今日は直接には自分の身には危険は迫りそうもない、と思いつつ、
世界のあちこちにある危険な山道、峠越えの、迫力ある山道の、
写真を集め、説明を読んでみると、これは凄い!! と思う、はぁ、
そんな「世界はやはり広いなぁ!」のご案内を。
日本列島の真ん中を山並みが通る日本の国ですから、皆さんも
何度か峠越えのご経験があるでしょうし、
峠でなくとも細い急な山道を通られることが何度もおありと。
お天気の良い時だと、カーヴ毎に目の前に新しく広がる美しい風景に
息をのみつつ楽しめますが、
時に地滑り、事故の跡、天候不順な時などは、やはり大いに緊張し、
そろ~っと通り抜ける事もあるかと。
今回のご案内は、世界で一番危険な9つの道
を参考にしたのですが、9つの内1つ、ハワイのハナ・ハイウェイの写真を
探しても余り恐ろしそうな場所がなく、1つ端折り、8つの道のご案内を。
1. トルコ バイブルト D915国道・Bayburt D915 Highway Turchia
長い間世界で最も危険な道と見なされていたバイブルト道路は、
壮大なソガンリ山・Soganliの斜面に、1916年にロシア兵により
建設されたもの。
写真を見ただけで「わぁ~お!」となりますが、どこにあるのか、と
shinkaiはサイト記事の記述をもとに必死に探し回り、
見つけたましたぁ!
バイブルトから北にあるオフ・Ofとの間、確かに中途にあり、はい、
北に見える青色は黒海で、
黄色のD915が途中で途切れていますが、この間は地道で、
地図をクローズアップして、ずっと辿り見つけたのがこれで、確かに存在!
左側がバイブルト、南から来る道で、右上に、北に抜けて行きます。
写真を探していて、「レッド・ブル」のマークの付いた車の写真も見つかり、
2019年9月、この道でレッド・ブル主催の競技が開催されたのも知りましたが!
レッド・ブルのサイトを見ていて、別の興味深い記事も見つけましたので、
今回の分家ブログの方でご案内を!!
で、このD915の峠越えは、29の物凄いヘアピン・カーヴがあり、
まるでガードレールはありません、と!!
バイクの「死のレース」のヴィデオ。 こんなにぶっ飛ばすの?!
2. 四川-チベットのハイウェイ 中国・Sichuan-Tibet Highway、Cina
緑豊かな森と、雲に隠れた山頂が続くこの2000kmの道には、四川省の
首都の成都と、チベットのラサを結ぶ見所がたくさんあります。
とはいえ、見つかった写真には余り緑豊かな森は見つからずですが・・。
鋭いヘアピン・カーヴや地滑り、山崩れしやすい箇所がたくさんあり、
眺めを楽しむ余裕は余りないかも!と。
場所はここに。
1954年に開通したこの道は、建設時に1000人以上の労働者が命を
落とし、半年後の今も犠牲者を出し続けているそうで。
こういうトラック部隊は、きっと軍隊の移動か、物資運搬だろうな、と
思うのは、思いすぎ?!
ヴィデオは中国の若者の旅模様で、漢字の説明でよく分からないまま、
はは、ネパールの5000m級の高さを進んだり、最後はラサのポタラ宮が。
3. 今回の初っ端の写真はこの道で、ボリビア 北ユンガースの道・
North Yungas Road, Bolivia
この道が「死の道」と呼ばれている、という事実のみで、北ユンガースの道に
ついて知るべき事がすべて分かります。
この道は1930年代のチャコ戦争中、パラグアイの囚人によって建設され、
チャコ戦争については、ウィキペディアの「チャコ戦争」をご参照に。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B3%E6%88%A6%E4%BA%89
400kmのこの道は、ロスユンガスと、ボリビアの首都ラパスを結んでいて、
海抜4000m!まで上る道で、年間300人以上の死者を出しますが、
これは通常危険な追い越しを試みた車が、前面ににガード・レールの無い
裂け目に直面するからです、と。
一番有名な場所か、写真が撮りやすいのか、自転車愛好家グループの
笑顔の記念写真が見つかり、暗い説明を少し吹き飛ばしてくれましたぁ。
ヴィデオは、こちら。
4. 郭亮(かくりょう)トンネル 中国・ Guoliang Tunnel Road, Cina
中国河南省の太漢山脈に位置する、この信じられない様なトンネル道路は、
1972年から77年の間に、13人の頑丈な地元男性チームにより、
断崖の壁に沿って彫られたもの!
