・ ネコさんの 上海便り n.1

実は先日、3月21日から27日予定の、東京八重洲地下街のギャラリー
での個展開催を、しよう! 日本に行こう!と決めました。

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その気持ちに至った事情を分家の方に書きましたので、
宜しかったら、どうぞ見てやって下さいませ、お願い致します。

*****


暫く前に私めのブログにコメントを入れて下さった「夜のネコ」さん
最初は確かshinkaiが納豆を作り始めた、というのに、
自分も納豆好きです、から始まったのですが、

葡萄畑の畝の列の先頭に薔薇が植わっているのはなぜか、とか、
彼女のご主人が広島の尾道出身、という事から、イタリアに来る前は
20年近く広島に住んだshinkaiにとっては今も懐かしい街で、
広島弁について大いに盛り上がりました!

で最後、実は今上海に住んでます、と言われるのに、にゃに、上海?!
と驚きつつ、即、では特派員をして下さい、とお願いし、ははは。

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暫くしてのメール・アドレスの交換後、写真、メールがドーンと届き!
大喜びでメールの説明を拝見しながら、サイトでも情報を集め、
今回2回分に纏めました。

現在ご主人が長期出張中なのが、行かれる前にご自分のPCに満杯に
なっていた写真を移されたそうで。
で、今回のはつい最近のものばかりと言われ、コロナ問題で気を付けて
あまり外出されなくなり、最初の一通りの観光地巡りはあちらのPCに、と
いう事ですが、

それでも思いもかけない上海となると、やはり知らない事ばかり、
異国情緒満点の古い街、という思い入れもありますしね、

上海ってどこにあったっけ? から始めたのが上の地図。
ちょうど鹿児島の緯度と同じ、ですかね。

この地図には見えませんが、南京は上海の左斜め上辺りに。



異国情緒、という点でshinkaiの一番の関心を呼び起こしたのが、
2005年の英、米、中、独制作の「上海の伯爵夫人」

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レイフ・ファインズ、ナターシャ・ファインズ、真田広之主演で、
1930年代の上海、日中戦争の日本軍侵攻のある少し前が舞台となり、
没落のロシア貴族女性と元英国外交官、そして日本軍部と政商とを
取り持つ、と解釈しましたが、謎の日本人、という関係。

最初何も知らずに見て、日本的情緒をこんなにも強く感じるのはなぜ?
と改めて読み、それで脚本が後にノーヴェル文学賞を受けられた
石黒和夫さんと分かり、ははぁ、と思ったのでしたが。



でグーグルによると、上海市は中華人民共和国の直轄市で、
2014年での総人口は2419.68万人!という大都市で、
商業、金融、工業、交通の中心地であり、
2021年の世界都市ランキングでも、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ世界3位!

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古くからの港町であり、外国人も多く住み、美しい洋館が並ぶ景観もあり、
次回にご覧頂きますが、最近では超高層の立ち並ぶ地区もあり!

上に見える流れが長江、shinkaiが昔習ったのは、へへ、揚子江でしたが、



地図の薄黄色の中心地を拡大したこの辺りが、主要観光地になるそうで、
赤線で囲った真ん中あたりに見える上海博物館と、
中国のお正月「春節」のお祝い風景を、今回ご覧頂きますね。

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ネコさんは、ご主人の勤務先に近い浦東新区・プゥドン新区にお住まいで、
新区と言われる区域は、名の通り街が新しく道も広々としているそうで、

橋を渡った虹橋エリアには日本総領事館もあり、日本人がたくさん住んで
おられるそうで、日本人学校もあると。



で、今回ご案内の「上海博物館」ですが、北京の故宮博物館、南京博物館に
並ぶ国の3大博物館だそう。

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新しく見えますが数回移転され、現在のこの大きなのは1996年に完成したもので、
最上部に円盤を頂き、下部が「鼎・かなえ」を模しており、中国の世界・宇宙観を
示すと共に、ここの青銅器コレクションを示していると。



行かれた日はガラガラで列も無かったそうで、見えるボルドー色のテントの所で
スタッフに「健康カード」・コロナ感染者との接触の有無を示すアプリで、
緑ならOK、赤だとアウト、という訳 を提示した後入館。

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エントランス・ホールだそうで、広いなぁ!

