・ n.3 ブレラ絵画館  ミラノ 再訪

暫く間が開きましたが、ミラノのブレラ絵画館の最終回をどうぞ!

ブレラ絵画館の今迄の記事は
n.1 http://www.italiashiho.site/article/470836924.html



さて24室・XXIV、広い部屋にブレラの至宝ともいうべき作品が3点あり、

1-1-M26_8756_GF.jpg



まずラファエッロ・サンツィオ・Rafaello Sanzio(1483-1520)の
「聖母の結婚」 板に油彩  170X117cm  1504年

額に収まった、shinkaiの撮ったものがピン甘でしたので、失礼

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こちらにサイトから拝借したものを。

2-sposalizio-vergine_GF.jpg

構図もぴちっと収まり、配色、とりわけ赤色の配分が効いていると思うのですが、
これは1504年に同じウンブリアの町であるチッタ・ディ・カステッロの
サン・フランチェスコ教会の礼拝堂に描いたもの。

実は彼は1501年に同じチッタ・ディ・カステッロのサン・タゴスティーノ教会の
礼拝堂に「バロンチの祭壇画」を描いており、この絵は現在数点の断片が
残るのみの様ですが、

ほぼ同年にサン・フランチェスコ教会の後援者となったフィリッポ・アルビッツィーニ・
Filippo Albizziniは多分ラファエッロの絵を見て、まだ若く勤勉で
優しい人柄にも惹かれたのでしょう。 ラファエッロにサン・ジュゼッペ礼拝堂の
絵を依頼します。

説明を読んでいて興味深い事が分かりました、というのも、

ラファエッロの最初の師でもあった彼の父親ジョヴァンニ・サンティ・Giovanni
Santiの没後ペルジーノ・Perugino、本名ピエトロ・ヴァンヌッツィ
(1448頃-1523)の弟子となった、というのが通説ですね。



で、師のペルジーノがペルージャの聖堂の聖アネッロ礼拝堂の為に同じ
「聖母の結婚」を描いているのですね。
板に油彩 234X186cm  1501-1504作

3-3-s832px-Pietro_Perugino_cat66.jpg
ラファエッロに依頼したアルビッツィーニが、師のペルジーノと同様な、という注文を
出したのかどうか、マリーアとジュゼッペの位置が入れ替わり、背後でマリーアを
得そこなった若者が膝で棒を折っている位置も逆ですが、

人物像の頭の動かし方、余り一列に揃い過ぎていない事、背後の礼拝堂
または教会の建物も両脇のアーチの開きが広すぎない、階段に続く床面の
横線が綺麗に奥に目を導く事、背後の人物の纏まりも程よく、画面全体に
満ち渡る明るさなどなど・・、

つまり師の作品をしっかり下敷きにしながらも、ずっと見事に昇華した作品で、
いやぁ、こうして並べて見て呆れる程なのに驚きましたぁ。

こうして元は同じウンブリアの町に収められていた作品が、ナポレオンによって
押収され、ラファエッロの作品はミラノのブレラ絵画館に、そしてペルジーノの作品は
現在フランスのノルマンディのカンの美術館・Musée des Beaux-Arts,
Caenに。 

shinkaiはペルジーノの描く女性の顔が好きですし、ラファエッロのこの絵の
女性の顔が如何にもペルジーノ風なのにも微笑ましく思っていたのでしたが、
案外実態はもっともっと激しい競争心むき出しだったのかも、ですね。


所で父親の姓はサンティ・Santiと出るのですが、息子のラファエッロは
サンツィオ・Sanzioで、サンツィオの略がサンティとはならずで、
ラファエッロが自作の署名にサンツィオと記している事からの様子です。



そして同室に陳列のピエロ・デッラ・フランチェスカ・Piero della Francesca
の「ブレラの祭壇画」または「モンテフェルトゥロの祭壇画」と呼ばれる、至宝の一点。
板にテンペラと油彩 248X170cm 1472年作

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フェデリコ・ダ・モンテフェルトゥロ公のウルビーノの、サン・ベルナルディーノ教会に
あったのが、1811年にミラノに移されたものだそうで、

一見してすぐ分かるのが、右下に膝まずくモンテフェルトゥロ公の合わせた手の
描写がピエロではないという事ですが、ウルビーノ宮廷の画家ペドロ・ベルッグエーテ・
Pedro Berrugueteが1474年以降に手を入れたのであろう、という事。



聖母子の背後に見える壁龕の天井から下がる、なんとも見事な卵の空間。
静謐で、光りが清らかで、なんとも素晴らしい空間を感じさせます。

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自分が撮って来た写真を見ながら、画面を横ぎる線に気が付き、一瞬
焦ったのでしたが、聖母の額も光ってしまい、

