・ スコミーゴ村の年の暮れ、 夕焼けの色は

年の瀬も押し詰まり、皆さまの新年を迎えるご準備はお済でしょうか?
はぁ、shinkaiめはクリスマスが済んだ後は気楽に、はは、ぼちぼちと
お絵描きをしながら、ブログの写真整理に追われておりますが、

雨続きも漸くに終わり、北イタリアのこの一帯はクリスマスからとても良いお天気
が続いていて、その為に夕焼けの色も一際鮮やか!

という様子で、26日から29日迄の4日間の、年末スコミーゴ村の夕焼けの色を
せっせと撮りましたので、見てやって下さいね。

まず26日。 今頃は大体16時10分程に西のオリアーノの丘に日没ですが、
その後しばらく経っての名残の色がとても鮮やかで、

PCを触っていて外が薄暗くなっているのに気が付き、窓を閉めようとして
夕焼けの色に気が付き、大急ぎで外に出て撮ったのが4時55分程。

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で既に最後の名残の色だったか、すぅ~っと色が素早く失せて行きました。

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スコミーゴ村 ・ 冬の夕暮れ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465337915.html



そして27日。 この日も雲が多く、大変に鮮やかな名残りの色となり、
もくもくとした雲の流れが赤く染まり、迫力!

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上の方は、雲の隙間の青空がのぞき、

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暫くして少し、落ち着いた色に沈み。

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スコミーゴ村、 冬の夕暮れ と、おまけのヴェネツィア
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467080032.html



28日。 この日は暫くさぼっていた「歩き」に15時過ぎから出かけ、
大体1時間15分程で隣村カルページカの教会前で折り返しての5kmちょっとを
歩いて戻りますが、

午前中はまるでなかった雲が段々厚くなり、戻ってくる道で雲の間に太陽が隠れ、
焦りながらせっせと歩くものの、遂に家に戻るあとほんの少しの所で日没!
ああ、もうちょっと前に家を出れば日没を撮れたのにぃ、と
ぼやきながら、ははは、カメラを持って飛び出し、

右寄りに見える四角い家の背後にぎらぎらと陽が沈んだのでしたが、
この写した時で16時43分。  

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この日もかなりの雲となり、迫力の日没でしたが、上の方の空はこんな感じ。

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日没直後のまだ黄色い光が丘の上すぐの所には残り、

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オリアーノ村の丘の上の葡萄畑の様子など面白く。

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雲のへりに煌いて残る最後の光。

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一旦家に入り、また暫くしてからの、名残りの色。

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昨日29日。 まるで雲がなく、南寄りには三日月、そしてその斜め下には
星もしっかり写ったのですが、こうして縮小すると見えるかなぁ・・。

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穏やかなオリアーノの丘の線と空の色。

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我がコンドミーニオの視界ぎりぎりに見えた、ほんのチョッピリの雲の動きと色。

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という様な年の暮れ、スコミーゴ村の夕暮れの色でした。

冬の夕陽は早く、雲の関係で毎日様々な変化があり飽きませんが、
寒さにおびえ、遠くまで出かける気力がなくなっていて、へへへ。

朝陽も雨戸を開ける朝7時半頃には時々、ああ!と思う色が見えるもののぉ、
朝は夕方よりももっと寒く、へへへ。


今年も一年間の皆様のご愛顧に感謝し、来年も宜しくお願い申し上げます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!


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・ イタリアの小さな村が、クリスマス・カードの様に変わる時

皆さま、ブオン・ナターレ!!

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良いクリスマスをお迎えになられておいでと思います。

今年一年もあともう少し。 頑張って良い年の暮れを迎えましょうね。
そして、食べすぎ、飲み過ぎにご注意を! ははは。


今日はクリスマスの日に相応しいような物を、と思い見つけたサイト、
I borghi d’Italia che si trasformano in cartoline di Natale」 
上のタイトル通り、からの写真と、例により追加もあれこれでご紹介を。

イタリアにはたくさんの美しい小さな村々がありますが、12月のクリスマス・
シーズンにはまるでプレゼーピやクリスマス・カードの中から抜け出て来た様な、
家並や光が素晴らしい村が丘の脇や、海を見下ろす場所にあります。

という説明が最初にありますが、shinkaiがこれは良い、と思ったのは、
なかなかwebサイトでは紹介がない、でもとても良いと思っている場所が
2つ3つ含まれていたのでちょうど良いと思い、はい。

ではまず、
1. モンテ・サント・ディ・ルッサーリ・Monte Santo di Lussari
  フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州 ウーディネ県
  今回は最初の写真がサイトからの物です。

1-1-Monte Santo di Lussari – Tarvisio - Udine C_2_fotogallery_3084484_1_image.jpg

ここの写真は良くサイトに登場しているので、ご存知の皆さんお多いかと。

元々は聖所だったのが、現在はスキーの為の小さな逗留地ともなっていて、
16世紀の修道院が海抜1700mにあり、そこからのパノラマが素晴らしい。
雪景色はまるでプレゼーピオの様に。



どこにあるか、地図をどうぞ。 右に囲ったグレイの線が交わる所、
ここがイタリア北東部の突き出した所で、上がオーストリアで、
右、東がスロヴェニア。
タルヴィーシオ・Tarvisioがイタリア島北部の最後の町。

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美しい写真でしょう? 年越しに行われる「フィアッコラータ・fiaccolata」
夜、灯を持って皆が行列行進をするのを言いますが、
年越しとあるので、きっと一番奥の教会、修道院への参拝ですね。

1-monte-lussari_fiaccolata_ph-©Bruno-Pisani-630x340.jpg



夏の様子で、ここはきっと夏の避暑地にも良い所でしょうね。

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2. メッザーノ・デル・プリミエーロ・Mezzano del Primiero
   トゥレンティーノ・アルト・アディジェ州  トレント県

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サン・マルティーノ・ディ・カストロッツア・San Martino di Castrozzaの
山並みの陰にある素晴らしい村で、アルプスの村文化の戸外の博物館、
村の小路や広場、、家庭菜園、流れ、などと共に薪の山や切り株で作った
芸術モザイクがある。



地図をどうぞ。 上に見えるシロール・Sirorには義理の息子の夏の家があリ、
何度か行きましたし、一度メッザーノにも行った事があります。

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薪の山と、木のモザイクと ・ メッザーノ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468344148.html

ドロミーティ ・ 山の村のクリスマス市・シロール
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468200074.html



メッザーノの村のクリスマス・ツリー。

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メッザーノの夏の家並。

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3. マナローラ・Manarola  リグーリア州 ラ・スぺーツィア県

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リグーリア海岸のチンクエ・テッレの町の1つとして世界遺産にも登録の有名な
場所で、すでにこんな夜景自体がプレゼーペみたいですが、



12月にはギネスの記録で「世界一の大きなプレゼーピオ」と認定のプレゼーピオが
町に向かい合う丘全体に繰り広げられる。

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一応地図を。

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岩にへばりついている様なマナローラの町。 左の丘がプレゼーピオが飾られます。

3-Italy.Cinque.Terre.Manarola.2.jpg

リグーリア、そして チンクエ・テッレの海の色
http://www.italiashiho.site/archives/20180621-1.html



4. ブリジゲッラ・Brisighella  エミーリア・ロマーニャ州 ラヴェンナ県

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岩壁の上に根付くような要塞、狭い迷路の様な路地と歴史的な建物、そして
寄り掛かる家並に中世の面影を強く残す古い町。



地図をどうぞ。 ボローニャから東のラヴェンナに向かう道筋のファエンツァから。

4-brisighella.jpg



美しい雪景色をどうぞ。

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この町では魅惑的なクリスマス市が開かれる。 という写真を見つけました。
なんとこの町の素敵な「ロバの道」で開かれるのですねぇ!

