・ n.1 アッシジ 点描 ・  朝から昼、そして夜

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 アッシジの長閑な、中世そのままの町の佇まいの中の長閑さが恋しく、
 と言ってもやはり現代の町で、それも観光都市にはなっているのですが、
 他の町に比べるとやはりまるで趣が違い、
 人間の大きさにちょうど良い町の大きさ、広さと共に
 周囲に広がる緑の野、町の高さから眺める緑の野も懐かしくなり、
 アッシジ点描、と題して新しく纏めて見ました。

 今迄に既にご案内のサン・フランチェスコ聖堂とか、ご覧頂いた写真は
 なるべく除けて、改めて整理した写真ですので、
 アッシジに流れる時間の緩さで、どうぞごゆっくりお楽しみ下さいませ!


 トップは、まず春霞の中にアッシジ・Assisiの町が見えてきた所。


 そして、サン・フランチェスコ聖堂の西端、要塞かと見間違うほどの威容。

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 町からだらだらと坂道を下り、麦畑の中から町を見上げると、
 西から東にかけ、山の中腹に東西に延び、
 先回見て頂いた山上の要塞・ロッカの位置もよくお分かりかと。

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 西端のサン・フランチェスコ聖堂・Basilica di San Francesco
 の眺めから、東にかけて、

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 最後の写真は一番東端、上の鐘楼が少し切れ、丸いドゥオーモを持つのが
 サン・ルフィーノ聖堂・San Rufino、斜め下の一番端がサンタ・キアーラ聖堂・
 Santa Chiara.





 サンタ・キアーラ聖堂の前からの眺め、左から右に。

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 上の写真中央の教会の後陣と鐘楼は、サンタ・マリーア・マッジョーレ・
 Santa Maria Maggioreの物で、




 今回は教会の中も拝観、こちらは背後に回っての眺めで、
 後陣の軒下の小さなアーチには動物の顔が付いていて嬉しく眺めましたっけ。

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 この位置から逆に眺めるサンタ・キアーラ聖堂。

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 サンタ・キアーラ聖堂の前はかなり広い広場になっていて、
 周囲に広がる平野の緑、麦畑が、そして木々の並びがとても美しく。

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 朝、日の出前に起きて町のあちこちに。
 これはサン・フランチェスコ聖堂前から坂道を上った所のサン・ジャコモ門・
 San Giacomo.

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 町の門から出て眺める北には、こんな古い農家が見え、
 朝日はまずこちら、町の北側に射し、

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 そして徐々に町中に。 サン・ジャコモ門の向かいに見えるアーチに陽が。
 サンタンドレア小路の端になるこのアーチの下に小さな泉があり、
 泉に朝日が当たるかどうか見に行ったのでしたが、ははは、
 左手の建物の影になり、朝日は当たらない事を知りましたぁ。

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 アッシジの町はスバシオ山の中腹、南側に広がるため、朝日は山越に届き、
 町の東側の高い位置から斜めに陽が当たって行き、下界はまだ靄の中。

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 町の西端、町の中では殆ど下になるサン・ピエトロ聖堂に当たる陽。

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 町の中ほどのアーチから眺める平野は、すでに明るい陽の中に。

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 高台のサンタ・クローチェ小路・Via Santa Croce通りもまだ影の中で、
 ここも昔スケッチした思い出の場所ですが、すっかり修復され。

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 宿のすぐ近くの泉にも陽が射し込み、

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 隣のモンテ・フルメントーリオ・Monte Frmentorioの建物のロッジャの柱。

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 モンテ・フルメントーリオというのは、かっての農民向けの穀類を質草にした質屋で、
 一度中を見たいと思いつつ、この度もつい・・。




 近くに止められていた高級車なのですが、埃だらけで、
 LAVA MI!・私を洗って! と、いたずら書きが、ははは。

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 近くの上から眺める白鳩君。 見たかい?!

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 サン・フランチェスコ聖堂からだらだらと下り、町の門を出てカーヴする道を
 ぐるっと下って来ると地下駐車場があり、その先にバスの停留所が。
 アッシジの町をご存知の方、思い出して下さいね、
 で、その先の脇から階段で小路が下るようになっています。

 今回地図を調べていて、この小路にもちゃんと名前が付いていて、はは、
 パードレ・ジョヴァンニ・プリンチペ小路・Via Padre Giovanni]Principeと
 いうのだと知りましたが、

 こんな風に木がしっかり茂った小道なのですが、ここを下っていくと、

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 こんな立派な、素晴らしい泉があるのです!

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 この前を通る小路は、現在の広い車道を突き抜けて下っていくと
 アッシジの下の町サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ・
 Santa Maria degli Angeliにまで続く道なのですね。

 で、現在は殆ど使われていない道でも、かってはサン・フランチェスコ聖堂に
 参拝する人々の通った道で、それでこんな立派な泉が残っているのではないかと。

 この泉を見つけて、と言われたのは我が絵の師二木さんなのですが、
 この道を見つけるまでに2度も他の道をずんずん下ったりしまして、へへ、
 ですが、見つかった泉の素晴らしさにやれやれと安堵しましたっけ!




 坂道を下って行くと、こんな廃屋があったり、

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 風に揺らぐ麦畑の、麦の穂。

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 これは山上のロッカからの眺めでご覧頂いた、平野の道角に見えた
 大きな糸杉の下の祠のマリア像。  う~ん、格子が細かすぎて残念。

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 町に戻り、この角の壁のタイル壁画を覚えておいでの方もたくさんおいでかと。
 サン・フランチェスコ聖堂の下の院にあるピエトロ・ロレンツェッティの壁画、
 「夕日の聖母子」の中央部分ですね。

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 夕日の聖母子、というのは、ちょうど夕日の時にここに陽が当たるから、と
 むか~し訪問した時のガイドさんに聞いて覚えていたのですが、
 確かに金箔をはった美しい作品で、夕陽が当たるとさぞや見事だろうと!

 が、正式には「聖フランチェスコと福音者聖ジョヴァンニに挟まれた聖母子」と
 いうそうで、優しい命名は案外日本のガイドさんかな?




 こちらは町の壁の中から、我らに祝福を与える聖フランチェスコ。

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 という所で今回を終え、次回に続けま~す。


 以前のアッシジのご案内は



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