・ ネコさんの 上海便り n.2

先回に続き、今ご夫君の勤務で上海にお住いのネコさん、に
お願いして送って頂いた写真とご説明でご覧頂きますね。

世界中がロシアのウクライナ襲撃でわさわさと落ち着かず、
暗い印象から逃れられませんが、

ほんの一時でも、新しい見知らぬ土地の風景と、美味しそうな
食べ物の写真で寛いで下さいます様に!

***

さて今回ご覧頂くのは「静安寺」、中国読みではジン・アン・スーと。
元々は3世紀の三国時代に遡る中国の悠久の歴史に残る
名刹の1つ、密教真言宗道場。

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かって空海も遣唐使として長安を訪れた時に学んだ密教を
806年に帰朝した後、高野山金剛峰寺を開創したのだそうで。

現在の位置に移されたのは洪水から逃れる為の13世紀。
名が知れ渡り、多くの信者が絶えなかったものの、19世紀に戦火で
倒壊、19世紀末再建、20世紀には長く絶えていた密教の道場開設。

が、1966年文化大革命により徹底的に壊滅され、僧侶たちは迫害され
止む無く還俗、寺はプラスティック工場に。
1972年火事により焼失、一面の廃墟となったものの、

1979年中国政府は再度宗教寺院として指定、再建が始まり、
1991年5月仏像の開眼式が行われ、かっての規模にまで回復、という
歴史があるのだそう。

そうなんですね、送って頂いた写真を拝見しながら、古刹にしては
どこもかしこもとても新しいなぁ、と眺めた原因に納得しました。

それにしても改めて、あの文化大革命というのは一体何だったんだろう?!
中国人にとってどんな益があったのだろうか? と考えた事でした。


という事はさておきトップの写真は、境内入場口を両側に持つ正門。

ここで入場料を払い、通常20元、毎月1日と15日は免除されるそうで、
健康カードを見せて入場。



境内に入っての眺め。 四方を高い建物に囲まれていますが、これは後程。

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真ん中に大きな香炉を模した様な灯篭?があり、上の窓を目掛け、
皆さんが1元コインを投げ、入るとラッキーなのか、でもなかなか入らず、
その時は足元に置いていくのだそう。

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こちらはその斜め手前にある香炉というのか、名前が出ない、で、

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自販機でお線香を買い、火を点け両手に持って掲げ、四方にお祈りを捧げ、
お祈りの後のお線香は縁に置く、のだそう。

ネコさんご夫妻は1月2日に初参りを兼ね行かれたそうで、コインも投げ、
お線香を買い、ちゃんと周囲の人と同じ様にお願いをされたそう。

縁に置かれたお線香がたくさんになると、T字型の道具を持った小父さんが
来て、ざざーと中に灰を落としていたそうで。



真ん中に立派な浮彫の銅板の見える、正面本堂の階段を上がり、

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お釈迦様像。 ウィキに、3,9mの高さの玉仏があり、中国最大、
とありましたが、これかな?

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観音堂の観世音菩薩。  上の写真のお釈迦様と、この観音様は
余り違和感なくお祈りが出来そうですね。

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こちらはやはりお釈迦様。 日本人にとっては、少し南のイメージがある様な。

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2階にも仏像があり、祈りを捧げる方の姿が見えますが、

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この右手前は布袋さん?

布袋さんは七福神のお1人という感じが強く、仏教のお寺に?と思ったのですが、
調べたら、中国唐末期から実在したという伝説的な仏僧で、
七福神の一神となったのは日本の江戸後期の事なのですと。



周囲をぎっしりと高層建物で取り囲まれた様子の静安寺ですが、
こちらは横からの眺めで、円柱の上に獅子の姿、そして屋根瓦の色が黄金を
模しているのかな?

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そしてネコさんの説明にも、大変交通量の多い大通り、とありましたが、

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夜景の静安寺! 何とも凄い位置にある寺院姿で!!

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ほら、日本ではお寺とか神社参りというと、ゆったりの美しいお庭が
あったり、周囲の風景にも癒される、というイメージがありますが、
それとは一味違う、上海の歴史ある名刹、でした。



先回も見て頂いた、上海の一番の観光地の地図をどうぞ。

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先回ご案内の上海博物館と、豫園の位置もお分かりですね。
静安寺は、赤い四角で囲った地図左中程に。



で、先回の豫園での散歩の折に寄られるという小籠包屋さんで、

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食べられたと言われる美味しいものをご覧に!


何度か利用し、あれこれチャレンジした結果、はは、徐々に注文する物が
決まって来て、最近は数種類の小籠包屋とスープとお茶を注文されると。
お腹がすいている時は、これに+点心を追加と。

まずメニューをどうぞ。 shinkaiは写真と漢字から、これはなんだろ?!と
想像し、さんざ舐めまわしましたっけ、ははは。

左ページは小籠包で、その右下、これは後に写真がでますが、蟹ね、
右ページの左下も出て来ますよ、貝のスープ。

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このページ、左下はポテト・サラダでしょうね、その右はキクラゲね。

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これは点心ですね。 左下の子豚ちゃんの中はカスタード・クリームで!
美味しいそう! その右はプリン、そしてその上は胡麻をまぶしたお団子かな?
春巻きも美味、と。 

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イタリアでは中華料理なるものに出会わずで、友人達は変った物を敬遠
するのと、我が町でも昔はあったという中華料理店が無いのもあり・・。
時に美味しい中華料理を、簡単なので良いから、食べたいぃよぉ!!



