先回ご案内のバーニョ・ヴィニョーニ訪問の後、州道2号線・SR2を南に、
オルチャの谷風景の一つとして絵葉書にもよく登場する、
有名なアグリトゥリズモ・ポッジョ・コヴィーリ・Poggio Coviliを撮った後、
ガッリーナ・Gallinaまで行き、そこから西の田舎道を辿った様子を。
オルチャの谷風景の一つとして絵葉書にもよく登場する、
有名なアグリトゥリズモ・ポッジョ・コヴィーリ・Poggio Coviliを撮った後、
ガッリーナ・Gallinaまで行き、そこから西の田舎道を辿った様子を。
というのも、州道、県道は観光客へのサーヴィスとしてあちこち道脇に
写真が撮れるようにと、車寄せが取ってはあるのですが、
右左を好きなだけ眺めつつゆっくり走る訳にはいきませんし、勿論ね、
有名な風景以外に、自分好みの雄大で素敵な風景も探したいですよね。
という事で出発前にグーグルの衛星地図を開いて、土地の起伏も眺め、
ストリート・ヴューもOKな所はイメージ・トレーニングも兼ね、ははは、
で、ガッリーナから西に入る道が良さそう、行こう、と決めていたのでした。
ストリート・ヴューもOKな所はイメージ・トレーニングも兼ね、ははは、
で、ガッリーナから西に入る道が良さそう、行こう、と決めていたのでした。
トップの写真はまだSR2号線上で見かけたもので、
丘の上の農家に行く道の左側は麦畑の緑で、右は一面の黄色い花盛り!
丘の上の農家に行く道の左側は麦畑の緑で、右は一面の黄色い花盛り!
一旦通り過ぎた後に車寄せを見つけて止め、歩いて戻って来た丘への道。
凄いでしょう?!
道は一旦下り、そこからまた上り坂なのですが、余り下ると見通しがね。
で、電柱の間隔を見ながら行ったり来たり。
で、電柱の間隔を見ながら行ったり来たり。
満開の黄色い花は、これ! 菜の花?! 少し時期が遅い様ですけど・・。
丘への道の分岐点、少し広くなっている所に車が止まっていて、
中年のシニョーレが車から出て携帯で大きな声で長話!
shinkaiが傍を通り、行ったり来たりしながら写真を撮り、
中年のシニョーレが車から出て携帯で大きな声で長話!
shinkaiが傍を通り、行ったり来たりしながら写真を撮り、
で、済んで車に戻る時もまだまだ長話は続いていたのでしたぁ。
地図をどうぞ。 バーニョ・ヴィニョーニ・Bagno Vignoniから
ポッジョ・コヴィーリ・Poggio Coviliまではすぐ近くですが、
その横の緑の楕円に1の番号が上の風景で、丘への道も地図に出ますが
名前が出ないので、純粋農家の様子。
番号2はこの後ご覧頂く大きな廃屋と、道を挟んでの古い教会、
3がガッリーナ・Gallinaから西に行く道。
3がガッリーナ・Gallinaから西に行く道。
サン・クイリコ・ドルチャからバーニョ・ヴィニョーニを通りカスティリオーネ・ドルチャ・
Castiglione d'Orciaから下ってくる中世の巡礼道ヴィア・フランチージェナ
が5で合流し、4の位置でまた分かれ南に下って行く場所。
ポッジョ・コヴィーリの姿が北に見え、
右手(西)に見えるのは、ロッカ・ドルチャ。
こちらが地図番号2の、大きなどっしりとした廃屋と、左に見えるのが古い教会。
通っているこの道がSR2線、州道2号なのですが、
ずっと南に下りトスカーナからローマに連絡する線で、
ずっと南に下りトスカーナからローマに連絡する線で、
サン・クイリコ辺りの道路標識でも「⇒ ローマ」とドンと出るのですね。
こちら土地の地理に疎い者はもっと近くの町の名を探し、期待している訳で、
一瞬ギョっとしたのが今回最初の内何度かありましたっけ、ははは。
一瞬ギョっとしたのが今回最初の内何度かありましたっけ、ははは。
shinkaiは右の大きなどっしりとした建物の居住まいに即目が行き、
左の古い教会にはまるで気がつかなかったのですが、
今回ガッリーナについて読んでいるとこの教会の写真が出て来て、
見ると自分の写真にもちゃんと写っていた、当たり前ですが、ははは。
こちらです。 デ・ラ・スカーラ教会・Chiesa de la Scalaと呼ばれ、
スカーラ・Scalaというのはガッリーナの手前の地名で、暫く前までは
屋根が落ちた廃墟の姿だったが、近年修復され今の姿の様子。
スカーラ・Scalaというのはガッリーナの手前の地名で、暫く前までは
屋根が落ちた廃墟の姿だったが、近年修復され今の姿の様子。
何か謂れのある教会なのかどうか、と検索しましたら、
教会は特別な事は無く、それよりも
教会は特別な事は無く、それよりも
右手の大きなルネッサンス様式の建物が元郵便局であった事が判明。
小高い山の上のカスティリオーネ・ドルチャではなくこの平地に、
多分この一帯の集配所の元締めとしてできたと想像しますが、
歴史に名が出る最初が1562年なんだそう!
多分この一帯の集配所の元締めとしてできたと想像しますが、
歴史に名が出る最初が1562年なんだそう!