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この民族衣装の展示は以前開かれていなかった部分だそうで、

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寒い地域と暖かい地域の衣装の差が大きく、やはり中国は広いなぁ、と
思われたそう。 それに多民族の国ですものね、興味深い展示と思います。



この辺りは青銅器、鼎も見えますね。

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これは博物館のパンフレットの表紙にも載っているもので、翡翠かなと。
タイトルも「神人」で、紀元前2500-2000年というのも凄いですね。

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このラクダ像も素敵ですし、

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ネコさんもお好きな焼き物の、景徳鎮のコーナーもあるというので、
この美しい大きなのもそうかな?

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この桃の壺の素晴らしさ! 形と言い、色と言い、何とも艶やかな色気を感じますねぇ。

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こういった陶器、磁器をずっと眺めて育っている我々日本人には、イタリアの
陶器はイマイチ良いなぁ、とピンとくるのが無く、というのお分かりですよね?
まるで別次元の作品のように感じますもの。



そして期間限定の催しの、焼き物の西洋との融合展ですかね。
西洋絵画の中に、こんな風に描かれています、というのが分かりますね。

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香炉あり、 壺もあり。

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そうですよね、東洋の藍色が西洋に渡り、デルフト・ブルーも生まれたのですものね。



これは博物館のサイトで展示物を探していて見つけた、唐時代の女性像。
このふっくらさ、がなんとも言えず、素敵。

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そして見学後のご休憩に、博物館内のカフェで、ケーキ類とドリンクのみと。

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こんな風にウェイトレスがちゃんとお茶の支度をしてくれるのですねぇ。

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写っているケーキ類がえらく大きいと思われません?! ははは。

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お茶は、左のハートのパイ菓子が付いているのが、西湖龍井で、
茶色のが花香紅茶。 皆さん、ご存じですか?
う~ん、中国の深い茶文化を偲ばせますねぇ!



さて博物館見学ご報告後は、お菓子「エクレア」。 お住まい近くのモール内に
店があり、フランスの店の様と。

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あのぉ、ケース内のエクレア、日本のもこんなに大きいというか、長かったですかね?

シェフを連れて行き、料理、お菓子の融合ともなりましたが、
   
シュー皮とカスタード・クリームはイタリア人シェフが考案し、そこから発展し、
エクレアはフランス人が、というのを知りましたっけ。



春節・中国の元旦 用の、可愛い虎のエクレアがあり買われたそうで、

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可愛いトラ猫ちゃん風にも見えますが、はは、美味しかったそう。

ひょっとして、このお皿は、あのお高いやつ?



そして今年のゴディヴァのチョコは、虎の限定バージョンあり!

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この虎の顔デザインも、如何にも中国の虎、というイメージですねぇ。


支払いは中国の銀行口座直結のアプリが2種類あり、支払いと同時に
引き落としで、どこの支払いでも2種類用意されており、
バーコードか、QRコードの提示で支払い、現金を持たずだそう。

一度の決済金額が少し高くなると、即、あなたがちゃんと使ったか?と
確認メールが届くそうで! ははは。

イタリアの場合はアプリもあるようですが、一般にカードのバンコ・マット、と
いうのが当座預金の口座に繋がり、これは脱税防止の為にも推奨されており、
50エウロ以上はバンコ・マットか、クレジット・カードで、になっていたと。
そうですね、今頃はホント現金の持ち歩きが少なくなりましたね。



さて最後の話題は今年2022年2月1日の春節・中国のお正月、日本でいう
旧正月。 これは毎年変わるのだそうで、来年2023年は1月22日になるそう。

で、春節は日本の元旦と同じで、その前後が1年で特別な祝日で、通常
旧暦の大晦日から1月6日までの7連休になり、正式には12月中頃に発表
されると言い、この辺りが、へぇ~、という感じがしますが。


で、春節気分の豫園(ユイーユエン)商城(ショッピング・エリア)に
ネコさんご夫妻が出かけた時の写真を。

というのも、豫園という明代に作られた古き良き中国大庭園があり、その周囲に
作られたのが商城で、

有料の庭園は春節には閉じているものの、商城には春節には特別な飾りが出て
大変な賑わいになるのだそう。


まず見ただけで心がウキウキするような、入り口の飾りがあり、
大きな虎の顔は今年の干支で、勿論ね、毎年変わるのでしょうね。

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老街(アーケード)、いかにも中国らしい建築物で素敵ですねぇ!
「新春送到八方財」、ふむ、読み方は分からずとも、意味は想像できますねぇ。
虎の顔はどうも、どれもがトラネコちゃん式で、可愛らしく! 