そして飲み物、ビールやお茶ね。 お2人はオチャケはダメ?!

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はい、こちらが最近はネコさんが決まって注文の、干し貝のスープ。 
小皿には干し貝が付いて来て、これを全部入れて食べられるそう。

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具は錦糸卵だけでも、貝のエキスが十分に出て、本当に美味しい!ですって。
うんうん、わかる分かる。 ホタテの冷凍を入れただけでも美味しいものね。



今回これはご夫君が違うのを試す、と注文されたものだそうで、メニューの
最初の下の右端と。 干し貝のスープは左端ね。

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味見されたけど、ネコさんは次回も干し貝のスープで良いと、ははは。



小籠包は4種類と、ビッグサイズの小籠包を1つ。

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そう、4段ちゃんと、6個づつね。 真ん中のオレンジ色は何?

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大きなのは蟹味噌のスープがたっぷり入っていて、付属のストローでジュっと
吸って楽しむのですと!! ああ、美味しそう、味見してみたいなぁ!!

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レシート。 小籠包は外見では何を食べたのか分からないので、いつもレシートを
撮っておられるのだそう。 うん、そういう事ね。

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で、一元は昨年は16.5~17円だったのが、今回調べて下さったら18.22円で、
高くなっていて驚かれたそう。

物価は地方と比べたら上海は高いだろうと思うけど、北京や他の大都市とは
そう違わないのではないだろうか、と。

ただ日本では地方と都会でお金の感覚はそう違わず、10倍もというのはないと
思うけど、中国では都市部と地方では全くお金の価値が違うと思うし、
それだけ中国が広く、格差も大きいという事だろうと。 
はい、そうなのでしょうねぇ。



で、最後は現在の上海の姿、多分中国人に、上海人にとっての大いなる誇りで
あろう、浦東新区の高層ビル群の眺めをどうぞ。

まず上海のシンボル的な東方明玉塔・テレビ塔、展望台からは360度の眺め!
昼と夜と。  う~ん、夜の彩がさすがぁ!

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ネコさんが、さっと見て分かる塔のページを送って下さったので、どうぞ!

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右から、上海タワー、金茂ビル、上海ワールド・フィナンシャル・センターで、
観光名所になっており、昼と夜の景観を。

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4つの塔は、お家から歩いて徒歩15分程にあるそうで!
という事で、空の色が美しかった時の写真を。

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真ん中に金茂ビル、左に上海タワー、その左に栓抜きの形を横から見た、
ちょっと薄い上海ワールド・フィナンシャル・センター。

確かにこの写真だけ見ると、ちょっと中国、というイメージはありませんね。
右の四角い、緑色に見えるビルはなんだろ?



こちらは公園の様子で、広々とした近隣市民の憩いの場所となっており、
ちょうど春節で赤い提灯がたくさん下がり、

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テントの下で民族衣装を着けたおば様達が、音楽をかけて踊ってられたそう。

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それにしても、花壇の手入れも良いですねぇ。

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公園から見るビル街の夜景。

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こちらはサイトで見つけた、浦東新区の川向うの外灘(ワイタン)。
この地区はかっての租界時代の西洋建築が立ち並び、良い面影の残る景観の、
川沿いの美しい散歩道。

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こんな教会の姿もあり、

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大きな堂々としたビルでなく、これは可愛いらしい面影があるでしょう?

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こちらは間を流れる川、黄浦江のクルーズ写真で、外灘の眺め。

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そしてこちらは新しい上海側の眺め! こんな派手、豪華クルーズ船もね。

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こういったライトアップは勿論毎晩10時迄、街灯はたくさんあるので
真っ暗ではなく、たびたび電力不足と言われる中国でも上海の中心地では
そういう気配はないそう。
で、店、飲食店、マクドナルドも夜10時には終わりだそうで! 


と言うような、ネコさんから送って頂いた、最近の4カ月間程の写真で
ご案内の上海でした。


コロナの影響で、行ってみたいと思われていた万里の長城や、西安の
兵馬俑など今の状態では到底出かけられず、上海のみで、
上海の観光地はほぼ済みました、と! ははは。

そうそう、上海動物園に行き、全身茶色のパンダ、それも2頭のみで!
白浜のアドベンチャー・ワールドのパンダの方が全然白く、
「パンダ」らしかった、というのには笑いました、ははは。

パンダちゃん達に、会いに行こう!
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/475565844.html


はぁい、いつかコロナが収まり、万里の長城や、西安にお出かけになられる事が
あったら、是非また写真をお願い致しましょう!!

ネコさん、有難うございましたぁ!! 次回も宜しくお願い致しま~す!


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