4-Mercatino-di-Natale-Brisighella.jpg

n.1 ブリジゲッラ ・ 中世の要塞と美しい村と
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463937799.html

n.2 ブリジゲッラ ・ 中世の要塞と美しい村と
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/463938002.html



5. アッシジ・Assisi  ウンブリア州  ペルージャ県

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アッシジというと即サン・フランチェスコ聖堂の写真が出て來るのを見慣れていて、
一瞬、おお、懐かしい!という想いが湧いた道角のタイルの壁画。
聖堂前の広場からヴィア・フラーテ・エーリアを下るとここに出て來るのですよね。



一応地図を。

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プレゼーピオを最初に飾った聖フランチェスコの生地であるアッシジでは、冬季、
そしてクリスマスが近くなると一層生き生きとした強い精神性が感じられ、
聖堂、町の道筋の至る所に飾り付けが施される。

これは上院前の広場いっぱいのプレゼーピオ。

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町の中心にあるコムーネ広場では、こんな風に壁に映し出されるのですねぇ。
右はジオットーの絵だったと。

5-assisi IMG_2328-770x470.jpg

アッシジのご案内は、こちらから
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460871638.html



6. アンギアーリ・Anghiari  トスカーナ州 アレッツォ県

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これもまた懐かしいアンギアーリの写真で、一瞬、わぉ!と思いましたっけ。

この町はレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた幻の絵で有名な、ミラノ勢と
フイレンツェの1440年に行われた闘いの舞台となった所。



地図をどうぞ。 フィレンツエから南に下ったアレッツォ・Arezzoからバスで。

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町の中心はルネッサンス様式の建物や、狭い迷路の様な小路の
魅力的なもの。

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この写真右にはパラッツォ・タリアテスキ博物館があり、左向かいには
かの「アンギアーリの戦い」博物館が。



美しい雪景色の広場。 中心に見える像はイタリア独立の大立者ガリバルディ。

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右に見える道は大変な傾斜の直線道で・・。 こんな雪の日はどうするんだろ?!

「アンギアーリの戦い」始末記と、その周辺もろもろ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461130197.html

n.1 アンギアーリ ・ 中世の宝石箱の様な町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461129676.html

n.2 アンギアーリ ・ 中世の宝石箱の様な町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461129968.html



7. ペッツォ・ディ・グレーコ・Pezzo di Greco  プーリア州 ブリンディシ県
   ファサーノ市

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「プーリアの刃」と呼ばれるプーリアの典型的な風景は、川の浸食による
細い溝が「刃」と呼ばれるのだそうで、その「刃」と共にある洞窟には、かなり
現代に近い時代まで人々が住んいた歴史があり、
ラーマ・デル・トラペット・Lama del Trapettoにある古い洞窟村には
地下の大きなオリーヴ油の採油場もあるのだそう。

という事で、上のサイトの写真の意味が分かりましたが、



地図をどうぞ。 イタリアの長靴の踵の付け根の海側、とお考え下さいね、
で、海から3k程の距離にあり、ファサーノからは3kの距離と。

7-2-pezze di greco.jpg



で、この洞窟住居跡は年間を通して見学でき、クリスマスの時期には
「生きたプレゼーペ」、生きた人間によるキリスト誕生と当時の生活再現が、
100人もの人々によって行われるのだそうで。

7-3-presepe vivente pezze di greco.jpg



検索すると「生きたプレゼーペ」の写真がたくさん見つかった他に、こんな
「トゥルッリ・trulli」、アルベロベッロの特許かと思っていたのも見つかりました!

7-4-smasseria-trulli.jpg

ついでに距離を調べましたら、ペッツォ・ディ・グレーコから西に約25k程、車で
30分程の位置にアルベロベッロがあるのも分かりましたから、
あの一帯には他にもトゥルッリがあるのだろうなぁと。



8. マテーラ・Matera  バジリカータ州

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1993年から世界遺産登録、今年2019年はヨーロッパの文化首都となった
マテーラ。 世界で一番古くから住民が住んでいた洞窟住居の1つでもある
サッシ群。
それら古い住居、教会にもクリスマス時期にはたくさんの灯が点けられ、
その特徴ある雰囲気は大変に素晴らしいもの。



地図をどうぞ。 バーリ・Bariから連絡があります。

8-2-matera.jpg



陽が灯ると一層雰囲気が増しますが、

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ほら、雪景色が良いですねぇ。 流れ星の姿があちこちに見えます。

8-matera IMG_0056.jpg

マテーラ・Matera ・ 洞窟住居と、マテーラの町について
http://www.italiashiho.site/archives/20181021-1.html

夜と、朝の眺め ・ マテーラの風景
http://www.italiashiho.site/archives/20181025-1.html

洞窟教会の一つ、現在の地下礼拝堂 ・ マテーラ
http://www.italiashiho.site/archives/20181214-1.html



9. カステルメッザーノ・Castelmezzano  バジリカータ州 ポテンツァ県

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住民の数は750人ちょっとのこの村は、他の周辺の小さな村と共に
ドロミーティ・ルカーネ公園・Parco delle Dolomiti Lucanoを形作り、
イタリアで一番美しい村々の1つにも指定されている。



地図をどうぞ。

9-3-castelmezzano.jpg



上の切り立った山の姿も凄いですが、こんな風に物凄い高地に、とはいうものの
海抜750mですから高地というよりも立地する条件が凄いのかもですが、
雪の山懐に、こんな風に抱かれている写真も!

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ルカーノ(バジリカータ州の)ドロミーティ、と名乗る程の周囲の山の姿ですが、
こんなのも見つけました。 大きさが分かるように2枚ね、はは。

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9--castelmezzano.jpg



10. サン・ジミニャーノ・San Gimignano  トスカーナ州 シエナ県

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世界遺産指定の、特異な姿を残す中世そのままの塔の町は、冬期には
町全体がとりわけ星空の下でプレゼーピオに変身する。

この町はどこにでも登場し過ぎな程ですが、



一応地図を。 シエナからのバスをポッジボンシ・Poggibonsiで乗り換えて。

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いつものチステルナ広場の灯の飾りつけ以外にやっと見つけた、通りの飾り。
はい、この奥に塔が2本見える夕方の小さな写真も見つけましたから、
間違いおまへん。

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最後は、「塔の町」の名にふさわしい昼間の写真を。

10-4-ssan-gimignano.jpg

美しき塔の町 サン・ジミニャーノ ・ 塔の上から、そして
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467078009.html

サン・ジミニャーノの朝 ・ 雲海の朝焼け
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466797663.html


ワム! ラースト・クリスマス。 ジョージ・マイケルの余りの若さに絶句。
https://www.youtube.com/watch?v=bwNV7TAWN3M

では皆さま、クリスマス休暇をお楽しみくださいね!!

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・ クリスマスの食卓  イタリア人に一番愛されている10の食品、献立

北のピエモンテ州から南のシチーリアまで、イタリアにおけるクリスマスの食卓は
「伝統」という唯一の赤い糸で繋がります。
つまり、家庭の手作りのパスタ、ミネストラ・スープ、野菜、肉か魚で、
家族皆が集まり、イヴの大夕食、25日の昼食は、かってはお祖母ちゃんが、
そしてマンマから娘に伝えられていく伝統的な味が愛され、賞味されます。

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という書き出しの、探していたサイトが見つかりましたので、ご案内を!

あれこれたくさん見つかったのですが、なかなか本当に伝統的なと思うのが見つからず、
現代的なレシピをあれこれも試す、味わう、式なのが多かったのですが、
この「Natale a Tavola, I 10 cibi più amati」は、

いわゆる一般庶民にクリスマス前の市で求められるオーソドックスな食品、と
思われますので、このサイトを参考にし、疑問事項なども調べ、写真も追加を。

ではまず、
1. トルテッリーニ・イン・ブロード・Tortellini in brodo

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家庭での手つくりパスタが伝統のエミーリア・ロマーニャ州のクリスマスでは、
卵を使った手作りの「トルテッリーニ」のパスタの皮に、豚肉と子牛肉と挽いたもの、
モルタデッラ・ボローニャ産の太いソーセージ、パルミッジャーノ、ナツメグ等を包み、
それをカッポーネ・去勢雄鶏のスープで食べる美味しい一皿。

同じような包みパスタで「カッペレッティ」と呼ばれるのは、ウンブリア州、マルケ州、
トスカーナ州、そしてラツィオ州でも賞味される一品と。



で興味深いのが、エミーリア・ロマーニャ州というと州都はボローニャ・Bolognaで、
我々は州全体が一つ、と思いがちですが、地図をどうぞ。

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ご覧の様にエミーリアとロマーニャは別で、同じエミーリアでもボローニャ県と
フェッラーラ・Ferrara県は別で、

上でいう「トルテッリーニ」はボローニャの物で、フェッラーラでは「カッペレッティ」
となり、エミーリアの上に細長く伸びてくるロンバルディーア州の東の先っちょにある
マントヴァ・Mantovaでは「アニョリーニ・Agnolini」になるのですと!



