・ サン・マルコ広場点描 ・ ヴェネツィア  n.2


  ヴェネツィアのサン・マルコ広場散歩 その2をどうぞ!


  小広場の先から見上げる鐘楼と、左はマルチャーナ図書館。

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  新しく公開中のコンタリーニ・デル・ボーヴォロ邸の階段テラスから
  見るよりも、やはり大きく正面から見える鐘楼上の大天使ガブリエル。

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  小広場の海に向かって右側に立つ円柱の上の、
  最初のヴェネツィアの守護聖人サン・テオドーロ像・Teodoro.  
    
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  ワニの背中に乗っておられ、尻尾が付きだしているのにふっと笑いが湧き、





  では、こちら、サン・マルコのライオン君の尻尾と競争してみる?

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  でも、このライオン君の目を剝いた顔の凄さにはちょっと勝てませんよね、
  ははは。  後ろに、サン・テオドーロの顔も。

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  やはりこの河岸に来ると、撮らずにおれないゴンドラ係留ですが。

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  今回は一番右端に係留したゴンドラから、杭を掴んで隣のゴンドラに近寄り、
  順に次のに渡りながら突堤にたどり着く、というゴンドリエーレの様子を、
  近所にたくさんいた学生たちと一緒に見守り・・、そうなんだ、と改めて納得!





  対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレの聖堂も、撮らずにはおられませんねぇ。
  天候、時間により、いつも見えようが違うのですもの。

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  聖堂前に何か小さなテントと植木の並びが見えますが、何だろ?
  暫く渡っていませんが・・。





  ゴンドラが連なってやって来て。

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  ドゥカーレ宮南端の円柱の上下の像、下がアダムとエヴァ、上が裁きの女神。
    
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  ドゥカーレ宮1階部分の円柱は、確か35本と思うのですが、
  その柱頭飾りは様々で、中にはぐるっと物語風になっているのもあり、
  お時間がある方はぜひ楽しんで見て下さいね。





  南面の壁の中央にはバルコニーに続き、一番上に裁きの女神像。
  この壁の内側に、マッジョール・コンシーリオの大広間・
  Sala del Maggior Consiglioの部屋が。

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  パラッツォ・ドゥカーレのご案内 1から4は





  ドゥカーレ宮の東側、リオ・デル・パラッツォ・パラッツォ運河と東隣の
  監獄を結ぶ溜息橋。 漸くに陽が射し!

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  ふと見ると、ドゥカーレ宮のロッジャの下で、新婚さんが記念写真撮影中。
  花嫁さんがほっそりと素晴らしいスタイルで、高い踵のヒール!

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  はい、どうやらスロヴェニアかクロアチアからのカップルの様ですが、
  う~ん、花嫁さんは横から見るとまた一段のスタイルで・・!!





  溜息橋の見えるポンテ・デッラ・パーリア・Ponte della Pagliaから
  見るサンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂・Santa Maria della Salute.

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  ドガーナ・Doganaの上に見える、金の球を支える2人の青銅男性像と、
  上にいるのは風向きを示す女性像フォルトゥーナ・Fortuna.

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  そろそろと引き返し、ドゥカーレ宮のカルタ門・Carta.
  現在はドゥカーレ宮見学の出口で、ここにも素晴らしい装飾があり、
  ライオンの前に膝まづくドージェは、65代のフランチェスコ・フォスカリ・
  Francesco Foscari.

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  カルタ門というので、carta・紙 から布告門の意味かと思っておりましたが、
  そうではなく、当時はこの傍に小卓を置いて、無筆の者のために
  書類や手紙を代筆していた事から付いた名前なんだそう、成る程ぉ。 

  ドージェ、フランチェスコ・フォスカリについては、 ドゥカーレ宮ご案内3。

  そして、その息子についての悲劇は、 ドゥカーレ宮ご案内4。
       




  で、カルタ門からは現在中に入れませんが、
  ちょっと近づきまして、あの階段を・・、
      
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  はい、階段の蹴上げ部分に施された青銅の象嵌を。

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  これはshinkaiにとっては一種のトラウマでして、ははは、
  ドゥカーレ宮見学に出向きしっかり見たつもりが、ブログのご案内を書いていて、
  階段の象嵌を見逃していた事に、ガイドブックで気が付いた、という・・!

  その後見直した際の写真をどこかに載せていると思いますが、
  再度確かめたという、ははは。


  ヴェネツィアを初めて訪問した33年前!には、カルタ門が見学の入場門で、
  このスカーラ・デイ・ジガンティ・Scala dei Giganti・巨人の階段 も
  上れたのでしたが、今はダメという、今は昔のお話・・。

  という所で、今回のヴェネツィア点描を終えます。
  ひと時を楽しんで頂けましたように!