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板にテンペラと油彩、とあるので納得です。 作品が大きいので一枚板ではなく、
横並べで継いであるのが理由なのですね。



聖母を挟み、左右に聖人達が居並びますが、左からサン・ジョヴァンニ・バッティスタ・
洗礼者ヨハネ、聖ベルナルディーノ・ダ・シエナ、サン・ジローラモ・聖ヒエロニムス、
今日はライオンのお供なしで、

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右に移って、アッシジのサン・フランチェスコ、殉教者サン・ピエトロ、そして
福音者サン・ジョヴァンニで、後列は天使達。



さて同室にあるもう一枚は、ブラマンテ・Donato Bramante(1444頃-1514)の
「柱のキリスト」  板に油彩  93,7X62,5cm  1490年頃作

額入りの作品と、 部屋の灯が少し反映しているので、

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サイトからの物。

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常に描かれる「鞭打ちのキリスト」と違い、キリストが鞭打ちを受ける前の姿で、
左背後に開いた窓から外の風景が見え、聖体容器があるのは犠牲、献身の意と。

まだ傷のない体の色に比べ首から顔にかけてのちょっと異様な青黒い色が気になる
絵ですが、左から射す光が右側は陰、闇になり、キリストは左の暗さの先にある
彼を待つ「死」を見つめていると。



さて次の部屋にはカラヴァッジョの「エマオの晩餐」があり、

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博物館でも美術館でも、自分が好きな絵、事物はもちろんですが、そうでなくとも
良い絵、物というのはオーラを発散しているのか、すっと目がそこに行きますね。
そうなると他にもたくさん並んで掛かっている絵がどうでも良くなるというか・・!

作品の持つ力関係というのか、考えてみると恐ろしいような話ですが、
でも実際にそうだと思われません?



カラヴァッジョ、本名ミケランジェロ・メリージ・Michelangelo Melisi(1571-1610) 
キャンバスに油彩 141x175cm 1606年作 

ブレラにあるのは茶系の落ち着いた色使いの物ですが、

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ロンドンのナショナル・ギャラリーにあるという、同じ主題の作品はこちら。
139×1194cm  1601-02年作

12-2-sCaravaggio_-_Cena_in_Emmaus.jpg



そして同じ主題でレンブラントも描いており、ブレラ絵画館で同時展示された時の
様子はこちらに。 さて、あなたのお好きな「エマオの晩餐」は?

ミラノ・ブレラ絵画館の、レンブラントとカラヴァッジョ
http://italiashinkai.seesaa.net/archives/201902-1.html



アントニオ・ヴァン・ダイク・Antonio Van Dyckの1622年の作品

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未亡人の黒のドレス、とはいえ、腕輪、ネックレス、真珠のイヤリング、
高価な十字架、豪華なカーテン、という女性像。



ちょっと息抜きに、はは、素晴らしい壺を。 大理石なんだろうか?

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そして、ピエトロ・ロンギ・Pietro Longhi、18世紀のヴェネツィアで活躍し、
当時の世相、事柄、貴族社会のあれこれをちょっと皮肉っぽく描いていて、

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人物が軽く小さく見えませんか?



そしてカナレット、Giovannni Antonio Canal(1697-1768)の絵が何点か。

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穏やかな光と波と、決して暑さにあえぐヴェネツィアの夏ではなく、寒さに凍える冬
でもなく、ヴェネツィアの良き思い出が浮かぶような場面、絵作りなんだなぁ、と。



フランチェスコ・アイエス・Francesco Hayes(1791-1882)の絵が何点も。

こちらはヴェネツィア共和国の65代ドージェであるフランチェスコ・フォスカリ・
Foscariがドージェの罷免を受ける場面。

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少し軽率だった息子は陰謀により流浪の刑に付され、かの地で死亡、年老いた
父親はドージェを罷免され、ほどなく死亡、という。

n.4 パラッツォ・ドゥカーレ・ディ・ヴェネツィア
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464579305.html

フランチェスコ・フォスカリについては  
n.3 パラッツォ・ドゥカーレ・ディ・ヴェネツィア
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464578987.html



気分を変え、はは、同じアイエスの女性像2点を。
まず「オダリスク」 1839年作  

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「オダリスク」のモチーフは多くの画家が描いていますが、女性が中近東の宮廷の
奥深いハーレムに連れ去られる、というのは、禁断の夢を誘う、
ヨーロッパの作家にとって格好のモチーフだったのだそうで、成る程ぉ。



そして「マリンコニーア・メランコリー」  

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収集家であり、パトロンでもある侯爵フィリッポ・アラ・ポンツォーニの依頼で描いた
かなり通俗的なモチーフでありながら、画家の力の凄さを見せつける作品ですね。
萎れかけた花、散る花びら、ね。