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庭園に入らずとも、たくさんのお店が並んでいてぶらぶら散歩するのも楽しく、
美味しい小籠包屋があるので、散歩の後ランチして帰る、というのを何度か
されておられるそう。



老街を進むと、様々に今年の干支の虎にちなんでの飾りが並び、
恵比寿様らしきのも、虎も、池に沿っての新年の飾りも。

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この先に角々と曲がった短い橋があり、

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物凄い人込みの中を、橋を渡りながら池に浮かんだ飾りを見つつ、

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こちらは「湖心亭」という有名な茶館で、店内が狭くすぐに満席に。

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ネコさんご夫婦がここに来られた時に、ランチか、軽食代わりをされる
美味しい小籠包屋さんが、池の奥に見えている建物のそれで、

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こちらが入り口。  饅頭店 というのは読めますがぁ。

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で教えて頂いたのが、小籠包はシャオロンポウ、饅頭はマントウ、と読むそう。

アーケイドにもたくさんの小籠包屋さんがあるものの、テイクアウトが多く、
落ち着いて食べたいので、ここを利用されているそうで、

さて、何を食べられたかは、次回のお楽しみに!


博物館の入り口にも警備の人が見えましたし、アーケードの入り口横にもね。
警備が大変良いそうで、夜も10時頃まではちゃんと明るく、夜も安全だそう。
管理が良いとも言えますが、逆に監視されていると感じる事ありかも、ですね。

上海は雪の問題はなく、昨年の冬は夜中にハラハラと1度か2度降ったようですが、
積もる事はなく、街中は霜が降りる事も無いものの、空気はとても冷たく、
冬は雨が多いものの、空気の乾燥が酷いそう。
2月の最近だと、日中温度が5~8度、夜は1~3度位、との事。

上海に行って感じたのは、日本で見かけた大声で喋る中国人観光客に比べ、
静かな人々、という事で、上海でも、大きな荷物を持ち大声で喋っている
多分田舎から来た人たちであろうを見ると、驚いた眼をするそうで・・!

なので、ネットで見かける「中国、あるある」というのもかなり違いがあり、
北京辺りではそうなのかな、と思われると。

国も大きく、多民族国家で、田舎と都会の差もきっと大きな違いがね。

という事で、ではでは「ネコさんの、上海便り」、次回をお楽しみに!!


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・ ブリーチョラ ・ カラビニエーリ第4連隊騎馬軍楽隊のマスコット犬 のご紹介

先回に続き、我がスコミーゴ村の春の訪れをご紹介、と思っていたのですが、
考えて見ると、先回大体の所を見て頂いたので・・!
分家、絵のブログの方で野生のクリスマス・ローズのみ見て頂く事にし、


こちらでは今月3日に行われたマッタレッラ・イタリア大統領の就任式で
姿を見せた、大統領護衛を務めるカラビニエーリの第4連隊のマスコット犬
ブリーチョラ・Briciolaの様子があれこれ報道されたのをご案内致しますね。

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カラビニエーリ・carabinieriというのは、軍装備のイタリアの警察で、
元々は確かイタリア国王の護衛から発生したと言い、
ポリツィーア・poliziaとは別組織。

カラビニエーリの黒に赤線がピッと入ったカッコよい制服姿も人気ですが、
TVニュースに大統領のニュースが出る時、必ず傍に姿がある
大統領護衛隊の皆は2m近い背の高さに、金と銀の兜がも一つカッコ良く!
こちらは多分第1連隊所属と、
そして軍組織ですので、外国への派遣兵などにも姿が見られます。

今回の主人公ブリーチョラという名は、パンのかけらとか、小さい、
という意味で、彼女、そう、女の子、と言っても2013年生まれで9歳は、
第4連隊の騎馬軍楽隊所属のマスコット犬。

今回のクィリナーレ宮での大統領就任式は勿論ですが、ここ2年ほど
コロナで停止されている6月2日の共和国政府記念日に、
ローマのコロッセオ前から国父の祭壇・ヴィットーリオ・エマヌエル2世記念堂
迄の様々な軍、組織の行進には、

必ず騎馬軍楽隊の先頭に立ち行進する姿がTV画面に登場し、
イタリア国民の大人気犬なのですね。

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イタリア共和国記念日のお祭り 2019.6.2

2006年   6月2日 イタリア共和国記念日 ローマ



で、このブリーチョラは、2014年3月にカラビニエーリの第4連隊騎馬軍楽隊に
「入隊」したのですが、その時は1歳だったそうで、

こちらが軍楽隊の長であるファビオ・タッシナーリ准尉・Fabio Tassinari
と一緒の姿。

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今回の記事で参考にしたのは
ブリーチョラをご紹介:クィリナーレ宮にマッタレッラ大統領を再度お迎えするカラビニエーリのマスコット犬 

