・ テッラチーナ ・ ローマ期の遺跡と香りが色濃く残る街 n.2


  テッラチーナの旧市街、ご案内その2をどうぞ!


  さて聖堂内部を。 左の説教壇にご注目を。 
  と祭壇部分

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  ここの説教壇のコズマ式装飾が素晴らしく!!
  が、暗くてshinkaiの写真はピンぼけが多く・・、とほほ。

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  説教壇を支える者たち! 素敵ぃ!

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  古い起源の町ですから、残っていた遺跡群の中から
  リサイクル出来る物は皆再利用した様子でして、はい、
  これらライオン像もそうなのではないかと・・。

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  床のコズマ式装飾がまた素晴らしく!!

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  これは柱に残っていたもので、
  全盛期には柱にもすべてこれらの装飾が、多分!!

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  コズマ式装飾の素晴らしいのには、

  サレルノの聖堂でも出会い、

  アマルフィの聖堂でも
  http://italiashio.exblog.jp/15410032      
       




  さて聖堂から出まして、
  かってのローマ期のフォーロ広場の敷石

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  広場の東南側の端、3段の高台にも円柱が並ぶ部分が有り、
  ここも爆撃の跡から日の目を見たローマ期の遺跡部分で、
  その右奥に見えるのは、中世の塔の跡と。

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  何度か爆撃の跡から見つかった、明らかになった遺跡、
  と出てきますが、
  爆撃がなければ未だに立て込む家々に埋まり、、
  多分このあたりにある筈、というだけで見れなかった訳で、へへ、
  こういうのは、喜んでも良いですよね?!





  その前に見えているこれが、元のアッピア街道の敷石

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  ローマからテッラチーナまで約一直線に繋がる
  アッピア街道が建設されたのが、
  紀元前1世紀の末から紀元後1世紀の初めで、

  このテッラチーナから斜め東南にイタリア半島を横切り、
  アドリア海沿岸南のブリンディシまで連絡していた、
  いわばローマ帝国の大幹線道路だったわけですね。

  この古いアッピア街道は中世には廃れたのだそうですが、
  後に干拓事業がされ、16世紀頃から徐々に旧アッピア街道
  に沿って拡張工事が進み、
  

  いやぁ、それにしても、この地で
  こんなにしっかりした形で残るアッピア街道を見れるとは!

  フォーロ、かってのローマ期の市民広場、集会場であった
  フォーロの中を通り、大神殿横のアーチを潜り抜け、町を走り、
  通り抜けていったローマ期の軍勢、人々。
  そんな姿が彷彿とするアッピア街道の一大拠点が思い浮かびましたし、

  かなりの遺跡跡、美しい壁も見れ、
  テッラチーナの町を新しく知り、見直した事でした!!





  このアーチはかって4つあったそうですが、
  実はどの部分で見たのか記憶に残っておらず・・!
  市のサイトにはArco Onorario Via Appia
  アッピア街道の名誉門とあり、他のサイトの説明では、
  アッピア街道はこのアーチの下を通ってここから坂道を上る
  とあるので、

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  写真番号からも、中心広場から出ての下り道にあったのかも・・。





  上のアーチの脇に咲き誇るブーゲンビリアの赤い花。 
  やはりここは南国!

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  さて、聖堂の眺めにも別れを告げ

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  我らは坂道を下り、バスとの集合場所に向いますが、
  旧市街のある高さがお分かりでしょうか? 
  海がこんな風に見えるのです!

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  かなりの道のりの坂道をせっせと歩きながら、
  こんな街頭も眺めつつ、

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  車の陰で涼む猫ちゃんも撮り。 
  この隣に顔がクチャクチャのライオン像もあり・・。

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  トドみたいな、ははは、ライオン像も見かけ、
  サイトで同じライオン君の写真を見つけましたが、
  アルビーノ門の葬式のライオンと!
  ははぁ、どこかの墓所から持ってきたのでしょうね、きっと。

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  遂に坂道を下り、やはりまっすぐな松並木の道を見ながら、
  我らは右に曲がり、

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  暫く下の街の、こんなオレンジの並木道を歩き、
  バスとの待ち合わせ場所に。
       
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  そしてテッラチーナと、南ラツィオの街々と別れを告げ、
  一路ヴェネトの家に戻ったのでした。

  テッラチーナのご案内、お楽しみ頂けましたように!
  長いお付き合い、有難うございました。


  この時の旅行で訪れたガエータの街のご案内もまだで・・、
  は~い、頑張って写真整理もしませんと。



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