同じくアイエスのヴェネツィア共和国の大きな事件逸話、国家転覆のクーデターを
たくらみ、発覚した55代ドージェのマリーノ・ファリエーロの斬首場面。

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へぇ、この絵もブレラにあったのか、と思って撮ったのでしたが、

舞台となっている「巨人の階段」については、こちらに。

n.3 パラッツォ・ドゥカーレ・ディ・ヴェネツィア
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464578987.html



最後のアイエスの作品は、かの有名な「バーチョ・キス」 油彩 
112X88cm 1859年

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中世的な面影もあるものの、もっとアイエスの生きていたオーストリア治世下の
雰囲気もある様な気がするのですが・・。

作品のサイズなどを調べていて、ちょっと面白い事も発見しましたので、
次のチャンスに。

それにしてもアイエスの作品は、下手をすると通俗的になるすれすれまで近寄り、
踏みこたえ、力量で魅せているなぁ、と今回もつくづく感じいりましたです、はい。 



このアイエスの「バーチョ」のある部屋がブレラの最後の陳列室で、お隣がバールの
フェルナンダで、バールを出ると中庭を囲む2階の回廊。

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まだ暑い程の日の午後でしたので、皆さんがゆっくり休憩を楽しんでおられ、
我らは帰途に向かいましたが、 

思い出に残る絵、もう一度見たいと念願した絵とも何十年後に再会したのに、
皆さんはちっともお変わりなく、お元気で、以前よりもっと強烈な印象で輝き、
自分の中での再発見の絵も何点もあり、なんとなぁ、凄いなぁ、と、
久し振りの充実感で、本当に楽しかった!!

また次のチャンスを楽しみに!


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・ ヴェネツィアの高潮、 サン・マルコ聖堂、被害の様子

先回の分家ブログの方でも少し取り上げましたが、ヴェネツィアの先週続いた
記録的な高潮の被害、勿論街全体の被害も大きかったのですが、
今週月曜日から学校も、事務所も再開され、お店の方々もせっせと掃除を
されている姿が報道され、ちょっぴりやれやれ、という所ですが、

心配されているサン・マルコ聖堂の被害についてあれこれ読んで見ましたので、
私にできる範囲でお伝えしたいと思います。

10月の末から高潮が続いていたのが、11月11日の夜に187cmという
1966年11月4日の最悪記録を越える高潮がありました。

1-venezia-acqua-alta-690x362.jpg

街中でも一番低いサン・マルコ広場ではまさに腿の上までつかる高さだったのですね。



サン・マルコ聖堂内も、聖堂入り口部分のナルテックスはどっぷり浸かった様子。

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これは聖堂内の浸水度が一番酷かった部分図で、赤丸の4か所が示されています。

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左上は「ニコペイアの聖母の礼拝堂」部分で、左の翼廊で、
数十平方メートルの浸水だったそう。

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今回の主題とは外れますが、今回初めて知った事もあり、ついでに記しますね。

ニコペイア・Nicopeiaの意味は、勝利をもたらす人、という意味なんだそうで、
shinkaiはギリシャかどこかの地名だと思っていたのでした、へへへ。

聖母マリーアの属性とされ、膝に幼児のキリストを抱いた姿で
高さ48cm、9世紀のビザンティンの作品で、かってはダイヤモンドやルビーも
装飾されていたのが一度盗難に遭い、現在は簡素な物に。
伝説では、描いたのは福音者のルーカ、という説もあるそうで、
サン・ルーカの聖母、とも呼ばれると。



聖堂の入り口ロビー部、ナルテックス、ここがヴェネツィアでは一番低い位置
なのだそうで、

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6-venezia_san_marco_allagata.jpg

サン・マルコ聖堂の歴史において、一日の浸水は20年分の老化に当たるんだそうで!
それも楽観的に考えての事でして。

煉瓦で造られた壁が海水に浸かると、何メートル分もの高さまで水が上がり、
装飾されたモザイクの接着の漆喰に被害を及ぼすのだそう。

実際このナルティックスにある孔雀のモザイクで既に浸食され剥がれた片が
確認されており、もっと被害は広がるであろうとの事。



また大理石の円柱も海水の塩被害を免れず、割れたり、ヒビが入っているのが
写真でも見られますが、

6-cq5dam.web.738.462.jpg

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浸水した海水が引き次第に乾いていくと、水分を失った塩分のみが残り
膨張し、他の部分の劣化、剥離を引き起こすのだそうで。

様々な対策が取られている様ですが、材質により様々な条件が異なる事、
潮の干満、海水の吸収の影響を受ける地域が広範なため、
大変に難しい作業の様子。



聖堂の右下に並ぶ2つの赤丸の内、上が洗礼堂で、

8-Antonietta_Brandeis_Battistero_di_San_Marco.jpg



下がゼンの礼拝堂・Cappella Zenで、

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この玉座の聖母の靴が金色に塗られている、というのが評判の様子。

10-Scarpa_Dorata.jpg


ですが、洗礼堂も、このゼンの礼拝堂も、まるで記憶にないshinkaiで!
次回に行った時は必ず!!