と、ニュース記事と写真も。



タッシナーリ准将の話によると、ブリーチョラはこの軍団の創設の年である
(この軍団説明の意味がよく分かりませんで)2013年6月5日生まれ、
カラビニエーリ連隊200周年に、正式にデヴューした縁があると言い、

この騎馬軍楽隊と共に、とりわけその指揮者であるタッシナーリ准尉と共に
共生する犬を、習慣的に採用していると。

が、この仕事には大変珍しい素質が必要で、彼女はダイナミックで陽気な
だけでなく、非常に真面目で、
2015年2月3日に初めてクィリナーレ宮にマッタレッラ大統領を迎えた時、
大統領の前で幸運の小さな宙返りをして見せたそうで! 見てない、残念!


7年間の大統領の任務を終えたマッタレッラ大統領は80歳になられ、
最初は断固として再度の就任を拒んでられおられましたが、

5日間だったかの選挙が繰り返されるうち、各党が推す候補者がばらつき、
結局大統領の任に相応しい候補者が無く、最後には遂に
再任を望む声が強くなり、圧倒的な票差で選出されたのでした。

1000人未満の投票者数で、確か759票獲得、次点は100票を切る、と
いう圧倒的な票差で、まさに今のイタリアに一番必要な大統領なのでした。

1年になるドラーギ首相とのコンビも良く、現在いわば安定しているイタリアの
政治情勢で、この結果にヨーロッパ議会も大いに安堵したといい、ははは、
野次馬shinkaiも選挙の様子を見ながら、大いに楽しみましたっけ!


ブリーチョラの2月3日の大統領就任式での中庭の様子がかなり見つかり、

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報道陣もやはりかなり意識してブリーチョラを撮っているなぁ、と、ははは。


ドラーギ首相と同乗し、クィリナーレ宮に入られる様子はこちらで。



こちら、先々代のチャンピ大統領が、次に就任のナポリターナ大統領を
お迎えする所で、写っているのはブリーチョラの先代犬レディ、ですね。

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shinkaiはこのレディの行進する姿も何度か見ましたっけ。
ナポリターナ大統領の就任式では、レディは足元でゴロンゴロンと、ね。



それで今回読んで知ったのは、騎馬軍楽隊のマスコット犬になる、
なれる条件、というのがあり、

まず自分よりもグンと大きな馬たちを怖がらない事、そして軍楽隊の大音響
にも平気でおれる事、という事で、成程なぁと。

そしてまだあるのですよ、条件がね。


こちらがマスコット犬としては初代の、トロンベッタ・Trombetta.

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お話は1970年代のナポリに遡り、軍楽隊の演奏による乗馬スキルの
競技界があり、その時にアニャーノの競馬場で働いていた少年が当時の
指揮官に近寄り、「あなたに幸運をもたらすでしょう」と子犬を手渡したそう。

それは茶色の雑種犬で、カラビニエーリの最初のマスコット犬となった
トロンベッタで、騎馬軍楽隊の後を追い始め、それが古代のルーツである
伝統の復活を負い、

その時から連隊に同行する犬は、厳密に雑種犬である事、そして贈り物と
して与えられた犬、そしてそして雌、である事が必要となったのだそう。


犬の軍隊におけるマスコット犬の存在は20世紀初頭にイギリス軍が持っていた
習慣で、大陸ヨーロッパ人もそれをとても気に入り、イタリアでもそれを採用。

ですが、現在イギリスをはじめ、どこの国もその習慣を失い、現在残るのは
イタリアだけなんだそうで!!


犬を連れての騎馬姿のカラビニエーリの彫像にも見れるように、
このトロンベッタ以前にも馬と仲良く、軍隊と一緒に長く住んでいた犬も
いたそうですが、

このナポリから到着した混血犬以来、このトロンベッタ同等の価値を
持つ犬はおらず、カラビニエーリの隣にいる犬の役割は決定的に変化し、

70年代以降、連隊の犬はすべての活動の不可欠部分となり、単なる厩舎の
犬に追いやられず、「最愛の幸運を持つ犬」の位置を獲得したのだと。


かといって、彼女トロンベッタが規則に忠実であったとは言えない部分もあり、
というのも何度か恋愛の為に脱走したり、第2連隊にいた犬のマラドーナと
間に生まれた子犬、雌のセミクローマ、オスのタンブリーノもおり、ははは、

そう、あのサッカーのマラドーナの名を貰っていた犬で、当時80年代には
ナポリ・チームは最高の位置にあり、犬のマラドーナはボールで遊ぶと
全ての球をドリブル出来たのでこの名を貰っていたそうで!

