◆ 3月19日 朝のニュース ◆
現在のイタリアのコロナヴィールスによる感染者数は計28913人、
死亡者は前日✙475人の2978人、治癒された方4025人。
死亡者は前日✙475人の2978人、治癒された方4025人。
ロンバルディーア州のベルガモ、ブレーシャの状態が最も酷く、
看護婦さんの至急応援を願っており、ドクターも引退した方も、と
いう状態の様子。
看護婦さんの至急応援を願っており、ドクターも引退した方も、と
いう状態の様子。
ドクターも既に8人亡くなっているそうで、感染者数は2629人と。
多分この数字には看護婦さんも含まれていると思いますが。
多分この数字には看護婦さんも含まれていると思いますが。
中国から応援に来ているドクターの話によると、イタリアの閉鎖状態は
かなり中国に比べて緩いという事で、運動を口実に外出するのも
多いのが問題になっていて、公園なども閉じられるという事。
かなり中国に比べて緩いという事で、運動を口実に外出するのも
多いのが問題になっていて、公園なども閉じられるという事。
どうやら今の3月25日迄の全国封鎖は、学校閉鎖も含め、
4月3日以降も続く模様で、
4月3日以降も続く模様で、
shinkaiは3月30日の眼科の検査の後、眼鏡レンズの取り換えを
楽しみにしていたのが、これもどうやら先になりそうで、少し憂鬱。
楽しみにしていたのが、これもどうやら先になりそうで、少し憂鬱。
でも、とにかく今のこの最悪状態を乗り切らない事にはね、
頑張りましょう!!
頑張りましょう!!
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◆ スマホで訪問して下さる皆さんにお願いを。
スマホ画面で見て頂くと、少し不都合が起こる場合もある様ですので、
一旦画面の下までスクロールし、PC版を見る、をクリックして頂けると、
ちゃんと見て頂けると思いますし、宣伝も少なくご覧頂けすので、
宜しくお願い致しま~す。
一旦画面の下までスクロールし、PC版を見る、をクリックして頂けると、
ちゃんと見て頂けると思いますし、宣伝も少なくご覧頂けすので、
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先回パオロ・ウッチェッロの3連の絵画「サン・ロマーノの戦闘」を
ご覧頂いた際、あれこれ登場の周囲の人物像について読み、
その内のウルビーノのフェデリコ・ダ・モンテフェルトゥロについて、
彼が自分の宮廷に作った図書館、そしてその蔵書にある
有名な「フェデリコダ・モンテフェルトゥロの聖書」なるものを知り、
彼が自分の宮廷に作った図書館、そしてその蔵書にある
有名な「フェデリコダ・モンテフェルトゥロの聖書」なるものを知り、
とても美しいので今回ご案内致しますね。
参考にしたサイトは
Capolavori della miniatura – la Bibbia di Federico da Montefeltro
と、ウィキペディア・イタリア版
Biblioteca di Federico da Montefeltro.
Biblioteca di Federico da Montefeltro.

元々ウルビーノの宮廷図書館にあった蔵書は、1464年以前には
100冊を超えないほどだったというのが、フェデリコがあれこれ注文し
揃え、彼が亡くなった1482年には900冊を超える素晴らしい物と
なっていたのが、彼の財産目録からもうかがえます。
100冊を超えないほどだったというのが、フェデリコがあれこれ注文し
揃え、彼が亡くなった1482年には900冊を超える素晴らしい物と
なっていたのが、彼の財産目録からもうかがえます。
で、それにフェデリーコがフィレンツェのヴェスパシアーノ・ダ・ビスチッチ・
Vespesiano da Bisticciの本屋、工房に1475年に注文の、
ドメニコ・ギルランダイオ・Domenico Ghirlandaio
が描く10枚ほどの素晴らしい細密画を含む全部で35枚の細密画、
Vespesiano da Bisticciの本屋、工房に1475年に注文の、
ドメニコ・ギルランダイオ・Domenico Ghirlandaio
が描く10枚ほどの素晴らしい細密画を含む全部で35枚の細密画、
細部にわたるヴェスパシアーノの監修、聖書の逸話で取り上げる部分の選択も、で
作られたのがこの聖書、という事なのですね。