この写真をサイトに見つけた時はすぐ直前の日付があり、どこのか確認できませんが、
床モザイクが剥がれ、被害を受けている様子。

11-1-c4671059e23499ff04b2e88bb8532d3e.jpg



清掃される皆さんの姿。

11-2--Image-3-kaIF-U46070282394982R7-1600x1200@CorriereVeneto-Web-Veneto.jpg



サン・マルコ聖堂のクリプタの写真ですが、これもまるで知らずで、
一般に公開しているのかどうかも知りませんが、

13-san-marco-cripta.jpg



浸水した様子の写真が見つかり、バケツで水を汲みだしているのも見ましたっけ。

14-patriarca_venezia_acqua_alta.jpg



こんな図も見つけました。 右上に見える凡例によると、一番上はマンホール、
排水口で、赤線は排水路、水色の少し太い線は排水トンネルで、近年、
多分2018年に修復された物で、

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緑色の部分は傾斜を付けた部分、点線は分水点。

つまり水色の排水トンネル、これは1500年代に造られたもので、その後1800年に
修復された物だそうですが、それ以前の排水トンネルが機能しているのか
どうかも正確には分からず、最近の調査では記録に無いトンネルも
新しく見つかったとかの複雑なマップの様で。

雨水や高潮の水を早く吐けさせる為にも、このトンネル掃除が必要なのと、
高潮での海水が逆に流れ込まない様、特殊なゴムの不浸透性キャップを
付けたりと、工事がされた様子ですが、

この工事については、こちらのサイトで写真がご覧になれます。
https://www.metropolitano.it/come-salvare-il-mosaico-di-san-marco-dalle-acque-alte-con-unidea-semplicemente-geniale/

今回の高潮はそれで防げる以上の襲撃だったという事のようですね。

高潮を完全に防ぐ、例外的な潮流を防ぐ決定的な解決策を見つけるのは
大変に困難である、というのが現在の状況の様です。



観光でヴェネツィアに来た時、高潮に出会ったり、サン・マルコ広場で出水を
見ると、何となく、見た!出合った! と嬉しかったのを覚えていますし、
最近でもヴェネツィアが高潮!と聞くと写真を撮りに行こうか、なんぞと
考える自分がいるのですが、

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今回少しあれこれ読んだことと、あまりにもの記録的な高潮で、街全体が
麻痺しているのも見、建物に如何に海水の浸水がダメージを与えるものかを知り、
何となくシュンと萎れた気持ちになりました、はい。

つまりshinkaiの単純な頭の中では、今までは高潮の浸水、と言っても、水位が上がった、
という位の認識で、引いてしまえばOKだろう、という程度だったのですね。
つまり海水の塩分については考えた事が無く、知らなかった、無知でした。


管理の方々や学者の方々のお力を持って、政府も資金をつぎ込み、
何とかダメージを減らす方向に進んでほしい、と心から願います。

・・でも高潮用の長靴も買っており、また写真を撮りに出かけるかも知れませんが、
それはお許し願いたいで~す。 
 
・・我ながら、正直、ちょっと疲れましたぁ。 はぁ。


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・ 広島で食べた旨いもの!

旅の恒例「旨いもの編」。 今日は勿論「広島旨いもの編」を見てやって下さいね。

実はほぼ最後まで書き上げた所で、プチっと電源が切れ、あっ!と思った時は
プシュっと消え、書き上げたばかりで保存していない記事がぁぁぁ!
まったくなぜ、ブロック・ノートにもなぜ自動保存装置を付けてくれないんだろ!!
力なくお昼ご飯を食べ、さてもう一度元気を出して書く事に。

広島到着の翌日、宮島の対岸の阿品に住んでいる友人の家に行く前に、
西区役所で戸籍謄本を貰うべく、市内電車に乗り出かけました。

区役所前で電車を降りるとどこかシンとし、駐車場に車の少ないのも目に留まったものの、
入口は東側、との表示に従い東から入り口を入ると、脇の窓口から小父さんが顔を出し、
何でしょうか?  戸籍謄本を頂きたいのですが。 今日はお休みですよ。
ありゃ! 今日は土曜日でどこも皆お休みです、と冷たいあしらい。

あれま。 自分が動いていると皆動いていると思うのと、今日は土曜日、お休み、
という感覚がなくなっている田舎者なのも自覚し、ははは。
すごすごとまた電車に乗り、阿品迄。


宮島の端の海が煌くお天気の良い日で、この阿品の高台の友人の家に通うのも
何十年もの事。 

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何せ長年の絵の友人難波ちゃんとは既に知り合って45年以上で、
絵の事のみならず何を話すのもツーカーで、何よりも信頼出来る友がいるのは、
本当に有難い事なのです。



お父さん(ご主人)がお昼御飯にと、宮島の上野屋の「穴子飯」を買って来て下さり、

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上にはしっかり穴子が乗り、下にはご飯がしっかり詰まり、これはご飯が多そう!
と言いつつ、全部しっかり美味しく頂き、ははは。

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夜のご飯の前、ふっと見ると「獺祭」の箱。 何も聞かない前から既に自分の物と思い!
ははは、

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晩御飯のテーブルに。 このお酒は本当にまろやかで美味しいのよね!!