そしてこの「トルテッリーニ」と「カッペレッティ」の違いを探しましたら、
どうやらお国自慢も兼ねての対抗意識も強い様子で、
形の違いの写真、

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こんなのも! 
「ボローニャ風トルテッリーニ と ロマーニャ風カッペレッティ:大きな違い」

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これには笑いました! つまりトルテッリーニの方が断然旨いんだ、一緒にしないでくれ!
と言わんばかりでしょう?!

詰め物にも少し違いがある様ですが、大きな違いは「トルテッリーニ」の皮が
薄い事で、論理的に言うと10分の6ミリの違いがあるんだそうで、
それによりエレガントな小さなパスタとなるのだそう。



こちらがマントヴァで食べられる「アニョリーニ」。 

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う~ん、やはり「トルテッリーニ」の形が良いですねぇ。 そう思われません?



という事で、漸くに2に、はは、
2. ラザーニャ・Lasagna

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ボロニェーゼ・ボローニャ風と呼ばれる挽肉とベシャメル・ソースを使ったもの、
ナポレターナ・ナポリ風はリコッタ・チーズとソースと、フィオール・ディ・ラッテ・
モッツァレッラとほぼ同じもの、小さな肉団子を使ったもので、

ラザーニャはイタリア全体で、クリスマスの料理の1つとして、とても好まれているもの。


「ラザーニャ」と呼ぶと、平べったい薄い幅広のパスタを使い、ボロニェーゼである時が
ほぼ決まっているようですが、
他に「パスティッチョ・pasticcio」とも呼ばれるのがあり、ほぼ同じ様なボロニェーゼ風の
時もあり、魚や野菜を使ったり、色々混ぜる時にもそう呼ぶようです。
トマト・ソースを使わずに、ベシャメル・ソースとモッツァレッラ、または他の
チーズを挟んだりする時もそう呼ぶのかな、

とか、何か失敗した時などにも「ケ・パスティッチョ!」と使われます。



3. ミネストラ・マリタータ・Minestra maritata

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「マリタータ」とは「結婚」の意味で、つまり肉類と野菜の結婚スープで、
大変に食材が豊富というか、プロシュット・生ハムの骨をベースにし、去勢雄鶏、鶏、
子牛、ソーセージ、チコリ、ルリチシャ、キクジシャ、ブロッコリ、チリメンキャベツ
が入ったもの。

そう裕福でない人々の間では、豚肉のお高い部分ではなく、耳や頬っぺたの肉を使い、
このスープはスペインがナポリを領事していた時代、16~18世紀に生まれたものだそう!

現在もこのスープはカンパーニア州とカラーブリア州でクリスマスの食卓に上るそうで、
カラーブリアではインゲン豆も入るそう。

が、しばしばオリジナルよりももっと軽く、鶏と牛肉のみを使って作られるそうで。



4. バカラ・ Baccalà・鱈

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クリスマスのテーブルのプリンス、とでもいえる鱈で、たくさんの州において
24日の晩餐で、様々な料理法で食べられる。

ラツィオ州、カンパーニア州では揚げ物に、プーリア州ではトマト、黒オリーヴ、
ニンニク、ケッパーと一緒に煮込みに、バジリカータ州では茹でて、
ゆで卵、オリーガノ、松の実、胡桃と一緒にモリーゼ州で、
ヴェネトではポレンタと共に。



5. アバッキオ・Abbacchio・子羊の肉

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子羊の肉をオリーヴ油、ニンニク、サルヴィア、ローズマリーノ、白ワインでフォルノで
焼き、ニンニクとアンチョビー、白ワイン酢、オリーヴ油のソースで食べるもので、
ローマのクリスマスのテーブルの大事な一品。

子羊の肉料理は他の料理法でも使われ、アブルッツォ州ではローストに、
プーリア州では・野生の小玉ねぎと一緒にフォルノで、
シチーリアとサルデーニャではジャガイモと一緒にフォルノで。



で、この「ランバショーニ・lambascioni」とは何?と調べまして、確かに小さな小さな
野生の玉ねぎ、らしいと分かったのがこの写真で、

10-2-lampascioni-cosa-sono-1f6569da.jpg

ですが、「ランバショーニ」ではなく、「ランパショーニ・lampascioni」と知り、
または「チポラッチ・cipollacci」と呼ばれ、地中海地方、プーリア州に
自然に生えるそうで。



この美しい花ランパショーニが春に咲き、根っこに小さな食べれる球を持つ様子で、
便詰めで売っている写真も見ましたから、きっと美味しいのだろうと!

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6. カッポーネ・Cappone・去勢雄鶏

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詰め物をしてロンバルディーア州とトスカーナ州で、茹でてウンブリア州とリグーリア州、
ローストはピエモンテ州とマルケ州と、
カッポーネはイタリア北部と中部において、クリスマス料理によく使われる。

そう、ヴェネト州においてもしばしば大きな鶏を見かけ、「カッポーネ」と
呼ばれているのを見かけま~す。

調べましたら、生後2ヶ月で雄鶏を去勢したもので、2,5kg以上、3kになるのも!いて、
肉は柔らかく、風味が良いのだそうで、はい。



7. カピトーネ・Capitone・大鰻

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カピトーネというのは大きな鰻、つまり雌の鰻なんだそうで! 
鰻の日に食べる鰻は、というか、日本の鰻では雄、雌関係なかったですが、ははは。

で、モリーゼ州のクリスマス・イヴには欠かせないそうで、ニンニクとローリエと
共に煮込み、
カンパーニア州とラツィオ州では大鰻の凄い脂身に関わらず揚げ物で、熱いうちに
供せられるそう!



8. ブロヴァーダ・エ・ムゼット・Brovada e muset

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フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州に広がるクリスマスのメインディッシュで、
まずは言葉のご説明からしますと、



「ブロヴァーダ」というのは右に見える頭の赤い白カブで、皮付きのまま細く削られ、
3か月間樽の中、葡萄の皮(ヴィナッチャ・vinaccia)と共に漬けられるのですね。

14-images.jpg

このカブを漬けた、薄いピンク色の汁と共に袋に入ったのを、一度フリウリの田舎の
店頭で見た事がありましたっけ。
とりとめもなく、 フリウリの事を・・
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/470693472.html

そしてそのカブの汁と共に、ローリエとニンニクを炒めたもの、ラードとローズマリーノと
共に「ムゼット」を煮込んだものがこの料理。

で、「ムゼット」というのは、鼻・ムーゾを含めた豚の頭部によって作られた
フリウリ州の特徴的な、コテキーノ・cotechino、なんだそうで。



「コテキーノ」というのは豚の皮の中に、豚肉や香辛料を詰め込んだもので、

15-1-icon.jpg



レンズ豆と一緒に食べるのも、一種のおまじないで、確かお金が貯まります様にと、
クリスマスのご馳走に食べるのが多い様子。

15-2-cotechino-lenticchie-4.jpg



似たような物に、豚の足の皮にくり抜いた肉や香辛料を詰めたものがあり、
これは「ザンポーネ・Zampone」と呼ばれ、

15-3-1930_immagine_0.jpg

写真のこれはモデナの原産地名称保護制度指定を受けている製品で、
コテキーノも同様、モデナのコテキーノというと有名ですね。



9. カネーデルリ・Canederli

16-Fotolia_17677630_Subscription_Monthly_M-1024x681.jpg

またはクネーデルとも呼ばれるトレンティーノ・アルト・アディジェの典型的なもので、
硬くなったパンをふやかし、スペック、卵、小麦粉、ベーコン、ハムと一緒にお団子にし、
ブロードの中で煮るか、
この写真の様に溶かしバターとチーズをかけたり、肉のラグー・ソースで食べるもの。



10. カーヴォリ・Cavoli・カリフラワー

17-Fotolia_56778514_Subscription_Monthly_M-1024x682.jpg

カリフラワーはラツィオ州のクリスマス・イブの主役の座にあり、揚げ物にしたり、
カンパーニア州ではサラダに、その名も「体の強化サラダ・insalata di rinforzo」と
呼ばれ、黒オリーヴ、ケッパー、そして「パパッチェッレ・papaccelle」と呼ばれる
小さな唐辛子の酢漬けと共に供される。



18-images.jpg



という様な各地様々のクリスマスのご馳走の数々でしたが、
へぇ~という様なまるで新しい物にも、改めて何物かを知った、のも登場し、
興味深かったです。

日本のクリスマスは? と聞かれた時は、うん、クリスマスは日本では
食べるのと飲む日なの、と答えるshinkaiですが、はは、

教会に行かない事を除けば、大いに皆でご馳走を食べる日であるのは、
こちらイタリアと同じですよね、皆さん?! 

