修道院のご案内を続けます、 その2をどうぞ!
鐘楼部分。 かって鐘楼は古い教会とは離れていたのが、
増設建築にあたり、現在は教会本体に食い込んだ形に。

鐘楼と教会の脇堺にいる動物、牛かな?

1階部分は窓なしで、2階と3階には窓が一つですが、
3階の方が大きく、そして4階の窓は2つ窓。
重量を減らす意味があったそう。

鐘楼のアーチ部から見つめる動物。

鐘楼の角から後陣部に。

鐘楼の東向きの壁に碑がはめ込まれているのにご注目を。
上部にはこの稚拙な聖母子像と天使、左には動物が上下に2頭。

右には翼と角を持った動物、しっぽの先が2つに分かれ・・!
右の壁に見えるのは、頭が欠けたライオン像。

鐘楼と後陣の境にいるライオン像。
頭部が欠け残念ですが、見事なたてがみを持ち、ごつい手!

後陣の外に張り出す礼拝堂部分。 内部に祭壇がある礼拝堂は
後陣から3つ張り出し、屋根の庇支えの動物と柄がそれぞれ見事!
最初の張り出し部の右から左へ。


後陣の窓、隙間に咲く花。 サルビア種? 金魚草?

背後からの姿、鐘楼と内陣の高い部分と後陣。
そして左に、古い教会部の名残部分。

ここは以前来た時見られなかった古い時代の教会部分ですが、
9世紀カロリンガ期、後陣の張り出しの古い石組がなんとも良い趣!


庇の下にも、稚拙ながら何かの柄があったのが見て取れますね。
後陣の真ん中と左の、礼拝堂張り出し部分の庇の下の柄。



長~い舌を出したあっかんべーが2か所あり、これが大好き!!
後陣の上部の窓。
ここから、あのなんとも印象的な光が入るのですね。

南側からの眺めと、

鐘楼上部に見えた、鐘2つ!
見る迄は、鐘楼には鐘がないのかと思っていましたが、あったぁ~!
これも、アーケード式鐘楼というのでしょうか?

東にかけて広がる眺め。
上の写真の右中に見える道をやって来たのでした。


赤いヒナゲシもいくつか咲いていたのですが、金網があって。

突如と響く大型バイクの爆音!
こういうのはまるでこの場所に似合わないと思うのですが、
しばらく後、また立ち去って行きました、やれやれ。

道脇の花を眺めながら、


漸くに射してきた陽に映える修道院を眺めながら、戻ります。

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モンタルチーノからのバス便が、やはり見つかりません。
◆ 追記
ブオンコンヴェントからモンタルチーノにバスがあり、
モンタルチーノからカステルヌオーヴォ・アバーテ迄も連絡がある様子。
詳しくは、moovit というサイトで、出発場所を打ち込むと、
その都度の詳しい時間が分かります。
moovit
と、シエナからの半日ツァー、モンタルチーノの町と
サンタンティモ修道院訪問、ワインの試飲込みで38エウロ
というのが見つかりました。
イタリア語のみのサイトですが、お試しになりたい方こちらから。
と、今まで修道院に住み祈りの生活と共に管理人でもあったフランス人
修道僧たちが、36年間の共同生活体の後、南フランスはアヴィニョン
近くの修道院に戻る、という2015年のニュースを見つけました。
詳しい原因が出ませんが、どうやらイタリアの文化財保護管理事務所
との関係、フランス側の母体派の問題もあるようで、
2015年11月に立ち去り、
というのでその後の経過を探しましたら、
その後はモンテ・オリヴェート・マッジョーレのベネデッティーノ派修道院
が引き継ぐ事になり、2016年1月から2人の僧侶が移殖すると。
我ら凡人から見ると、平穏な祈りの生活に明け暮れているように
思われる修道院生活、僧侶たちの日常ですが、
今回はこんなニュースを見つけフ~ムと思い、
まぁ、後継ぎが見つかって良かった、と思った事でした。
という事で、これから行かれても大丈夫、
修道院は12世紀間の歴史を紡ぎ続けて行く事でしょう。
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