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夜はまたお父さんのお心遣いで、お寿司!! 裳裾を引きづる様な大きな穴子も、
イクラもウニも、なんでこんなに日本のお魚は美味しいんだろうね!!

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お刺身も、

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これもお父さんの家庭菜園の水菜のお浸し、上にちりめんじゃこ。 鰤の焼いたの、
そして貝汁。

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長野で育った私はずっと子供の頃、朝ご飯のお味噌汁はシジミだったので、広島に来て後、
貝汁の美味しさに驚いたものでした。 
アサリはね、やはりスパゲッティよりも貝汁よね、うん。



初めての果物、パッション・フルーツ、これもお父さんの畑にあるんだそうで、味見を。
中はトロリの黄土色と黄緑の、甘酸っぱい美味しいもの。 7年長生きできるかな?!

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パッション・フルーツはトケイソウの実ですが、ほら、花の中に雌蕊が3つに分かれていて、
一寸見に十字の様に見えますね。 それで受難の意味のパッションと呼ばれ、
情熱のパッションではないのですね。



さて広島三越のある胡町、八丁堀付近の地図をどうぞ。
いつも個展で日本に行った時は、仲間との食事会を通称宴会部長が場所を探し
予約してくれるのですが、今回は土、日と友人達が2分したので、
まず2日の予約を「龍馬」でとってくれ、 サイトは https://ryoma.owst.jp/

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行った所が大変気にいり、美味しかったので3日の分を予約し、2晩通いました!

4日は搬出の後、出かけて来てくれた広島の絵の友人2人と行ったのが、「さかな市場」で、
日曜の為お休みが多かったのですが、ここは予約なしでOKで、特別な事は無かったですが
十分に美味しく、良かったですね。
えびす海鮮 さかな市場 https://www.hotpepper.jp/strJ000743575/

三越西横にあるビルは、以前は百貨店だったのですが、今はいろいろな店が入っていて、
6階にユニクロがあり、7,8階には本の丸善が入っていて、新しい本に飢えていた私は
丸善に2度通い、全部で文庫本を22冊買って戻りました。
ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズ7冊、万葉集、サマセット・モーム、
イシグロ・カズオ、史上最大の作戦、等などで、 これで暫くは飢えずに済みそうです。



さて2日の「龍馬」の、掘り炬燵式の部屋に落ち着いて、二木(ふたつぎ)さんご夫妻、
可愛い色白美人の竹ちゃんと、ちょっとお腹が出た?の一郎君。

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宴会部長の従妹でもあるハワイからの友人Mちゃん、なんと6年目の逢瀬でしたが、
ちっとも変わらない美人さん。 ピンボケ、ご容赦。

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我らの宴会部長でもあり、shinkaiの日本での秘書みたいにこき使っているYSちゃん。
いつも本当に有難うございます!!

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さて、突き出し3種。 なんだったっけ、書き出して全部覚えていないのに気が付いた。

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マッシュルームの傘に、何が入っていたっけ? オリーヴ油が使われていたね。

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竹ちゃんがお酒を飲めないので、飲むのは4人で、お酒を選んで注文するのは
宴会部長で、あれこれ何種類か飲んだ記憶がありますが、どれもが美味しかった、
というシンプルな感想のみ!

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プロセッコも普通のワインも美味しいし、この頃は晩御飯の後グラッパを飲んでいますが、
ワインの美味しさと日本酒の美味しさはまるで違うのですよね。 まろやか!の一言ね。



アックワ・パッツァ。 日本ではイタリア料理は食べない、日本食だけ、と豪語
しているのが、この店の料理はイタリア風が取り込まれていて、
それが結構美味しく抵抗なしで。

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焼き牡蠣。 牡蠣はカキフライも食べましが、酢牡蠣が抜けたなぁ、今回。

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これはお刺身の下にマスカルポーネ・チーズで、バルサミコ酢と。
イタリアのお魚が新鮮で種類が多かったら、こんな風にも食べられるのにね、残念。

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これは焼き鱧でしたね。

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蛸の刺身と、上は広島名物小イワシの刺身、生姜で頂きます。

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小イワシを裂くには、竹のヘラの薄いので、すっと身をそぐのですよ。
昔は道端で、おばちゃんが小イワシの刺身を、すっ、すっと作って売っていたっけ。



揚げだし豆腐。 ほとんど出汁の味のみの薄味でしたが、こういうのも美味しいね。

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ずっと普通にお醤油を使って来て、お土産に頂いた出汁醤油でその美味しさに驚き、
リチェッタを探し、今は自分流に出汁醤油を少量づつ作っては使っていますが、
これに慣れると普通のお醤油が如何に強い、辛いかがよく分かり、
いい意味の減塩になるかも、と思っています。



穴子の白焼き。 美味しかった。 穴子、牡蠣、その他のお魚も広島は美味しい!!