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  いつもブログご訪問、有難うございます!  







・ サン・マルコ広場点描 ・ ヴェネツィア  n.1

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  すでに今年も6月に突入しまして・・! なんとも早い・・、ですが、
  体調に気を付けて頑張って参りましょう!


  今回は南ティロルから少し離れ、ヴェネツィアのサン・マルコ広場
  3週間前ほどに出かけて来た時の様子をご覧下さいね。

       
  トップは、サン・マルコ聖堂の眺めですが、
  正面から見ると殆ど修復の覆いが取れ、今残っているのは南側、
  ドゥカーレ宮殿寄りの上部と、奥の丸天井辺りの様子ですが、
  この部分は正面から覆いが見えずで、かなりすっきりと。

  そして南側の壁部分は、本当に美しい姿が現れていますので、
  それも今回後程ご覧いただきますね。





  所で、サン・マルコ聖堂前に広がる広場の3方の政庁舎部分の壁が
  順繰りに洗われ、修復中でして、

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  現在は南側の真ん中がすっぽりと覆われており、
  はぁ、かの有名カフェ・フロリアーン・Florianの部分なのです!

  「カフェ・フローリアン」ではなく、「フロリアーン」が正しいそうですので、
   皆さまもどうぞ「フロリアーン」とご記憶を。

  創業290年になるそうで、こんなYoutubeを見つけました。

       



  サン・マルコ広場の斜め向かいのカフェ・クワードリ・Quadriと共に、
  交互に生演奏が奏でられ、旅情を盛り立ててくれますです。

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  ヴァイオリン奏者が指なしの手袋をはめているのが見えますか?
  5月10日でしたが、最初の広場の人々の服装もダウンを着ているのが
  多く見られるように、この春はなかなか暖かくならなかったのでした。
  が漸くに、ここ2週間ほど暖かく、日中の外は暑い日もあるようになっています。





  サン・マルコ広場の西側、コッレール博物館の入り口がある部分は、
  漸くに修復、洗いが済んで、白い柱が見えるようになっています。

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  広場の北側、カフェ・フロリアーンの斜め向かいのカフェ・クワードリ。

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  ウェイターが注文の品を運んでいきます。

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  ちょうど時計塔の2人のムーア人が鐘を突き始め、
  ほら、左の若い方が持つ槌が少し浮いているのが見えるでしょう?!

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  こちらが平常見える、時報を打っていない時の槌の位置と、その下
  聖マルコと、ヴェネツィア共和国のシンボルでもある、有翼のライオン君。

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  そしてその下に聖母子像と、左に時刻、右に分が出て、
  これで11時5分だという事が知れますね。

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  はい、聖母子像の上に、ヴェネツィア共和国シンボルのライオン君、
  という順序が、如何にものヴェネツィア共和国の考え方だったのですね。

  時計塔内部のご案内はこちらに。





  そしてその下に、美しいブルーの時計盤、12星座付き24時間制があり、
  はい、確かに左の針が11時過ぎを指しております。

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  という事で、500年の歴史を持つ時計塔。

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  サン・マルコ聖堂の正面上部。 
  馬の周囲の囲いも無くなりすっきりで、その分、テラスの観光客の姿がね。

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  聖堂正面入り口。  ここも本当にすっきり、石の色違いも良く見える綺麗さ!

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  正面を南側に進んでいくと、修復で見事に蘇った美しい壁、装飾が見られ、

  正面南端の柱頭飾りと、正面壁から付きだす雨樋の並び。

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  えっ、こんな彫像あったっけ?と初めて気づくのも見え、

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  角の柱頭間の天井の黄金モザイク。 美しい!!

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  南側の修復済みの、白い、美しく洗われた壁。 
  わぁ~、本当に綺麗になったねぇ!!

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  上部はまだ覆われており、中からドリルの音がガガガガと響きますが、
  修復の方々、ご苦労様です!





  この人体を抱え込んだ鳥像も、今まで気が付かないほどでしたもの!

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  曇り空も、時に薄日が射す程に天候が回復してきた
  サン・マルコ小広場の眺め。

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  今ドゥカーレ宮ではボッシュ展・Boschが開催中の様で、

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  上に見える美しいバルコニーに見える像、サン・マルコのライオン像の前に
  膝まづくのは77代のドージェ、アンドレア・グリッティ・Andrea Gritti 
  (1455~1538)

  彼についての楽しいエピソードは、



  という所で、その2に続きます。


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