でも生まれた子犬2匹とも軍事生活には馴染めず、俗世間にね、ははは。


トロンベッタは1988年11月に最後のご奉仕をし、翌年に亡くなり、
ローマの詩人が別れのソネットを捧げたほどに皆に愛されたのでした。

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彼女の没後はカラビニエーリと一緒の公式行事で彼女を知り、愛し、
感謝した国民の間に大きな空白を残しましたが、

トロンベッタの立派な相続人が生まれる迄は暫く間が空き、1989年に
担当者がビルバ・Birbaを病棟に連れてきて、
約7か月間トロンベッタと一緒に過ごし学ぶことが出来ましたが、
やはり混血種で、雌犬でした。

彼女は可愛く、とても優しく、穏やかな性格を持っていたそうですが、
10年後自然死し、

その後マスコット犬のいない期間が、次のレディ・Ladyの到着まで。

今の指揮者タッソーニが第4連隊に入隊の年に、レディに出会ったそうで、
彼女が定年に達した2011年迄一緒に並んで行進したそう。

レディは女性の好奇心旺盛で、反抗的な性格に由来する多くの
エピソードが長いキャリアにはあったそうで、

RAIの「テレトン・Telethon」、年末の募金の為の長時間番組に
出演で行き、途中でレディが居なくなり見つからず、探しに出ると
そう遠くない家から彼女が吠える声が聞こえ、
自動の車用柵を開いてコンドミーニオの庭にいるのが見つかったそうで!

2010年代になり、老齢の彼女が生きている間は、別のマスコット犬と
一緒にパレードする事は不公平に思えたものの、

再び騎馬の軍楽隊と一緒の犬を見たいという市民の支援のお蔭で、
困惑は克服されたものの、


次のブリーチョラが到着する2014年迄は困難で実りの無い期間があり、

トロンベッタと同様に、ある家族から計画に無かった方法で寄付され、
ある日タッシナーリ隊長は、なんという事なく腕の中に子犬を抱いたのだと。

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とはいえ、それまでにマスコット犬の役割に、子犬の性格や素質がいかに
影響するかを直接見て来ただけに、最初は彼女に執着するのを恐れたと言い、

というのも以前のステッラとルッロは大きな音や馬を恐れ、マスコット犬には
なれなかった、と言い、  なので、この2匹の名は出ませんね。


が、ブリーチョラは連隊と市民の心の信頼を勝ち取るのにそう時間はかからず、
現在の彼のもっとも近い人間の仲間である隊長の不信も克服。

ブリーチョラは信じられない程に、自分よりも遥かに大きな動物と接する事を
恐れず、確かに写真で見ても連隊の馬たちと非常に平和な関係を持って
いる様子で、さらに音楽を愛していると!

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で、ブリーチョラは犬ではありますが、連隊にマスコット犬として「入隊」
している為、他の兵士と同じ歴史を持ち、昇進の対象となるのだそうで、

クィナーレ宮中庭にいる彼女のサドルクロス・階級の印の付いた赤いマントは、
確かに以前の行進の写真でつけていたマントとは違い、

今回のは有名なイタリアのファッション・ハウスから彼女に与えられたもので、
そこに彼女の成績も表示されている、と! 

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わぁ~お、階級持ちなんだぁ!! カッコいいなぁ!

いやぁ、この説明を読んで後に上の写真を見ましたら、マッタレッラ大統領と
一緒の写真のマントの色違いも見つかり、初就任の時のも混ざって
いるのに気が付きましたぁ!


ローマのトール・クイント・Tor Quintoの第4連隊のカラビニエーリの兵舎に
住み、朝の7時半には国旗掲揚の式に参列、連隊での日常業務を開始、

彼女は皆の前に立ち、まるで彼女も命令を出したかの様に見え、
皆に挨拶するのに走って向かい、舐めたり愛撫したりでジャンプ、
皆を認識している事が良く分かり、

2つの基本、音楽のリハーサルと乗馬での活動、に分かれる生活をしているそう。

隊長にはどこにでもついて行き、彼がいない時に部屋に来て留守が分かると
手袋を隠したり、机の上からペンと紙を落としたり、の合図を残していくそうで、

そう、女の子なのね、分かる、分かる。


ブリーチョラ、カラビニエーリの騎馬軍楽隊のマスコット犬になった
↑↑ Youtubeをどうぞ! 話している方が、隊長のタッシナーリ准尉


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彼女は既に9歳という年だそうで、勤務年数も先が長くないかもですが、

元気で、まだまだ行進や行事の時には姿を見せてくれるのを願います。
ブリーチョラ、元気でねぇ、頑張ってねぇ!!