良いクリスマスを!!


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・ クリスマスはどこに旅行する? あまりお金をかけないで

クリスマスにヨーロッパに旅行計画のある方も多いでしょうね、きっと。
多分パリとか、クリスマス市で有名な北方の町とか、イタリアだったらローマとか
フィレンツェかな?

イタリアの伝統では、ナターレ・クリスマスは家族と一緒に過ごす、というのが
ありますが、昔からの伝統も少しずつ薄れ、また若い人たちは
クリスマス休暇を利用して出かける、というのが多いようですね。   

で、今日のタイトル通り、「クリスマスにどこに行く、お金をあまり使わずに・
Dove andare a Natale spendendo poco」というサイトを参考に
お勧めのイタリアの5つの町のご案内を。

クリスマス市が始まる11月末から年末、年越し、そして元旦を過ぎて6日頃まで、
冬のこの時期、どの町に行っても美しく飾り付けられてロマンチックな雰囲気ですし、
次回のご参考になるかもですし、お出かけの方は少し足を延ばせばOKの所もあるかも!

ではまず、

1. グッビオ・Gubbio  ウンブリア州

1-1-natale-gubbio-italia.jpg

グッビオは四季それぞれに観光客に愛されるウンブリアの町ですが、
有名なのは背後の山に大きく浮かび上がるクリスマス・ツリー!



グッビオはどこにあるか、地図をどうぞ。

1-2-gubbio.jpg

電車の便はありませんが、ご覧の様にアレッツォ・Arezzoから80k程、
またはペルージャ・Perugiaから40k程でバスの便が。
http://www.perugiatoday.it/guida/trasporti/trasporto-extraurbano/orari-autobus-da-perugia-a-gubbio-e-ritorno.html
アドリア海側からだとアンコーナ・Anconaから20k足らずの距離と。



上の写真ではクリスマス・ツリーの大きさが良く分からないので、こちらをどうぞ。

2-alberogubbio.jpg

グッビオの町の背後のインジーノ山・Inginoのこのツリーは、「世界で一番大きい」
と認められており、260の灯で形作られ、内部には色とりどりの灯が輝き、
650m以上の高さに広がり、頂上には流れ星が1000平米の大きさで輝くもの。

この設置には毎年アルベライオーリ・Alberaioliと呼ばれるヴォランティアの奉仕で、
2019年度は12月7日から2020年1月12日まで夜空に輝くそう。

興味深いのは、この灯りを寄付する、まだ灯っていない灯を付ける、のが10エウロで
出来るそうで、お志ある方はこちらから。 
http://adottaunaluce.dotstage.net/



町の中心広場にある、ドゥカーレ宮。

3-Natale-Gubbio-770x470.jpg



サン・マルティーノ地区(町の西南)にあるプレゼーペ通り・Via del Presepeでは、

4-gubbio-vie-del-presepe-san-martino-natale-umbria-blog-viaggi-2.jpg

かっての古い職業のご披露と、等身大の人形とでクリスマスの雰囲気を盛り上げて
いるそうで、通行人と人形をお間違えなく!

グッビオ ・ インジーノ山の麓、ローマ期からの町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462901650.html



2. サン・ジミニャーノ・San Gimignano  トスカーナ州

5-1-Capodanno-San-Gimignano.jpg

たくさんの観光客で溢れるフィレンツェを離れ、珠玉の町サン・ジミニャーノに。



サン・ジミニャーノはどこにあるか、場所はご存知でしょうが、一応地図を。

5-2-san gimignano.jpg

フィレンツェからサン・ジミニャーノへのバスの運行はこちらのサイトで。
https://www.rome2rio.com/it/s/Firenze/San-Gimignano

またフィレンツェから観光ツァーが催されていて、雰囲気を味わうにもOKですね。
https://www.getyourguide.jp/florence-l32/san-gimignano-siena-and-chianti-full-day-tour-t7679/?partner_id=6CND7DY&cmp=a780-l-s6504-t7679&utm_force=0



サン・ジミニャーノの夜の照明だけでも、既にクリスマスの雰囲気ですね。

6-sangimignano01.jpg



これはチステルナ広場から入ったドゥオーモ前の照明と。

7-san gimignano.jpg



そして大晦日・サン・シルヴェストゥロの夜の、コンサート風景。

8-san_gimignano_tra_le_torri.jpg



勿論クリスマス市も開かれますが、道筋に添って土地産のオリーヴ油やワインの店も
お見逃しなく!

これはクリスマスではなく、2月からのカーニヴァル風景で、これも賑やかそうですねぇ!

9-Carnevale_SanGimignano_2013.jpg

聖女フィーナと、収穫のお祭り ・ サン・ジミニャーノ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467078290.html

美しき塔の町 サン・ジミニャーノ ・ 塔の上から、そして
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467078009.html

サン・ジミニャーノの朝 ・ 雲海の朝焼け
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466797663.html

サン・ジミニャーノ ・ San Gimignano
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462677013.html



3. ラクイラ・L'Aquila   アブルッツォ州

10-1-natale-l-aquila-luminarie-82645.660x368.jpg

アブルッツォ州の州都ラクイラは、2009年4月6日に大地震に襲われたラクイラですが、
町の中心はほぼ修復された様子を見て、少し安心しています。

やはり伝統行事でもあり、心の支えにもなるクリスマスを祝う気持ちは
いち早く復興するのでしょうね。



地図をどうぞ。  ラクイラはローマからだと120k程にあり、

10-2-l'aquila.jpg

ローマからの行き方はこちらに 
https://www.rome2rio.com/it/s/Roma/L-Aquila



スケート・リンクも設置されている様で。

11-aquila-natale.jpg



通りの照明も美しく!

12-luci-di-natale-centro-l-aquila-92971.jpg



クリスマス市や、それぞれの催しも勿論されている様子。

13-mercatini-eventi-natalizi-laquila-provincia.jpg



4. アルテーナ・Artena   ラツィオ州

14-1-artena-natale.jpg

ラツィオ州の山間に位置するアルテーナは、クリスマス期間はまさに素晴らしい町に。
小路には美しく明かりがともされ、遠くから見るアルテーナ全体がまるでプレゼーペの様!



「アルテーナ」という地名は初めて聞く名で、どこにあるか、地図をどうぞ。

14-2-artena .jpg

ローマからだと52k程で、交通機関のサイトは
https://www.rome2rio.com/it/s/Roma/Artena



「プレゼーペの町 アルテーナ」と名乗る程で、12月8日から1月6日まで繰り広げられ、

15-artena-citta-presepe-2018-med.jpg



上のポスターの様子に興味を持って調べると、町はこんな様子!! わぉ~!

16-artena.jpg



で、背後の山の岩肌に大きなクリスマス・ツリーも灯されるのですが、

17-23915534_932502333593007_1182555872815732752_n (1).jpg



この階段道、家並を見ただけで、もう、「プレゼーペの町」になるのが納得!