それも、すべてが「手作業」によって!!
場所を調べましたら、トンネルだからか、? マークが出ましたです。
で、このトンネルに着くまでに、下から登ってくるカーヴの道もあるわけで、
1,2kmに及ぶ、まさに目まいを感じる程のもので、最も広い地点の幅でも
わずか4m。
建設の最も困難な地点では、ハンマーとノミだけで武装した村人たちは、
3日ごとに1mしか前進できなかったそうで、
致命的であっても、こうして見ると、人の手による本物の芸術作品とも!!
トンネルの中を結構なスピードで走るのに驚き! 警笛も響き渡り!
5. 中国カラコルムから、パキスタンへの「友情の」道・La strada
“dell’amicizia” di Karakaoram, China-Pakistan
標高4714m!のカラコルム・ハイウェイは、地球上で最も高い位置の
舗装道路であり、「世界8番目の不思議」と呼ばれることもあり。
とはいえ、のっけから、山崩れにあった写真ですが、
地図を見ると、なんとまぁ、ヒマラヤ山脈のすぐ横、というか、山の間を
抜ける道なのですねぇ!
建設は1959年に開始され、20年後の1979年に開通しましたが、
高い代償となったというのも、
厳しい冬と、夏のモンスーンの雨は労働条件を非常に厳しいものにし、
800人以上のパキスタン人と、200人の中国人労働者が主に地滑り、
山崩れの為に命を落としました。
共産圏特有のこういうのがshinkaiは苦手ですが、
でも道を行くトラック、バスの飾り付けがねぇ、土地の香りを伝えますね。
長い3時間位のヴィデオもあり、新しいモダンな橋部分などもあり、殆どが
平地をぶっ飛ばしているので、どれが良いかよく分からず、
これは10年前のヴィデオで、一番山中のイメージを伝えているかと。
6. インド ゾージ・ラ峠・Passo di Zoji La, India
峠の片側ドラス盆地と、反対側カシミール盆地の間に位置するゾージ・ラ、
またはゾジラは、冬の大雪のため半年間閉鎖され、道路を整備し、
春に再開するのに、丸2か月間かかります。
峠の位置。
道路の長さは9km、海抜3528mにあり、1車線のみの狭い道で、
一部分は未舗装の小道、・・という事ですがぁぁ、
こんなのあり?! という驚きの道の写真で、
この道で、交差する、すれ違うには、命を懸けて、ですねぇ!
そして、これは何してる? Uターンをする気なの?! 恐ろしい!
最後の説明には、 また酸素が不足する可能性がある為、
峠の最高部には長く滞在しない様お勧めします、って! こわっ。
7. ニュージーランド スキッパース・キャニオン・ロード・Skippers
Canyon Road, Nuova Zelanda
ニュージランドの南島のオーラム山レクリエーション保護区に位置するこの
25kmの道は、19世紀半ばのスキッパーズ・キャニオンのゴールドラッシュ
時に、大型車の助けを借りずに建設されたもの。
位置はこちらで、
簡単に言うと、急な裂け目に沿って曲がりくねった狭い砂利道で、
もしレンタ・カーで行こうとすれば自動的に保険が無効になる程の物!
アドバイスですか? ガイド付きツァーに参加して下さいね。
少なくとも彼らは、何を知っているかを知っているでしょうからね。
という事で、ガイド氏のヴィデオを見つけました。 確かに凄い道! どうぞ!
8. チリー ロス・カラコーレス峠・Passo del Los Caracoles, Cile
何ともまた見事なカーヴを描く峠道! ですが海の高さである800mから、
3200m迄も上る、29もの緩やかなカーヴが続き、ロス・カラコーレスとは、
カタツムリの意味だそう!
つまり、人間にとってもトラックにとっても無理のないようにゆっくりと、
カタツムリの様に上り、下る様にと、忍耐が必要と。
チリーからアンデスを超え、アルゼンチンに連絡する峠で、1年の殆どを
雪が覆い閉鎖されるそうで。
運転をしている人には、こんな素晴らしい風景も目に入らないかもですが、
高所からの眺めは、どこもが素晴らしいですねぇ!!
ヴィデオは日本語訳のがこちらに。 長年ここを通るベテラン運転手が
語る話に感動です。
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