*****

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・ ブログ復活、個展準備現状 と、 スコミーゴ村 春の兆し

ちょっぴり遅れで、

ブオン・サン・ヴァレンティーノ!!
素晴らしい「愛の日」であります様に!

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***

皆さま、お久し振りです! お陰様で無事計画していた通りに
10日に日本の画材店宛にこの2年半に描き貯めた絵15枚を
無事送り出すことが出来ました。

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2年半で15枚、というのは数としては少ないのですが、
私にしてはいつもよりは大きめの絵に取り組んだこともあり、また
この1年間は白内障の手術、術後の問題などなどで、殆どまともに
描けず、漸くに年末以降、慣れて来た事もあるのか見え始め、

最後は毎日カレンダーを睨みながら頑張り、ははは、
手を入れる為に持ち帰っていた7枚も何とか納得できる程度に
詰めが出来、

9日の午後3時頃に、ああ、これで済んだ! 良かったぁ!!という、
それも持ち帰っていた絵の1枚が以前から大変気になっていたのが、
最後にスルスルと紐が解けたみたいに出来た事もあり、

自分の中での燃焼が上手く行き、上手く済んだ!という、
多分久し振りに大きな満足感が得られた最後、があり、

翌日の郵便局での送り出しも長い時間かかったものの、上手く出せ、
イェイ、済んだぁ!と、その日のお昼はジュリアーナとピッツァを食べに。

奢ってあげるから、何でも好きなものを!と言われ、へへ、
大きめな赤エビが幾つも乗ったピッツァを美味しく戴いたのでしたぁ。

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我が絵の師でもある二木さんがデザインして下さったDMの印刷も、
なんと23,24日位に出来上がる、と言ってたのが、既に印刷済みで!
今日明日にはお宅に届くそうで!!  次回ご覧に。

ですが、日本の蔓延防止策は13日迄だったのが、3月6日にまで延長との
事で、また日本行き事情は宙ぶらりんとなっています。

ですが、日本の感染事情も少し収まって来たらしい様子も見えるので、
3月6日以降はかなりの事情が改善されるかも、という希望も持ち、
あともう少しの待ちの辛抱を。


皆様もきっと毎日の感染者の状況が気になっておられると思いますが、
イタリアは現在毎日ぐんぐんと新感染者数が下がっており、
現在では日本よりも少ない状況となっておりますし、

ワクチン接種者数が増え、またオミクロン株の状況からして、
日本も近いうちにピークを超えるのではないかと予想できますので、
もう暫くのご辛抱を!!  頑張って参りましょう!!

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今朝は大変良いお天気で、カメラを持ち近くを歩き、春を探して来ました。

久し振りのせいもあり、はは、9時前から11時頃迄、道端の野草を探し、
葡萄畑の脇をうろつき、林の木々の下のクリスマス・ローズを探し、
戻ってみたらなんと160枚程撮っており、

午後はオリンピックも見ずに頑張って整理したものの少し疲れ、
なので今回は少しだけ、見てやって下さいね。

上に載せたのは、我が家の近くの木々の様子で、新芽はまだですが、
膨らんできているのではないかな、という所。

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近くの葡萄畑は、既にしっかり剪定済みの畑もあり、

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まだやっと枝おろしが済んだ所、というのも。

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9時前に出かけた時は、日陰の落ち葉や草には霜がしっかり降りていて、

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これはブロック塀を通して陽の当たる所の霜が解けており、

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でもそこかしこに春の息ぶきを感じ、色も感じます。

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薔薇の木の芽吹き、

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オリーヴの葉の煌めき。

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葡萄畑越しに見える、いつものオリアーノ村。

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林の奥、木々の下には落ち葉に埋もれながら今年もクリスマス・ローズが
あちこちに咲いており、今回はほんの少し見せびらかしを、ね、はは。

野生の、低い背丈の、色は緑のヴァリエーション。

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shinkaiの好きな、綿毛を被った新。 本当は柳の様な大きなのが好きですが、
まぁ、今回はこれで我慢ね、はは。

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次回にはしっかり纏めて、ゆっくりご覧頂ける様に致しますね。


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