コンタリーニ家のカタツムリ階段からの眺め、その2をどうぞ!
昨年暮、リアルト橋南横の元ドイツ商館テラスからの眺めを楽しみ、
今思い出し比べてみると、サン・マルコの鐘楼、聖堂なども
建物の屋根越しに見える高さはほぼ同じ様子ですが、
こちらは大運河の眺めが見えない代わりに、サン・マルコにぐんと近く、
聖堂、鐘楼の眺めがこんな様子に。
鐘楼を、グングングンとアップしますと、
ほらね、展望台に上っている人々も、
塔の頂上、百合の花を持つ大天使ガブリエレも。
この像は風見になっていて、クルクルと回ります。
漸くに、少し薄日が射してきて、
聖堂の正面、入口一番上のサン・マルコ像、その下のライオンも見え、
左には、時計塔の上のムーア人2人も!
そして、鐘楼の右横に(左横にも)、ドゥカーレ宮の壁まで見え!
南側の壁真ん中の、裁きの女神像も!!
パラッツォ・ドゥカーレ宮のご案内 1~4は
少し離れて、写真の中では右に、
運河越しの、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の鐘楼の上も!
展望台にも陽が射し、お日様に当たると本当に暖かく!
でも雲が多く、またすぐ隠れたり・・。
南には、サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂の大クーポラ!
西には、サント・ステーファノ教会の傾いた鐘楼!
う~ん、だいぶ傾いていますねぇ・・。
鐘楼が傾くのは何もピサの斜塔のみではありませんで、
この近くではブラーノ島の教会鐘楼もかなり傾いていますし、
・・我が隣村のオリアーノの鐘楼も少しね。
こちらにサント・ステーファノ教会、鐘楼について。
ああ、もうちょっと早く陽が射してくれたら良かったのになぁ、
と思いつつ下り、
ヴェネツィア共和国の旗を出しているお家の窓を眺め、
3階まで下った所で、奥の本館側の扉が開いており、覗くと
展示会場で、 展示は見たものの、はぁ、私のタイプではなく、ははは、
これは壁にあった古いフレスコ画。
細長い部屋の奥に、ドゥカーレ宮のマッジョール・コンシーリオ大広間
にあるティントレット作の大壁画「天国」 世界一大きな油彩壁画
22mx7,5m 1558~1592年の、下絵なんだそう。
下の写真は少し明るめにしましたが、とにかく彼の絵は余りにも暗くて、
ゴテゴテで、いくら素晴らしい絵であると聞いても読んでも、
注意して見た事がありませんで・・、失礼を。
ここで漸く、階段の塔と、こちら本館とを繋ぐ構造に目が行き、はは、
ちょうど説明文の掲示もあったのも写して置き、読みましたら、
階段構造の真ん中を一直線に通るのは、イーストゥリア・Istriaの石、
26mの1本の石なんだそうで、
これに階段の踏み石がはめ込まれ、鉛で固定されていると。
はい、周囲の景色にのみ気が取られ、所々で、
うん、鋲で留めている、とは思ったのですが、確かに。
4階部分で天井の木組みの写真の右側に見えるのが、
円柱の一番上部で、ここでは飾りが施され、細くなっておりました。
そしてここにのみ残っていたフレスコ画なのですが、
最初は階段内外側にも、全部フレスコ画の装飾があったと!
とすると、大いに人目を惹き評判をとり、庶民の話のタネにもなり、
即、あのカタツムリ階段のコンタリーニ、となったのでしょう!
前庭に置かれている井桁のコレクション。
私の好きな細かい柄の井桁と、
あの入り口の細い小路の女性を撮った写真をどこかに載せたはず、
と探し回り、ははは、やっと見つけました。
お暇な方、どうぞ!
これが階段部分の一番下、1階部分。
階段の中心円柱は、下の白い円柱の上から始まっているのが見えます。
という事で、ヴェネツィアの新名所、
コンタリーニ・デル・ボーヴォロのカタツムリ階段のご案内でした。
開館は今年1年間という事ですので、
今年ヴェネツィアにお出かけの方、高上りがお好きの方、是非どうぞ!
リアルト橋横の元ドイツ商館のテラスは無料ですが、
こちらはも少し近くからサン・マルコ聖堂や、デッラ・サルーテも見えます。
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