18-artena alberto-loreti-4-2.jpg

今回のご案内で初めて知った土地でもあり、とても興味を持ちましたが、



期間中、町では「最上のプレゼーペ」、「一番美しく家の入り口を飾り付ける」、
そして「一番美しい灯りの飾りつけ」コンクールが行われる事も知りました。

19-alberto-loreti-2.jpg

町のサイトはこちら  https://artenacittapresepe.com/

それぞれのコンクールのサイトは 
https://artenacittapresepe.com/concorsinataleartena/
このページの左下の「Gallely」で、小さいですが写真が見れます。



5. ペルージャ・Perugia   ウンブリア州

20-1-perugia-natale.jpg

「チョコレート・フェスティバル」で有名なペルージャですが、クリスマス時期も
素晴らしく、中世の雰囲気満点のこの町は飾りとクリスマス市で賑わいます。



勿論ペルージャはご存知と思いますが、一応、はは。

20-2-perugia.jpg

ローマへの大幹線から少し外れますが、鉄道駅があり便利に行けます。



ヴィア・アックエドット ・ 水道橋通りと、エトルスコ門 ・ ペルージャ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/471851624.html

ペルージャ ・ 町の中心を、ほんの少し
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/471449262.html



ペルージャの町の中心ピアッツァ・クワットロ・ノヴェンブレ・11月4日広場・
Piazza IV Novembre、そしてヴァンヌッチ通り。

21-Natale-a-Perugia-Inaugurazione-PC070472.jpg

22-Natale-alla-rocca-perugia-dooid.jpg



そしてパオリーナ要塞・Rocca Paolinaの地下では、大賑わいのクリスマス市も。

23-Natale_alla_Rocca-660x330.jpg

24-Natale alla Rocca (2)-2.jpg

という様な、クリスマスから年末年始にかけてのちょっとした穴場、
ちょっとお安く過ごせるかもの素敵な観光地、のご案内でしたぁ。

しっかり身支度し、グラッパ酒やラム酒、ラム・ポンチで体を内から温めながら、
大いに楽しんでくださいね!!


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・ クリスマスも間近、 「生きたプレゼーピ」の話題を 「追記を」

既に12月10日。 あっという間にクリスマス・ナターレが来ますね!

という事で今日の話題はプレゼーピオ・Presepio、
ほら、こちらイタリアではキリストの誕生を人形でかたどったのが街角に飾られたり、
お家の中に飾れる小さなものがクリスマス前に現れますが、
こんな形ですね。

1-PRESEPIO.jpg

これはどこかの大きく立派なプレゼーピオの一部の様ですが、



ナポリのプレゼーピオが有名なのですけど、クリスマス近くに出かけたナポリで
サン・マルティーニのお城の中で物凄く大きな、何百人もが登場の物を見ましたっけ!
ナポリの歳末風景 ・ プレゼーピオ、そして下町
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462598189.html



そしてヴァティカンの広場でも大きなプレゼーピオが見られるそうですが、

2-VATICANO_presepe-vaticano.jpg

キリストが誕生する25日の夜までは、飼い葉桶の中は空、になっています。



で、このキリスト誕生を単にお話のみでなく、実際に目に見える形にしたのが
サン・フランチェスコで、最初のプレゼーピオが登場したのが1223年のクリスマス!
場所はラツィオ州の北、ウンブリアとの境に近いグレッチョ・Greccioで。

3-1-eremo-di-greccio-001.jpg



現在このグレッチョの町では毎年当時のサン・フランチェスコが再現したプレゼーピオを
回顧再現する一種の舞台劇が行われている様子。

3-2-presepe-greccio.jpg

町自体もなかなか素晴らしい景観の様ですが、「イタリアで一番美しい村々」にも
選ばれていますね。



で、最初にサン・フランチェスコが「キリスト生誕」を再現する最初のプレゼーピオを
皆の前に登場させた、というか、見せた時の様子が、

アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の上院の壁画、ジオット作と言われている壁画に
描かれている様子がこちら。

4-Presepe-di-Greccio-Giotto-analisi.jpg

クリスマスの祭礼に、人形のキリストを飼い葉桶から抱き上げるサン・フランチェスコが
一番手前に膝まづき、その手前には羊と子牛も参加しています。

この時、実際は人形だったキリストが、ミサに参加の騎士、また何人かの証言に
よると、一瞬本当の子供のキリストになった、というお話も見つけましたが、

上部に見える十字架が向こう側に倒れているように見えるのは、中の壁を挟んでの
向こう側が女性達がいる身廊で、そちらに向いている、という表現なのだそう。

境の壁の手前、左に2人、右に1人が上を見上げ驚いたように口を開けていますね。
今回これが気になり、何を現すのかあれこれ検索したのでしたが分からずでした。
どなたかご存知の方、お教え願います。

追記:mitsuさんに頂いたコメントが切っ掛けとなり、改めてあれこれ検索し、
   何とかどういう事か分ったようですのでここに。

ええとつまり、大口を開けた僧侶たちが見ているのは、書見台というか、
譜面が載っている台で、ミサの進行につれて譜面を見ながら歌っているという
場面だというのですね。

と、彼らの頭が一段と高いのは、床から一段高い台の上に立っている、
つまり合唱団の僧たちである、という事が分かるので、
何かを発見して驚いた顔ではなく、上の譜面を見ながら歌っている描写、
という説明でOKなのだろうと思います。

mitsuさんが考えられた様に、赤い蝋燭が垂れて、というのでは無かったですが、
再検索のきっかけを頂き、有難うございました!

この聖堂上院の壁画についてはこちらに。 ジョット作ではない、という事も含め。
n.2 サン・フランチェスコ聖堂 ・ アッシジ
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/465045439.html


ついでにshinkaiもちょっと迷って調べた「プレゼーピオ・presepio」と
「プレゼーペ・presepe」のどちらが正しいのか、の答えを子供用のサイトで、はは、
見つけましたのでここに。

結論は「どちらも正しい」のだそうで、元々のオリジナルであるラテン語の
Praesaepeが指すのは単純に「飼い葉桶・生まれたキリストが置かれた場所」だそうで、
その後の世紀において、どちらの言葉も「キリスト誕生を現すものすべて」となったと。

という事で、既にサン・フランチェスコの再現以来800年近い歴史を持つ
プレゼーピオなるものの由来説明はお分かりと。



さて、今日の本題の「生きたプレゼーピ」ですが、つまりこの「プレセーピオ」を
現在の生きた人間が2000年前の当時の様子を現す、表現する、というもので、
各地あちこちで行われますが、その中でも有名な物のご紹介、ご案内を。

参考にしたサイトはこちら、トーリング・イターリアの2018年版、
「イタリアの、生きたプレゼーピで一番美しいもの」
リンクサイトは確かめた物を掲載しています。

州毎に取り上げられていますが、イタリア全体としてはやはり南イタリアの方が
伝統的にも断然多いようですが、近年徐々に北イタリアでも増えて来ているとの事で、

まずはロンバルディーア州から

サン・ビアージョ・San Biagio マントヴァ県
 既に27回目の開催になるそうで、

6_san_biagio.jpg

サイトはこちらに http://www.presepeviventesanbiagio.it/



ヴェネーゴノ・インフェリオーレ・Venegono Inferiore ヴァレーゼ県
 住民は6000人ほどの小さな村の様で、住民全体が参加すると。

サイトはこちらに。 ただし今年2019年分は見つからずで。
http://www.presepiovenegono.it/



トレンティーノ・アルト・アディジェ州

ロンツォ・キエーニス・Ronzo Chienis  トレンティーノ、ロヴェレート・
 Roveretoの近く
 100人以上が参加する公演の様子。

7-i-natali-della-vallagarina-_-ronzo-chienis-7.jpg



エミーリア・ロマーニャ州

モンテフィオーレ・コンカ・Montefiore Conca リミニ県  
 トーリング・クラブ・イタリアーノでオレンジ・フラッグ付き、ご推薦の町で、
 マラテスタ家によって造られた素晴らしい要塞が村を睥睨する。
 情熱をこめて町の人々が用意する一週間のお祭り。

8-864px-Montefiore_Conca_mattino.jpg



ファナーノ・Fanano モデナ県   山間の、人口640名の小さな村で、
 ここでのお祭りは2年毎に。

9_fanano.jpg

Youtubeはこちらに。 https://youtu.be/S_Z7f5-O7_w
こちらのサイトで2018年度の様子が見れます。

様子を見ると如何にも素朴そうな山の村の生活で、行って見たくなる程!



