・ 南ティロルの風景と、小さな町ナトゥールノ  n.1



  今日ご覧頂くのは先週出かけてきた南ティロル、
  メラーノから西にヴァル・ヴェノスタ・Val Venostaを1時間ほど行った
  グロレンツァ・Glorenzaの町から、
  宿を取ったナトゥールノ・Naturnoの町に向かっての山と村の景色、
  そして翌朝のナトゥールノの町の様子と、メラーノに向かっての道筋の風景です。

  上はグロレンツァの町を出てすぐの、平地から見える南の連山の眺めで、
  雪が真っ白に輝くのに、皆が見惚れたのでした!

  夏山スキーが出来るゲレンデが幾つもある、というのも大いに納得!

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  地図をどうぞ。
  左に見えるグレーの線がスイスとイタリアの国境線で、
  メラーノからカステル・コイラ・Castel Coiraの古城と、
  グロレンツァの町見学に。

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  谷の南側に高山が連なる様子もお分かりと思いますが、
  ヴェローナに流れ下るアディジェ河・Adigeはこの谷が水源なのですね。

  「イタリアで一番美しい村々」に登録されているグロレンツァと、
  千年近い歴史を持ち、未だに個人所有のカステル・コイラのご案内も
  いずれ頑張って・・!
       
  メラーノの北に見えるティローロ・Tirolo・ティロルは、
  今我々がティロル(地方)と呼ぶ語源となったティロル伯爵が、
  中世にここに城を持ち、一帯を領有していた事に端を発します。





   ヴァル・ヴェノスタの西の端にあるグロッレンツァから徐々に下りつつ、
  行きは北側の眺めを、この戻りは南の眺めをわぁ~お!と感嘆して眺め、

  山の麓に小さな集落が広がり、そこには必ず鐘楼が見える教会があり、
  山の中腹には森を切り開いての草地と農家が点在し・・。
  山の中腹に孤立して生きる彼らの生活はどんなだろう、と考えます。

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  たぶん放置された古い教会跡。

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  すでに午後6時過ぎで、かなり陽が西に傾き、山の影が高く濃く、
  そして集落から離れ山腹に点在する農家。

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  道路工事中の臨時の信号機で停車した時の、道脇のリンゴ畑。
  畑は殆どリンゴ畑、または梨とか杏子だそうですが、
  リンゴの木も日本のとは違い、畝を作って並びます。

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  道中あちこちで盛んにスプリンクラーでの散水が目につきましたが、
  翌日のガイドさんの説明によると、単純に水やりの為のみでなく、
  スプリンクラーで細かい霧状を作り、それによって冷害の被害を防ぐ、
  花が凍るのを防ぐ意味があるのだそう。

  それにこの冬は雪が少なかったので、水不足も心配されており、
  コムーネによって水の配給が決められるのだそうで、
  ガイドさんの住むメラーノ近郊では、2週間に一度の水やりなんだと!
  かなり厳しいですね。
       




  そしてまた白い峰。

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  地図で見るとカステルベッロ・Castelbello辺りなのか、
  いったん大きく山間の平地が広がる部分があり、

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  道脇で休憩中のサイクリングのカップル、

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  また狭い谷の道を行き、それでも道脇に家並が繋がる様になり、
  ナトゥールノの町、宿に到着。





  翌朝起き抜けにテラスから見た、南の山々の峰にさす陽と月。

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  宿の前は広場になっており、これは南側の向きで、
  右が我らの宿のカフェとレストランのテラス。

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  グーグル・マップの衛星地図で、ストリート・ヴューを見ましたら、
  2011年のが出て、我らが泊まった宿はまだ古い建物でしたぁ。




  正面に、1階にスーパーや店の入った建物と、左に古い建物

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  6時半過ぎ、朝日の道を自転車で通勤していくシニョーラ。

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  こちらは広場の角にあった古い建物の宿で、

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  カフェ、レストランもあり、そして
  今回本当に町筋でよく見かけた十字架のキリスト像。
       
  イタリアでこれ式のを見かけるのはやはりドロミーティに多く、
  町中では壁に小さな祠式が多いので、今回よく目に留まりました。
  北国の習慣的なものなのか、雪国の生活の過酷さ、
  または街道筋の、保護を祈るためなのか・・。




  北側の山々。

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  そして南側。

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  道を少し東に行った所に見かけた大きなホテル。
  他にも道を少し入った所には、大小さまざまなホテルが。

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  小さな道脇の広場にあった泉と、脇のマロニエかな、の大木。

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  ナトゥールノの町は、ウィキペディアによると、
  海抜が528m、人口が5700人ほど。
  青銅器時代からの移殖の痕跡があるそうで、
  記録に出るのは千年以降ですが、多分元は初期ローマであろうと。
  この町から北にも南にも山道を辿り、古い灌漑用の水路を訪ねたり出来、
  夏には避暑地として、トレッキングの基地として賑わうのでしょう。


  という所で、その2に続きます。


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