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牡蠣の天婦羅、私食べたっけ?   だし巻き卵。

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最後の〆に、鯛茶漬け。 これも美味しい出汁でしたね。

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「龍馬」の最後にお気に入りの写真を。 これ、店の方が「おかみさん、このお酒は?」
という感じに見えません? ははは。

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ハワイのMちゃんからメールが届き、最後に注文した小イワシの天婦羅、来たっけ?!
ははは、彼女も美味しく食べて、まだ心残りがあるのねぇ。

翌3日の夜は、また別の友人達が尋ねて来てくれ、二木さんご夫婦と全部で6人で、
また龍馬に。 でもこの日はカメラを画廊に忘れ、写真なし、残念。

「またお越しくださいませ」 「はぁい、3年後にね」 
そう、現在、広島在が1人も居ないのですものね。 



4日の夜は搬出の後、たまたま良さそうな店で入った「さかな市場」でしたが、
椅子の個室で女3人、いっぱいお喋りをしながら、食べ、飲み、笑い、楽しみました。

突き出し。

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これは白魚かな、からっと上がった軽いサクサク味で美味しかった。

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お刺身を2人前頼みましたら、皆2切れづつで、ははは、でも喧嘩無しね。

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焼き牡蠣を私のみ一つ頼んだら、だって450円もするんだもん、身がちいちゃかった!

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お酒は小さな升に入ったコップになみなみと注いでくれ、コップから溢れて
升のほぼ上まで、ね。
なので1人がコップのを飲み、もう1人が升からね。 
この表面張力を見よ!!

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付き合ってくれた友人2人、Yukiちゃんと、mkちゃん。 有難うね!!

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それぞれに好きなお寿司を注文し、やはり穴子が美味しく、ホタテもね。

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お酒は結局3杯飲み、どの写真がどれだったか覚えていませんが、へへ、

この威勢の良い注ぎ方を見てやっておくんなせえ! 
升の縁までたっぷりと溢れているんですぜ。

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彼女たちは焼きむすびを。 お魚味のお味噌とか。

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shinkaiは貝汁を。 合わせ味噌だとももっと好きかも。

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滞在最後の5日は、お土産を揃えに本通りに出て陶器のお皿を買い、ユニクロにも
寄って冬用のヒートテックなどを買いました。

ユニクロでの会計の時、免税扱いがあると知り、お願いしたのでしたが、残念、
日本への入国を顔パスで通ったのでスタンプなしで、OKとなりませんでした。
次回からは忘れずにスタンプを押して貰おう!

本通りで、お昼御飯にカレーが食べたくなり、お店の方にこの近くにカレーの店は?と
尋ね、教えて貰った「ガリバー」という店。
国際ホテルの前にあり、道角の小さなカウンターのみのお店。

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あっ、「あ」と大きく入っていたね。



お願いした海老カレー、中辛、ご飯少な目。 ビールは、と聞くと大瓶しかなく自粛。

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昔はねぇ、大辛の上の方まで行けたけど、衰えましたねぇ、ははは、仕方ないけど。
でも美味しいカレーでした。 出て気が付いたのは、あっ、ラーメン食べてなかった!!

今回のホテルの朝食バイキングでは、毎朝作り立てのお豆腐と、とろろイモ、
小イワシの唐揚げがあったので、とても気に入り、せっせと頂きましたし、牛乳も飲み、
朝出勤していく皆さんの姿とか、車を見下ろす窓際の席でゆっくり、しっかり食べ、
いつもは飲まないコーヒーもお持ち帰りで部屋に持って行き、本を読みながらね。


さてさて、また次回日本に行くまでは日本食の楽しみは無しですが、
目の前のオチャカナにして頑張って参りましょう! にゃお~~ん。

淡路でもまた美味しいものを頂いたのでしたが、分家ブログの方で見て下さいね。


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・ 広島での個展を終え、無事に戻りました!