トスカーナ州

エクイ・テルメ・Equi Terme マッサ・カラーラ県 フィヴィッツァーノ市・
 Fivizzano ルニジャーナ・Luigiana
 トスカーナに於ける「一番伝統的な生けるペルゼーペ」として有名。
 狭い村の道を通り抜けてゆく灯が見事で、最後は洞窟の中の「誕生」場面に。

10_equi_terme.jpg

サイトはこちらに https://presepeviventeequi.com/



カプーリオ・Caprio マッサ・カラーラ県  上と同様ルニジャーナに。 
 フィラッテリーア・Filattiera市

11-filattiera_2015_16.jpg

興味深いのは、住人のみならず観光客も参加出来るそうで、開始1時間前に
申し込むとOKで、衣装は提供してくれるそう! 
素朴なクリスマスの雰囲気に浸れますね。

2018年度のサイトがこちらに。 

フェースブックでのご案内はこちら
https://www.facebook.com/Presepe-vivente-a-Caprio-316628348477373/



マルケ州

ジェンガ・Genga アンコーナ市
 多分一番イタリアで大きな「生きたプレゼーピ」で、人によると世界で一番、ともで、
 フラサッシの洞窟内で繰り広げられる。
 約300人もの登場で、土地の伝統的な仕事、生活の回顧が繰り広げられる。
 
12_genga.jpg

サイトはこちらに http://presepedigenga.it/



ラツィオ州

グレッチョ・Greccio リエーティ県  上記でご案内の、1223年に
 サン・フランチェスコが最初に「プレゼーペ」を取り上げた地で、
 「プレゼーペの町」として良く知られている。

13-greccio.jpg



コルキアーノ・Corchiano ヴィテルボ県 
 音楽と語り部による、野外劇場での素晴らしいシーンが繰り広げられる。

14-corchiano.jpg

ご覧になるには予約が必要で、サイトからどうぞ。
サイトはこちらに https://www.prolocorchiano.com/eventi/presepe-vivente/

Youtubeはこちらで https://youtu.be/pic2JCwB_zc



タルクイニア・Tarquinia と スートゥリ・Sutri、 同じくヴィテルボ県、でも
 「生きたプレゼーピ」が繰り広げられるとの事。



カンパーニア州  多分イタリアの州で一番「生きたプレゼーピ」が行われる州

ヴァッケリーア・Vaccheria カゼルタ県
 約2kmの村の道を通り、隣接の森の中に至る行程で、たくさんのシーンが用意され、
 中には聖書に見つからないような、ナポリ風味付けの場面も!

15-_vaccheria.jpg




モルコーネ・Morcone  ベネヴェント県
 ベネヴェント県で有名な「生けるプレゼーピ」が行われる3つの内の1つ。
 シーンは2つで、村の生活、古くからの仕事の回顧と、キリストの生誕場面で、
 これは村から出てすぐの場所で行われ、美しい場面が繰り広げられる。

16-morcone.jpg

こちらも予約が必要で、サイトから出来ます。
サイトはこちら http://www.presepenelpresepe.org/#theteam



バゼリーチェ・Baselice ベネヴェント県
 2017年のサイト http://www.presepeviventedibaselice.it/
 が見つかりましたが、それ以降のは見つからず。



ピエトゥレルチーナ・Pietrelcina ベネヴェント県
 この村は「生きたプレゼーピ」でも有名ですが、とりわけイタリア庶民の間で
 熱狂的な信者を持つ「パードレ・ピオ・padre Pio」、手にキリストと同じ聖痕を
 受けた方として知られる、の生家もある村で、

17-Pietrelcina_-_Centro_Storico_-_Veduta_del__Morgione_.jpg

サイトには「パードレ・ピオの生涯・LA VITA DI PADRE PIO」の劇場ページもで、
どちらも予約が必要、サイトからどうぞ。
http://www.presepeviventepietrelcina.it/



プーリア州  ここも有名な「生きたプレゼーピ」が多くある州で、

トゥリカーゼ・Tricase レッチェ県
 イタリアで一番大きなピレゼーピ、で有名で、オルコ山と呼ばれる丘全部が
 2000年前のベツレヘムに変貌し、200人が登場、50のシーンで、当時の
 ローマ人の生活を回顧するが、35000もの灯に照らし出される光景は忘れがたい。

サイトはこちらに
http://www.presepeviventetricase.it/



アルベロベッロ・Alberobello  バーリ県  ここもトゥーリング・クラブの
 オレンジ・フラッグのみならず、皆さんもよくご存じの町ですね。
 特異なトゥルッリの町に繰り広げられる「生きたプレゼーピ」。

18_alberobello.jpg

ここも予約が必要で、サイトは https://www.dabetlemmeagerusalemme.it/



クリスピアーノ・Crispiano ターラント県 ファザーノ・Fasano市
 サイトに、ギリシャ語の欠片 というのがありました。 古くにギリシャからの移民の
 土地の様ですね。




バジリカータ州

マテーラ・Matera  マテーラ県
 メル・ギブソンの映画キリストの「パッション」でマテーラのサッシ群が
 背景に使われた通り、まさに2000年前のガリレーアはさもありなんという町で、
 8つのシーンが町のあちこちに予定されているとの事。

19_matera.jpg

予約が必要で、サイトはこちらに http://www.presepematera.it/



シチーリア   「生きたプレゼーピ」で有名な場所は3つ。

カスタネーア・デッレ・フーリエ・Castanea delle Furie メッシーナ・Messina
 の近く
 25年前から始まった「生きたプレゼーピ」は村の住民すべてが参加するもの。

20-castanea delle furie.jpg

サイトはこちらに http://www.giovannadarco.org/



ガンジ・Gangi パレルモ県 
 「ナザレからベツレヘムへ」というタイトルで、音楽と語り部の声で公演され、
 古いパレスティナが大勢の参加者により紹介される。

21_gangi.jpg

予約が必要で、サイトはこちら http://www.presepeviventegangi.it/



クストナーチ・Custonaci  トゥラーパニ県 
 シチーリアのクリスマスの催しで一番重要なものの1つで、シチーリアの伝統的な
 古くからの職業の価値を認める催しの1つでもあり、
 職人芸術、農業関係などなど160種の参加で、スクラーティ・Scuratiの洞窟内
 で繰り広げられる。

22-custonaci IMG_4318-e1435331940239.jpg

サイトは http://presepecustonaci.it/  で、
左のカテゴリから、L'Evento・催し  Foto・写真 をどうぞ!


あれこれご紹介してきましたが、これはホンの一部で、全国的に有名ではなくとも
その地方ではかなり有名で、冬の夜の催しの美しさを見に人が集まる場所は、
shinkaiの住むヴェネトでもあちこちにあります。

イタリアにお出での時は、クリスマス市のみでなく、こんな回顧的催しを
楽しみに近くの村にお出かけ、というのも如何でしょうか?!
きっと忘れられない思い出になる事と。


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・ スコミーゴ村   久し振りのお天気に、晩秋の色を探し

北イタリアは、というよりもイタリア全体がこの秋は悪天候が続き、
大雨、出水の災害もあちこちで起こりました。
我が家の方もずっと雨、曇り日で、まぁ、お陰様で災害には遭わないものの
いい加減気持ちが冴えませんでしたが、

今週月曜2日辺りから漸くにお天気が回復したのを待ち構え、カメラを持ち
村内パトロールに出かけましたので、久しぶりのスコミーゴ村の様子をどうぞ!

以前のスコミーゴ村のご案内はこちらから。

我がコンドミーニオから西に下る道の並木。

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背の高い良く茂った木々で、この早春に可哀そうな程ツンツルテンに刈り込まれましたが、
夏を越した今見ると、そうおかしくない程に回復を。

もう少し前だとまだあちこちに秋の色が華やかだったのですが、お天気が続かず、
とてもカメラを持って歩く気持ちがないままに晩秋となり、残念!



並木の手前端に1本、まだ紅葉の残っている木があり、

2-A06_9133_GF.jpg



上の並木の根元は、こんなに太いのですよ。 象さんの足元みたいでしょ?!

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少し傾斜しながら上に続く土地に、落ち葉が散り敷き。

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道の突き当りを左に曲がりますが、角のお家のまだ見事な紅葉の木。

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少し歩き、お隣のオリアーノ村の教会鐘楼が見える所から。 
余りにも快晴の朝の逆光で、色が見えない程で。

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柿の実が見事に!