貝から採取の真紅色の上から金で文字を書いたり、絹のビロード布を
使ったり、留め金にはルビーをはめ込んだりと、2年をかけて作られた
この繊細で豪華な素晴らしい装飾の聖書。
使ったり、留め金にはルビーをはめ込んだりと、2年をかけて作られた
この繊細で豪華な素晴らしい装飾の聖書。
2冊になったこの聖書の大きさは、47x63cmという大きさで、
使われた羊皮紙は全部で500匹の羊に及ぶそうで、
支払われた金額は3万ドゥカーティ!
使われた羊皮紙は全部で500匹の羊に及ぶそうで、
支払われた金額は3万ドゥカーティ!
当時この金額だと聖堂が建設される金額だったそうで、はい。
1472年50歳当時、傭兵隊長として高い評価を受け、支払い報酬も
多かった、というのも読んだので、「唯一存在する豪華で美しい聖書を」
と望み注文したのがよく想像できますね。
多かった、というのも読んだので、「唯一存在する豪華で美しい聖書を」
と望み注文したのがよく想像できますね。
以前ご案内のこれも素晴らしい「いとも豪華なるベリー公の時祷書」
これは聖書ではありませんがやはり細密画の素晴らしさで知られ、
ページ・サイズは29x21cm、カレンダーの絵の大きさは22x14cm、
ヴェネツィア貴族グリマーニ家の日祷書、こちらも細密画で
大きさは280x215mm、
大きさは280x215mm、
というのですから、フェデリコのこの聖書が如何に大きく豪華なもので
あった事が良く分かります。
あった事が良く分かります。
ベリー公のいとも豪華なる時祷書
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473369566.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/473369566.html
グリマーニ家の日祷書、 ヴェネツィア・マルチャーナ図書館の秘宝
http://www.italiashiho.site/article/459139463.html
http://www.italiashiho.site/article/459139463.html
その豪華さをどうぞ!




現在、このフェデリコの蔵書はヴァティカンのアポストリカ図書館の
蔵書となっており、というか、
蔵書となっており、というか、

この聖書のみでなく、ウルビーノの宮廷にあったフェデリコの蔵書は
後にウルビーノを治めたデッラ・ローヴェレ家の蔵書と共に、
1657年に教皇アレッサンドロ7世に僅か1万スクーディで購入され、
ヴァティカンに移されたのだそう。
後にウルビーノを治めたデッラ・ローヴェレ家の蔵書と共に、
1657年に教皇アレッサンドロ7世に僅か1万スクーディで購入され、
ヴァティカンに移されたのだそう。
で、この写真を見ていて、あれ、この図書館は行った事がある、と
気が付いたshinkai、はは。 ちょうど同じ位置からの写真です。
気が付いたshinkai、はは。 ちょうど同じ位置からの写真です。
ヴァティカン訪問 ・ 天正4少年使節のご縁により
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462596727.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462596727.html
現在ウルビーノのお城、ドゥカーレ宮内の図書館では、こんな風に
ヴァーチャルで、「フェデリーコの聖書」も見れる様子。
ヴァーチャルで、「フェデリーコの聖書」も見れる様子。

そしてこの素晴らしい聖書は復刻され、500部印刷、現在は
12部のみがイタリアに残っているそうで。
12部のみがイタリアに残っているそうで。

マルケ州の山中にルネッサンス文化を取り入れた素晴らしい宮廷を
作り、優秀な軍人、文化人でもあり、絵画、手稿本のコレクション、
芸術家たちのパトロンとしても有名だったフェデリコ・ダ・モンテフェルトゥロ、

彼が残した豪華な聖書、 のお話でした。
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色鉛筆+水彩画ブログには、
ジョヴァンニ・ベッリーニの 「鏡を見る女」 をアップしています。
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