・ n.1 イーゾラ・マードレ 庭園ご案内 マッジョーレ湖

先回お休みの、マッジョーレ湖の3島、ボッローメオ家の島と
呼ばれる3島のご案内の最後、

イーゾラ・マードレ・Isola Madreの、今回は庭園ご紹介を。

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地図でご案内するとこの位置となり、3島の中では一番大きく、
幅220m、長さ330m、面積は8ヘクタール。

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こんな風に船着き場が見えてきますが、

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我らグループはも少し先に進み上陸を。



右手は高い柘植の木、と思う、生垣でまるで内側が見えず、
右手は湖面が見える道をかなり進み、

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先に人が見える所が、最初の船着き場から石段を上っての、
切符売り場。



島の現在は、こんな風に幾つかの建物があり、大きなのが次回に
ご案内のボッローメオ邸と、向かい合わせが礼拝堂。

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それ以外は庭師の為の建物と思われ、島全体が植物に覆われた
イギリス庭園となっているのですね。


この島は既に846年に記載があり、以前はサン・ヴィットーレ島と
呼ばれ、教会があり、その典礼で使用されるオリーヴ油生産の
為のオリーヴ畑があり、数軒の家があったと。

ずっと聖職者の所蔵であったこの島がボッローメオ家に渡ったのは、
ノヴァーラの司教から1501年に。

そして婚礼の婚資として1520年に他家に渡るものの、1563年に
レナータ島、と名が変わっていた島が、再度ボッローメオ家に。

そしてこの島もボッローメオ家の富を注がれ、大きく変化します。



こちらが1756年~60年の島の姿で、

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当初は先回ご案内の、イーゾラ・ベッラ式の階段状の庭園が計画
されていた様子ですが、

現在は、緩やかな、自然な起伏を生かした素晴らしい庭園になっており、
最終的には19世紀初頭に当時の趣向に合わせた
ロマンチックな庭園への変貌が。

高い木々に囲まれ落ち着いた空間、と言うのか、エキゾチックな植物も
多く、緑豊かな、平和と休息の島とみなされているそうで。

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確かに、島の上の道を歩きながらすぐに感じた温暖さ、温度がグンと
違う温暖さが植物の生育を助け、異世界を作っているのでしょう。

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こことよく似た温暖な気候の中での素晴らしい邸宅と庭園を。
ヴィッラ・カルロッタ ・ コモ湖の別荘、庭園を
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/469194290.html



椿の太い幹もあり、少し終わりかけでしたが、

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写真のモードを横着し、少し黄ばんだ緑となっているのはお許しを。



この長い石段、素敵でしょう?! 

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まだ藤のトンネルには少し早かったのですが、



一番上辺りに白黒の鳥が、長い尾を引いて歩くのを見かけ、

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精いっぱい望遠で撮りましたが、どこから来たか聞いたのを忘れ、
へへ、白黒で、目の周囲が赤い雉と。



この写真では緑色の竹に写ってしまいましたが、

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ほらね、黒竹なんです。 根が曲がって生えるそうで、
フランス製のお高いバッグの持ち手に使われているそうで~す。

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日本式、というか、ははは、色をきっちりと分けての、珍しく思った
植え込みで~す。

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ここも専門のガイド氏がついて下さり、全ての植物の名と性質を
詳しく説明して下さるものの、ついて行けず、へへ、

珍しい幹でしょ?!

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オオデマリの花、ですが、素晴らしい高さに育っていて、圧巻!

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足元の石の周囲にもこんな風に細やかに。

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こちらは対岸の、ヴェルバーニア・Verbaniaの町の眺め。

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シダの種類もたくさんあり、

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ゼンマイ、ワラビが食べたいなぁ、と、ははは。



芍薬。

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先ほどの雉が闊歩してますが、はは、全体の広さを撮っておらず、
お助けにこの写真を。

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奥に見える大樹よりももっと太いのが手前にあり、  メタセコイア?

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上にも見える、草原にボコボコ見えるのは、根、なのですと!

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時にこんな風に、湖が垣間見える場所がなかなか良い配慮で。

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これは、広島の原爆でも生き残った銀杏の木、と説明があり、
shinkaiめは、そう、そう! と思わず声を出しましたっけ。

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銀杏の木は時々見かけますが、でも皆さん銀杏は食べないのですよね。
とはいえ、拾って来て、水に浸けて・・、という手間は出来ずで!



こちらは雌孔雀ですよね?

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で、雄君は、白孔雀の様に気前は良くなく・・!

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でも、白ちゃんはここでも気前よく、扇を広げてくれ!

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やはり単純に、美しい! 

クジャクは白に限る、と、目黒の秋刀魚式に贔屓しそう、ははは。



なんだろ、これ? と雉の種類で探したら、ギンケイと。

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中国、チベット、ミャンマー、タイなどの高地に住んでいるのが、
日本にも早くから移入され飼育されているそうで。



という、エキゾチックな空気も素敵な、イーゾラ・マードレの庭園でした。

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今時の様に季節が良くなると、こんな風に色とりどりの素晴らしい
庭園となる様で、これはまさに異次元みたいで素敵でしょうねぇ!!

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次回は、島のボッローメオ邸のご案内を。

イーゾラ・ベッラの邸宅と違い、も少し家庭的な雰囲気で、子供達への
人形芝居や、遊び部屋も立派なのがありましたので、お楽しみに!!


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