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草原との境の金網に白く光り残る胞子。

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いつもの草原に入る道脇の、赤い小さな実。 

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葡萄畑の横、柵替わりに植えられた小さな木の黄葉。

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葡萄の枝の、残り葉。

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奥に続く葡萄畑の横、右手に草原があり、そこから見晴らすオリアーノ村。
あの一番高い稜線に添って、ヴィットリオ・ヴェネトへの道が続きます。

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なだらかな傾斜で奥に続く草原、そして葡萄畑。

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葡萄畑も、奥の雑木林ももうすっかり落葉して、残って見える濃い緑色はヤドリギの色。



横に広がる傾斜地の葡萄畑。 

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今頃は古い葡萄の木を引っこ抜き、プロセッコの木に植え替えるのが徐々に進んでいて、
この畑の上側は既に植え替えが済みましたが、ここの木はまだ古いまま。
多分木の高さから見ると、30年位は経ているのではないかと。



畝の根元に広がるこれは、多分イヌフグリではないかと。 
小さな蕾がもうじき付く様な。

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葡萄畑の枝を支える針金が光ります。

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まだ殆どの葡萄畑は剪定が済んでおらず、この雨続きではねぇ、枝はこんな感じに。

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スコミーゴ村とオリアーノ村の境、一番の低地を湧き水が流れ、上り傾斜にオリアーノ村が。

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草原に残って咲いている、健気な野草を探します。 この頃の最低気温は
マイナス1度程で、朝見る畑の陰の部分は霜で白くなっていますもの、健気でしょう?!

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雨が多いせいか、茸がニョキっと出ているのをたくさん見かけました。 

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傘の大きさは5,6cm程あり、形、色から多分キオディーニと呼ぶナラタケではないかと
思いますが、shinkaiのお昼分には十分あるものの、持ち帰る勇気はなく、はい。 



タンポポの花も少しいじけ気味で。

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こんなのは、春の花ではないのかしらん・・。

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ヒメジオンでしょう?

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草原は結構強い風が通るので、揺れる細い草花を撮るのが難しく。

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こんな小さな花の胞子も精いっぱい開き、健気、可愛い!

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こんな夏によく見る花も、まだ頑張っていて。

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葡萄の木の如何にも年経たような幹にいつも驚きますが、この見事な曲がり様!

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光りを透し、煌く葉。

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一番奥、下まで下った所にある雑木林。 

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以前はもっとあった木々がどんどん伐採され、葡萄畑が広がっているのですね。



低地の為かなり地面がジュクジュクとなっていて、気を付けて歩きますが、

落ち葉が敷き詰め、

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クリスマス・ローズが咲く一帯なので気を付けて見て回ると、まだ今年の葉があちこちに。

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光りを透し光る葉が面白く、

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怪獣の手指の爪みたいな!  ひょっとしてもう新芽の準備が出来てる?!

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すっかり葉が落ち、白く見える枝先と、ヤドリキが纏わり付いた木と。

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モグラ君たちの活躍の後があちこちにあるのですけど、
うっかり踏むとぐちゅっとなるので気を付けて!

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境の湧き水の流れ。 水量が多く、かなりの水音が響き渡り。

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一番下から見上げるとこんな感じで、今見える高い上の向こうに草原と
葡萄畑が続き、そして道になります。

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上の道に戻り我が家に戻る途中に古い廃屋があり、かなり大きな農家だった様で。

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並んでいた古い2軒は改修され若いカップルが住むようになったので、
この家もいつかは、と眺めながら、ひそかな楽しみに。

まだも少し、今週中は晴れが続く様子なので嬉しい!
少しは「歩き」も復活させないとね!!


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・ F.アイエスの 「接吻・バーチョ」 ・ 周辺事情あれこれ

先回のミラノのブレラ絵画館ご案内に登場したフランチェスコ・アイエス・
Francesco Hayez(1791-1882)

19世紀イタリアの代表的なロマン主義画家であるアイエスの
「接吻・バーチョ・Il Bacio」について、あれこれと興味深い周辺事情が
分かりましたので、今回はそれのご案内を。

こちらが今回の話題、ブレラ絵画館のお宝である 「接吻・バーチョ」 1859年作
キャンバスに油彩  112X88cm

1-francesco-hayez-bacio-1859.jpg

単に「バーチョ」と呼び習わされている作品ですが、実際には
「イル・バーチョ。 青春の逸話。 14世紀の衣装」 というタイトルとなっていて、



画家はヴェネツィア生まれのフランチェスコ・アイエスで、現在フィレンツェの
ウッフィッツィ美術館に残る自画像71歳(1862年)の時の物。  
つまり「接吻」の発表後3年に当たりますね。

2-Francesco_Hayez_057 1861 72anni.jpg

作品はアルフォンソ・マリーア・ヴィスコンティ・ディ・サリチェート・Alfonso Maria
Visconti di Saliceto伯爵の注文によって描かれた物で、
この伯爵は12~13世紀にミラノ公国を治めたヴィスコンティ家の、2次の分枝に当たる
方なのだそう。

で、ヴィットリオ・エマヌエレ2世のミラノ入場の3か月後、オーストリアからの
第2次イタリア独立戦争時の1859年の9月9日に、ブレラ絵画館で公開されたと。

普通は絵画制作の裏事情には余り興味がないのですが、
あれこれヴェネツィア共和国の歴史の逸話も描いているアイエスの生年が1791年と
いうのに目が留まり、なんと1796年のヴェネツィア共和国崩壊間際に
生まれたのだなぁと気が付き、

「バーチョ」の作品についてあれこれ書かれているのがすべて当時の時代背景に
密接に繋がっている事に気が付き、
それはまぁ、どの作品も当時の社会背景を背負ってはいる訳ですが、

この作品と、もう2枚ある、そうなんです、実は「バーチョ」はバージョンの違うのが
他に2枚あるのにも興味を持ち、
今回はそのお話も含めて、時代背景と絵の関係について、という事で。


で、アイエスはヴェネツィアで生まれ、晩年に残した自伝「私の記憶」によると、
母親はムラーノ島の女性でキアーラ・トルチェッラン・Chiara Torcellan、
父親はフランス系(ベルギー?)の漁師ジョヴァンニ・Giovanniで、5人兄弟で、
大変貧しい家庭の生まれだった様。

で彼はミラノの母方の伯母、古物商で芸術作品のコレクションをしていたフランチェスコ・
ビナスコ・Francesco Binascoと結婚していた伯母の元に預けられ、
この伯父が彼の芸術的才能を見出し、自分の市場でも役に立つというので修復技術を
学ばせ、同時にザノッティ・Zanottiについてデッサンを学び、彼の死後は
フランチェスコ・マジョット・Maggiotto、ヴェネツィア後期の画家、について学びます。

つまり12歳位から絵を学び始め、18歳でコンクールに入賞、ローマで一年間学び、
23歳位までローマに滞在、既にこの頃には画家として仕事を受けていた事も分かりますし、
30代に入るとミラノに移り、サロンに出入りし、多くの知己を得ていた様子。

3-Francesco_Hayez_-_Self-Portrait_in_a_Group_of_Friends_-(1824); olio su tela, 32,5×29,5 cm_WGA11210.jpg



そして当時の北イタリアは、1796年から97年にかけてのナポレオンとオーストリアとの
交渉の結果ヴェネツィア共和国は消滅し、ナポレオン没後はオーストリアの属国である
ロンバルド=ヴェネト王国となり、イタリアはサルデーニャ王国、両シチリア王国、
トスカーナ大公国、教皇領、等などに分割され、
次第に自由主義運動が芽生え、イタリア統一戦争にと引き継がれていきます。

そういった世相を背景に生きていたアイエスの様々な作品があり、

ここに1859年作の今回の主役「バーチョ」の第1作を。

4-francesco-hayez-bacio-1859 - Copia.jpg

若い2人の恋人が情熱的に接吻をしている姿ですが、2人の様子から伝わってくるのは
あわただしく出かける若者、多分戦闘に参加しに出かける若者と、美しい水色の
ドレスを着た若い女性の別れの接吻、の気配ですね。

アイエスはミラノのサロンにおいて、愛国心ある画家として有名だったんだそうで、
イタリア統一運動における、カミール・カヴール、ジュゼッペ・ガリバルディと並ぶ
「イタリア統一の三傑」の1人であるジュゼッペ・マッツィーニ・Giuseppe Mazziniは、
アイエスを「イタリア国家しそうが主張した歴史絵画学の校長である」と評したそう。

当時サルデーニャ王国の首相であったカミーロ・カヴールは、フランスのナポレオン3世
との密約、プロムビエールの秘密協定を結び、これは半オーストリア同盟の形成であり、
1859年にはオーストリアとのイタリア独立の第2次戦争となり、ロンバルディアを奪還し、
トスカーナを含むイタリア中部の併合にも成功する、という世の動き。

で、この一見若者たちの情熱溢れる「接吻」に見える奥には、

5-640px-Particolare_Il_Bacio_1.jpg

フランスと組んで対オーストリアに立ち上がり、イタリア独立を目指す、という
ヴィスコンティ伯爵の意図が込められている、というのですね。

フランスの3色旗のブルーは女性の水色のドレスで表され、戦闘に出かける兵士の
腰には短刀も見え、別れの接吻の意図はぼやかされてはいるものの明確に
イタリア国民に伝わり、またこの曖昧さから当局の検閲を逃れた、と言います。

最初にこれを読んだ時、かなり強引な深読みではないか、と思ったshinkaiでしたが、
次の2~3作目のバージョンを見ると、アイエスの意図がはっきりと伝わり、納得を。



で、こちらが第2作めの「バーチョ」 1861年 125X94,5cm

5-francesco-hayez-bacio-1861.jpg

1作目との大きな違いは、女性のドレスは白に変わり、若者のタイツは濃い目の赤で、
袖口や肩の後ろに緑色が見えませんか?

