、半身が見えるのはペルセウスが軍馬に跨り、
後に彼の妻となったアンドロメダを救出に行く所と。

15-1-giardino-boboli-isolotto 00003.jpg



真ん中には「大洋の泉・fontana dell'Oceano」ジャンボローニャ作、があり、
周囲を取り巻く3像はガンジス河、ナイル河、そしてユーフラティスと、大河の寓意像。

15-2-Fontana_Boboli_isolotto 1.jpg



そしてアンフィテアトロの左上、8.のコーヒーハウス。  メディチ家の跡を継いだ
ロレーナ家の遺した18世紀の緑色の塔と建物で、庭園散歩で美味しいカフェを、の
珠玉の建物と。

17-Giardino-di-Boboli-Kafeehaus.jpg

18-boboli-kaffehaus-2.jpg

2013年に漸くに長年の修復が済み、一般公開される様になったそうで、フレスコ画
装飾の部屋は一見に値すると。  同時代に、14.リモナイヤ・レモンの温室と、
2.の南館の、現在衣装館となっている部分の建設もと。



最後は 5.ブオンタレンティの大洞窟を。 ここは内部、外部供に鍾乳石と、
凝固物で作り上げられ、当時は独創的な水遊びの出来る装備で、

21-boboli-11.jpg

入り込んだ光で、というのは写真を見て納得したのですが、天井に近い部分に穴が開き、
そこから光がほんのり射しこむ様になっていて、水槽には様々な種類の魚が泳いでいて、
多分水が揺らぎ、それに光が反射し、雰囲気溢れた洞窟内だったのだろうと・・!

そしてこの内部は3つの部屋に分かれていて、最初の部屋は上の写真の物で、
内部の壁はフレスコ画で装飾され、周囲には動物たちが群がりというイメージで、、



壁に埋め込まれた像はミケランジェロの「奴隷たち」で、アッカデミア美術館に
移される前はここにあったのだそうで、現在のはコピー作と。

22-Grotta-del-Buontalenti-Giardino-di-Boboli-Firenze-Italia.-.jpg

そして真ん中奥に見えるのが第2の部屋で、パリスとヘレネ像。 
つまりトロイの王子であるパリスが、スバルタ王の妃ヘレネを誘惑した事が
トロイ戦争勃発の元となったという・・。



そして第3の部屋、一番奥の隠れた部屋で、ヴィーナスの水浴の姿!

23-IMG20120525144746787_900_700.jpg

この写真で、表の部屋からの様子と、壁に描かれた植物のカーテン、そして
光の入り方が分かるかと思ってこの写真を選んだのでしたが、
水盤に手をかけ、盗み見る姿もあり、ははは。

つまりこれらの主題の選び方は全く偶然ではなく、2代目のトスカーナ大公
フランチェスコ1世の秘密の逢瀬の為に、暗示と納得を生じさせる為の物と、はい。

フランチェスコの興味は錬金術と、愛人、後に妻となったビアンカ・カッペッロのみ、
と読みましたが、他にもグラマーな貴婦人たちをあれこれ、だったのかもですねぇ。



もし夏の酷暑にフィレンツェにお出かけの時は、芸術、お話、涼味を提供できる
場所はボーボリ以外他には無く、ロマンティックなトキワガシの林の中に秘密の場所を
見つけたり、コーヒーハウスで本を読んだり、休憩も。


そして庭園散策の最後には、大理石の亀の背中に跨った「ナーノ・モルガンテ・
Nano Morgante」像に、「チャオ!」の挨拶と、記念の写真1枚をお忘れなく!

24-Fontana-del-Bacchino-1024x683.jpg

ナーノ・モルガンテ・いわば偉大な小人、とでも、実在した人物で、16世紀中頃の
トスカーナ大公コジモ1世の、ピッティ宮宮廷にいた5人の小人の内で一番有名で
人気のあった人物なのだそう。

では皆さま、ブオーナ・パッセッジャータ!・良いご散策を!


入場料: ピッティ宮、11の陶器博物館、バルディーニ庭園・ボーボリ庭園の東、
     アルノ河沿いにある、と共通で、

     3月1日~10月31日 10エウロ、 割引5エウロ
     11月1日~2月末 6エウロ  割引3エウロ

     月の最初の日曜は、無料!
     年間切符25エウロ 最初の入場から365日間有効

時間: 毎日8時15分から  
     閉時: 3月と10月 17時半  4月5月、9月10月 18時半
         6月~8月 19時半   11月~2月 16時半
     閉館: 月の第1と、最後の月曜、  元旦、 クリスマス

という事で、ボーボリ庭園のご案内をお終いに。 
あれこれ読みながら、大いに興味が沸いたshinkaiです。 次のチャンスには!


そして、今回のブログを最後に、9月はお休みをさせて頂きま~す
また10月1日に! よろしくお願い致しま~~す!!


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記録庫ブログには、 ロンバルディーア州に 3記事 と
      新しく トリエステとその周辺に 3記事 を
アップしています。

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