10月29日から11月4日までの個展を終え、6日のお昼前に無事戻りました。

24日の早朝ヴェネツィア空港から飛び立ち、ウィーン経由で25日の朝豪雨の
羽田空港に到着、そして広島に飛びましたが、夕方から見たTVニュ-スは
千葉の豪雨被害を伝え続け、広島滞在の始め位までだったか、
ラグビーの世界選手権大会のニュースで日本は湧いておりましたっけ。

広島での個展会場の広島三越は胡町(えびす町)にあり、
ここから西の平和公園に至る間が広島のいわば一番の繁華街に当たります。
今回は写真が少ないのでグーグル地図から補充をさせて頂き、

広島三越店のある胡町の、電車通り側で、

1-Cattura5.jpg



こちらが三越店の東角で、横を南北に通る歓楽街の流川通り。

2-Cattura7.jpg



三越店の南側の入り口の横にある、ビルに挟まれた胡子(えびす)神社で、
そろそろお祭りが近づいているので、通りには横幕が張られていましたが、

3-Cattura.jpg



「えべっさん」のお祭りの時には、こんな飾りつけに。


4-Cattura4.jpg



もう一度電車通り側に戻って頂き、入り口の2重のガラス戸の、開店前の
閉まっている様子を。

5-Cattura2.jpg

デパートに開店前から出かける事は平常ありませんが、個展の時は一般の方と
開店して後入るので、宿泊ホテルから歩いて20分程の見積もりで出かけ、
大体ちょうどの開店時。

「いらっしゃいませ」のお辞儀とご挨拶に迎えられて入り、エスカレーターで
7階まで上がって行く間、各階でこのご丁寧なご挨拶を受けます。
こういうのはどうも苦手で、皆さんがされるように完全無視はできず、
こちらも頭を下げ、「お早うございます」といいつつ、上って行きますが、やはり苦手。

で、思いついたのが、一番西側の扉から入ると1階の入り口にのみ係りがいて
「お早うございます、いらっしゃいませ」ですが、端の通路の先にエレベーターがあり、
それに乗ると大体7階まで直通で行け、画廊の裏入り口に通じているので味を占め、
はは、会期半ばからその手で行くように。

三越の開店は何時でしたっけ、と滞在したホテルで聞くと10時です、との事で、
あれ、も少し遅かったような気が、と思いつつ出かけ、外入り口ドアを通り抜け、
中のドアを押すと閉まっていてガツと音がし、近くの男性が急いで寄って来られ、
はい、恨みの、「10時30分開店でございます」の立て札なのですぅ。



3年前の個展の時は無かったエスカレータ-横と、エレベーター内に
今回個展のポスターを貼って下さる事になり、大判のポスターがこのように。

6-DSC03568_01_GF.jpg

7-DSC03569_01_GF.jpg



そして7階の画廊入口。 中程左にちょっと飛び出た壁が見えますが、
ここを閉めて奥の小さな画廊と2つに分けたりの使用ですが、
今回は開け放しての広々とした会場に。

8-広島展2019会場風景1_01_GF.jpg



入り口から入った所、頂いたお花が並んでお迎えで、

9-広島展2019会場風景3_01_GF.jpg



初日に行った時に既に入り口脇机の上にあった、我が絵の師二木さんと奥さんの
竹ちゃんからの可愛い花籠。

10-DSC03533_01_GF.jpg



広島時代の絵の三原捷宏先生から頂いたお花。 
風船玉みたいに見えるのが会期中に熟し、というのか、最後の日には割れて
中からタンポポの白い胞子の様なのが、タンポポよりもずっとずっと白く輝き、
長い羽を持ったのが溢れだしていました。 とても勿体ない感じで・・。

11-DSC03537_01_GF.jpg

3年前の時も搬入の時に来て下さったのでしたが、今回も日展の会期が始まる
直前にも拘らず来て下さり、時間を掛けて絵の陳列順を決めて下さったのでした。
心よりの感謝です!



12-DSC03536_01_GF.jpg

珍しい赤いカラーの花があり、全体の渋い妖艶さとでもいう雰囲気に私はとても
惹かれたのでしたが、
会期中まるで私の携帯が機能せずでこちらに戻って後お礼のメールを出しましたら、
私のDM等を持って行ってお願いして下さったようで、
それから受ける雰囲気などからアレンジして下さったんだそうで!

・・という事は、shinkaiの絵にも少しは妖艶さがある、という事?!
きゃはは、冗談で~す。



名古屋から送って下さった南出さんのお花は、蘭が一際光る豪華なもの。
有難うございました。

13-DSC03534_01_GF.jpg



会場中程から入口に向かい、右側の壁の半分と、

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上に続く壁の様子。

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こちらは、向かい側の壁の様子。

16-広島展2019会場風景4_01_GF.jpg

17-広島展2019会場風景5_01_GF.jpg



画廊の入り口から左奥の壁と、

18-広島展2019会場風景9_01_GF.jpg



奥正面の壁。

19-広島展2019会場風景8_01_GF.jpg



そして、奥から右に出入り口に続く壁の小品3点。

20-広島展2019会場風景10_01_GF.jpg


会場の展示作品の様子は、来て下さった二木さんが撮って下さったものですが、
それぞれの作品の額に収まったのも撮って下さったので、
絵のブログの作品ページにそれぞれアップしますので、また見てやって下さいね。

額はいつも、東京展の場合も、広島での長年のお付き合いのピカソ画房さんに
お願いしているのですが、今回もとても良い額を選んで下さっていて感謝!