道理で、農家ではないので、何の建物だったろうと想像した訳なのでした。
これは右手にちょっと上がった所にあった、これも廃屋の農家。
ガッリーナの村に入り、左手に見えるリストランテ。
入口左に出ているヴィア・フランチージェナの標識が見えるかな。
入口左に出ているヴィア・フランチージェナの標識が見えるかな。
ガッリーナは元々農村なのが、ヴィア・フランチージェナの巡礼道に辺り、
ガッリーナから古代ローマの道ヴィア・カッシアへの接続が出来たので、
旅の拠点として栄えたのだそうで、
ガッリーナから古代ローマの道ヴィア・カッシアへの接続が出来たので、
旅の拠点として栄えたのだそうで、
上に見えるリストランテも、今は名が変わっている様ですが、
昔は巡礼達が立ち寄り、その独特の雰囲気が少し前までは残っていたのだと。
昔は巡礼達が立ち寄り、その独特の雰囲気が少し前までは残っていたのだと。
で、その少し先の右手へのこの角を、井戸の道・Strada del Pozzo
と標識が出ているのを曲がり、かなり坂道になっているのを上ります。
最初は舗装された道ですが、家並が途絶えると地道となり、
これはかなり上ってきた所から下を。 広い平野が広がります!
アザミ。 あちこちに。
麦畑の中に広がる、黄色い花の帯。
ほら、あの元郵便局のどっしりした建物と、小さな教会が見え、
もうちょっと上がった所から、もう一度。
道は西に向かって蛇行しつつ進み、緩やかな道となり、
道脇には大きな大地のうねり。 そうなのです、これが見たかったのです!!
こちらは奥に見えるのが、カスティリオーネ・ドルチャの姿。
奥に見える茶色っぽい部分は土地の色ではなく、ここは薄いピンクの花が
咲いているのですね。
咲いているのですね。
そして道の分岐点。 古い中世からの巡礼道、イギリスのカンタベリーから
フランスを通り、ローマへの巡礼道ヴィア・フランチージェナが南に下ります。
フランスを通り、ローマへの巡礼道ヴィア・フランチージェナが南に下ります。
2つ標識が出ていて、上は車で行くヴィア・フランチージェナ、つまりshinkaiが
来たサン・クイリコ・ドルチャからのSR2に出て、ラディコーファニに行く道で、
下は徒歩巡礼で、南に下る道の標識なのですね。
来たサン・クイリコ・ドルチャからのSR2に出て、ラディコーファニに行く道で、
下は徒歩巡礼で、南に下る道の標識なのですね。
ヴィア・フランチージェナについては、モンテリッジョーニのご案内の
中で少し説明していますので、どうぞ。
西には、車で今迄通りに進める、地道ではあっても幅広の整備された道が
続き、分岐する道はこんな草の生えた細道!
雨の降った後など、すぐに泥んこ道になる事でしょうね。
サン・クイリコ・ドルチャ近くにもヴィア・フランチージェナの標識があり、
関心があるのでグーグルのストリート・ヴューで見た事がありますが、
林や雑木の中を通る上がり下がりの細い道で、到底車では行けず、
かといって自分で歩くには・・、という道でした。
関心があるのでグーグルのストリート・ヴューで見た事がありますが、
林や雑木の中を通る上がり下がりの細い道で、到底車では行けず、
かといって自分で歩くには・・、という道でした。
ヴィア・フランチージェナの公式サイトからの、この一帯の地図を。
緑色が自転車ならOKという道で、茶色が歩ける道。
でカスティリオーネ・ドルチャから下り、尖って東に曲がる辺りで
ガッリーナからshinkaiが辿って来た道と合流し、赤点の所で分かれる、という訳。
ガッリーナからshinkaiが辿って来た道と合流し、赤点の所で分かれる、という訳。
shinkaiはも少し先に進み、カスティリオーネ・ドルチャに向かって行き、
途中から東に曲がりSR2に出ようと思っていたのでしたが、
曲がる位置を間違え建設中の農家の前庭に入り込み行き止まり、ははは、
ストリート・ヴューで見ても立ち木の多い道だったし、まぁ良いか、と
来た道を引き返したのでした。
途中から東に曲がりSR2に出ようと思っていたのでしたが、
曲がる位置を間違え建設中の農家の前庭に入り込み行き止まり、ははは、
ストリート・ヴューで見ても立ち木の多い道だったし、まぁ良いか、と
来た道を引き返したのでした。
道がかなり高い所を通るので、こんな風に眺めが開け、
少し先に進むうちに雲の流れが多くなり、影が動いて行きます。
農家が点在し、
うねる台地、丘の流れ。
通り過ぎて来た道脇に幾つもあるアグリトゥリズモが見え、
色違いの緑の丘の重なり。 遠くにあの元郵便局。
突き出して見える丘。 トラクターの痕。
丘の重なりの一番奥、遠くに見える山の上のラディコーファニの塔。
丘のうねり。
遥かに続く道の流れ。
色違いの色の帯。
自転車で行く人。 他にも一人で歩いていたまだ若い女性、ランニング中の
若者にも出会いましたっけ。 が、車にあったのは最初のうちの一度だけ。
これは戻り道で見えた、雲の流れで出る光と影の表情が嬉しく、
これはもう殆どガッリーナに近くまで来て、そろそろ舗装道になろうかという頃。
かなり大きなアグリトゥリズモ。
「オルチャの谷の風景」と言うと、西はモンタルチーノの麓から、東は
ピエンツァの手前までがとても有名ですし、やはりとても美しいのですが、
今回見つけた、このガッリーナから西に進む道も大きな収穫でした!!
想像していた以上で、これはまた季節を変え、時間を変え、
訪問するに価値ある道と思い、出会えた事に嬉しく、感謝!
想像していた以上で、これはまた季節を変え、時間を変え、
訪問するに価値ある道と思い、出会えた事に嬉しく、感謝!
車でお出かけの方にお勧めです!
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色鉛筆+水彩画ブログには、
朝焼け風景 そろそろと、 オルチャの谷風景、撮影ポイント一つ を
アップしています。
見てやってくださ~い!
http://italiashinkai.seesaa.net/
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