元々イタリアの赤、白、緑の3色旗は、ナポレオンがイタリア侵攻の際に青、白、赤を
緑に替えて使ったものなのだそうで、ほのかに「イタリア」が見えて来ています。

前作の1859年以来のイタリアの変化は、1860年にガリバルディの千人隊(赤シャツ隊)
のシチーリアへ、イタリア南部への遠征であり、ブルボン朝を破り、イタリアの大部分の
領土がガリバルディによって征服され、それをサルデーニャ王に献上し、
1861年にはイタリア王国の成立と。



そして第3作めの「バーチョ」  1867年  118,4X88,6cm

6-francesco-hayez-bacio-1867.jpg

ここで女性のドレスは白から水色に変わっていますが、若者の方は完全に緑のマント、
赤のタイツ、そして白色の布が階段に! 
まさにイタリアの3色旗の意図が明確に出て来ますね。



そして第1作で、画面の左下にうっすらと見える人影、いささか不安印象をもたらす
人影ですが、

6-Particolare_Il_Bacio_2.jpg

2作目、3作目となると次第に人影がはっきりと見え、階段を下りてゆく老いた女性、
召使の影、若者と別れを告げる女性を気遣う召使かも、と分かる姿に。


イタリア王国が成立したものの、機能し始めると様々な問題提出が吹き出し始め、
工業化、不平等による階級闘争の激化等などで、なかなか統一国家とはなり難く。

1866年のプロイセン=オーストリア戦争に参戦し、オーストリアが破れた事で
戦勝国となり、結果的にヴェネツィアを獲得(第3次イタリア独立戦争)という状態に。

その後1870年には教皇領のローマを併合、1871年のプロイセン=フランス戦では
プロイセンに与し戦勝国となり、ローマを首都として遷都を。
という道をたどる訳ですが、



第1作目から大評判をとり、圧倒的な人気を得たこの絵は、水彩画の印刷バージョンも
出て、若い女性の部屋の壁に飾られたり、 壁の小さなくぼみに見える像はガリバルディで、

7-Gerolamo_induno_triste_presentimento_1862.jpg

この絵はブレラにあり、貧しい部屋の様々な小道具の描写の優しさに、思わず同行した
友と、ほら、見て!と微笑ましく見たのをよく覚えています。
この絵のタイトルは「悲しい予感・胸騒ぎ」というタイトルで、戦闘に参加している彼の
写真を見つめている少女ですし、



こちらは「悲しい小説」。 憧れ、思い出を籠めて、アイエスの絵を眺める若い女性。

7-Giuseppe_reina_una_triste_novella_1862.jpg



これはルキーノ・ヴィスコンティ監督の1954年の映画「夏の嵐」の一場面で、

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若きオーストリア将校と恋に落ちたヴェネツィア貴族の婦人、彼の不実さに翻弄され、
最後は半ば狂乱の余り彼を密告する年上の女性を描いていて、
この接吻シーンはまさにヴィスコンティらしく、アイエスのスタイルで。

所でこの日本語タイトル「夏の嵐」は、オリジナルは「Senso・センソ・官能」ですが、
オーストリア統治化のヴェネツィアの様子、フェニーチェ劇場で対オーストリアの
ビラが撒かれたり、戦闘場面もありで、イタリア独立戦争当時の様子が偲ばれました。



ちょっと脱線ですが、見つけたこの絵はアイエス描く所のカロリーナ・ズッキ・
Carolina Zucchi像で、1825年作 60x53cm

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カロリーナは女優でもあり、ミラノのリトグラフ製作者で、当時ミラノのすべての
芸術家たちが通うサロンを自宅開催していた計理士の娘で、
このサロンでアイエスはドニゼッティやベッリーニと知り合い、彼女とも。

彼女は既に1823年頃からアイエスのアトリエに生徒として、またモデルとしても通い、
かのラファエッロの愛人として有名だった「パン屋の娘・フォルナリーナ」に因み、
「アイエスのフォルナリーナ」と呼ばれていた女性だそうで。

当時彼は34歳で、ちょうど上に載せた若き自画像の年代ですが、
アイエスとの「エロチックな関係」は彼の何枚かのデッサンが残っており、
はぁ、まさにポルノまがいの物で! 彼女はその後深い恋に陥ったものの、
彼は他の女性と結婚し、別の女性とも交際し、という事で終わった様子、哀れ。


所で「バーチョ」の第1作は、ブレラ絵画館で記念的なお披露目の後、25年以上に
渡ってヴィスコンティ家の邸宅を飾り、伯爵の亡くなる1年前にブレラ絵画館に寄贈
したのだそう。

第2作目は、1861年にミリウス家の為に描かれ、1867年にはパリの万博に送られ、
2008年にサザビースのオークッションで780,450シリングで落札。
この記録は2016年の4月まで破られなかったものの、

1867年の第3作は2016年にミラノのガッレリーア・ディターリアでの展示の後、
ニューヨークのクリスティーズのオークッションで865,000ドルで落札されたそう!

この第3作をアイエスは多分一番にお気に入りで、亡くなるまで手元から
離さなかったという事ですが、

他にもどうやらもう1作か2作ある様子で、その内の1つは多分アイエスの愛人の、
またやぁ! アデーレ・アッピアーニ・Adele Appianiに与えたものの様で、
その後テノール歌手のアンジェロ・マジーニの手に渡り、最後は1926年に
画廊を通して売られて行ったろう、という物。



水彩画のバージョンもあり、これはミラノのアンブロジアーナ絵画館に展示されて
いるというもので、上記のカロリーナ・ズッキの妹に贈られたものだそう。

13-Il-Bacio-Hayez-Versione-1859-analisi.jpg

他にも水彩で描かれ、個人的に贈られたものもあるそうで。

という様な油彩3枚、ひょっとして4枚かの「バーチョ」の行く末でしたが、



この3点がミラノのガッレリーア・ディターリア・Gallerie d’Italiaで2015年末から
2016年2月まで一堂に展示されたことがあった様子。

10-tre-versioni-bacio-hayez.jpg

11-hayez-gallerie-italia-bacio.jpg

さぞかし観客数が多かった事と思いますが、



皆さん、ミラノのガッレリーア・ディターリアって、どこにあるかご存知ですか?
shinkaiは、えっ、どこ?という、例に寄っての無知で、はは、探しましたら、

ミラノのドゥオーモ前からガッレリーアを抜け、スカラ座前にある広場の東側にあり、
内部はこんな感じで! 

12-hayez-gallerie-italia-panorama.jpg

わぁ~お! この時の展示はアイエスの作品が一堂に並んだ様子で、
この赤い壁紙の豪華さと共に、さぞや見事な展覧会だった事でしょう!



shinkaiは余りアイエスの作品には興味が無かったのでしたが、ボローニャの市庁舎
で見た「ルツ・Ruth」に驚き、それ以来出会った時は気を付けて見ているのですが、

14-Hayez_Ruth-853x1200.jpg

今回は絵にまつわる話題と共に、良く知らなかった当時の時代背景を少しでも
知る事が出来、興味深かったです。

皆さんにも楽しんで頂けました様に!


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