が、今回の支払についてはちょっと例によりshinkaiの大ドジが絡み、ははは、
どう工面しようかと焦ったエピソードは、絵のブログの方でご披露しています。



今回は来て下さった方々の写真を撮るのを大幅に失念し、懐かしい方々が
来て下さり一緒に喋っていると撮るのを忘れ、で、本当に少ないのです、残念!
例により、お名前は省くという事で、ブログ掲載の許可を頂いていて、

こちらは短大時代の友人で、ご主人も当時から知っている方で懐かしく、
お二人とも全然お変わりなく!

21-DSC03549_01_GF.jpg



3年前の個展の時にも来て下さったのに、会えずだったお二人。 
お変わりなく、会えて話せて、良かった!

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23-DSC03558_01_GF.jpg



田谷行平先生。 「農民の靴」をDMで見たので来た、と言って頂き、嬉しく!

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広島で絵をちゃんと初めての師の新延輝雄先生の息子さん、泰雄さん。
ずっと「やっちゃん」ですが、グンと先生に似て来られたなぁ!

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27-DSC03582_01_GF.jpg



懐かしい人が来てくれましたぁ! 

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この後、最後の打ち上げの飲みに付き合ってくれたお二人。 有難う!

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いつもは絵の事で、会期前にはDMやチラシ、ポスターのデザインもして頂く
大友人でもあり、絵の師匠の二木さんご夫妻。 お二人が付き合って下さった
3日間は、私にとって大変安心出来る広島滞在の日なのでした。

30-DSC03607_01_GF.jpg


で今回大ドジをしたのは、帰る途中ウィーンからメールを送り、届けられません、の
文字が出なかったので、大丈夫着いたと思い、こちらに戻ってからメールをせず、
というのも、疲れが出たのと、あれこれ用事が重なり、一応戻っているのメールは
出していると思う安心が重なり、無事戻りました、とちゃんとメールしなかった事。

所がウィーンからのメールは届いておらず、彼ら2人は物凄く心配してくれたらしく、
共通の友人にも尋ね、挙句にはコネリアーノの市役所、イタリアの日本領事館にも
尋ねようとまで心配してくれた様子!!

戻ってすぐに買ったスマホの設定がまるで前のと違い、アドレスや電話番号を移すにも
大変に手間取ったのもあり、メールはお預けのままだったのが、
プチっと「連絡ください」というローマ字のメッセージが新しい携帯に届いたのを見て
電話すると、大変な心配をかけていた事を知り、恐縮するやら恥ずかしいやら、
でもそこまで心配してくれる家族以上のお二人がいる事に感激と感謝を改めて!!

この馬鹿はまだまだしぶとく生きるとは思いますが、こういう事は2度としません!
ごめんなさい。 と大文字でメールをした事でしたぁ。



頂いたお花をもう二つ。

31-DSC03564_01_GF.jpg

32-DSC03561_01_GF.jpg

下の花籠の百合は、全部大きく咲き開き、見事でした。


今回の広島三越での個展は先回に比べ、お買い上げは少なかったのですが、
作品については皆さんから大変に良い評価を頂き、嬉しく有難く、
1年半頑張った事も報われました。

会場に来てくれた長年の絵の友人からも、あれこれアイディアや絵についての
励ましも貰い、戻ってからの描きたい、描こうと思う絵の方向についても考えました。

この1年半は絵のみでなく、「記録庫ブログ」の引っ越しがまだ長引いたりの
問題もあり、殆ど他の事は出来なかったのでしたが、

広島に行った事、また春に亡くなった姉の納骨や後始末も綺麗に片付いた事で、
また1年半後の東京での個展を目指し頑張ろう、という気持ちになっています。

日本での目まぐるしい日常、食べ物の美味しさなどもこちらの生活に比べて見て、
1人暮らしの簡素、質素で、余り気が散らない生活も逆に自分には良いのかも、
と改めて思い、まだ絵に対する欲のあるうちは頑張らないと、と。

という様な、あれこれの感慨、新しい意欲にも思いが行った
今回の広島での個展でした。

広島での個展にお出かけ下さった方々、はるばる遠方から来て下さった方々、
本当に有難うございました!  心より御礼申し上げます!!

これからも頑張って行くつもりですので、どうぞ応援をお願い致します。


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