先回に続いてのスロヴェニアのリュブリアーナ行きのご案内ですが、
まずは街の地図をご覧くださいね。
人口約28万人の住む、郊外にもモダンな建築が見える広い街ですが、
我らが見物したのはホンの一部、旧市街地で、
駅の見える部分を切り取りましたが、歩いたのは四角で囲んだ部分。
そしてその部分の拡大がこちら。 歩いた順、ご案内する順に
番号を打ちました。
番号を打ちました。
1.コングレニス広場 2.リュブリアーナ大学 3.最初に渡った橋
4.市庁舎前と広場の泉 5.街のドゥオーモ、聖ニコラウス
6.大きな野菜市の広場 7.お城へのケーブルカー乗り場 8.お城
4.市庁舎前と広場の泉 5.街のドゥオーモ、聖ニコラウス
6.大きな野菜市の広場 7.お城へのケーブルカー乗り場 8.お城
までがお城への行程、先回ざっと見て頂いた場所ですが、
さてケーブルカーで街の一番の高台366mにあるお城に上って来まして、
右に見えるアーチの門から中に入りますが、
かっては城の周囲に堀を廻らしていた様で、現在は右側の様子が
見えませんが、内庭には橋を渡ってはいります。

こちらが正面左側の部分で、手前の堀の様子も見えますね。
この正面から見える一続きのこの棟が中世の残る古い部分なのだそう。
この正面から見える一続きのこの棟が中世の残る古い部分なのだそう。


城・要塞の建設は1200年と言われますが、ケルト人等の後ローマ期には
軍の駐屯地でもあり、最初に記録に残るのは1144年と。
軍の駐屯地でもあり、最初に記録に残るのは1144年と。
後にハプスブルグ家の元になって後1335年に破壊されますが、
15世紀の末に再度トルコの侵略に対しての、また農民の反乱に対して、
現在に残る奥の棟と塔を再建したのだと。
15世紀の末に再度トルコの侵略に対しての、また農民の反乱に対して、
現在に残る奥の棟と塔を再建したのだと。
17-18世紀には城は武器庫と病院に使われていたのが、ナポレオンの
侵略の際に災害を受け、再度ハプスブルグ家の元に戻った後には監獄となり、
これは第2次大戦まで続いたのだそうで、
侵略の際に災害を受け、再度ハプスブルグ家の元に戻った後には監獄となり、
これは第2次大戦まで続いたのだそうで、
現在の主塔は19世紀の物なのだそう。
これが入り口の橋下に見える、かっての堀の部分ですが、綺麗に整備され。

城のアーチの入り口に見えた、多分中で見られる城の過去についてのヴィデオの
主役女優さんだと思うのですが、しもぶくれの顔の、ちょっと怖いお姉様!
主役女優さんだと思うのですが、しもぶくれの顔の、ちょっと怖いお姉様!

アーチの途中にあったドラゴン像。 多分これが街のシンボルだという、
リュブリアーナ・ドラゴンと。
リュブリアーナ・ドラゴンと。

内庭の西側、新しい棟と、主塔。

北東側の古い中世からの棟。

主塔に上る途中から見えた城の内庭と、街の様子。
カフェや博物館になっていて、正面に見えるアーチの上は歩ける様子。
カフェや博物館になっていて、正面に見えるアーチの上は歩ける様子。

この写真でもご覧頂けますが、城の麓部分に残る旧市街を除き、
街は城から北、東に向けて広がっているのですね。
街は城から北、東に向けて広がっているのですね。
というのも、リュブリアーナの街が位置する一帯は湿原地なんだそうで、
おまけに旧市街、城のすぐ下を流れるリュブリャニツァ川は、
おまけに旧市街、城のすぐ下を流れるリュブリャニツァ川は、
水源から街を通る位置の高低差がなんとわずか1mなんだそう!
で、すぐ氾濫する危険があるそうで、城の南側の低地は2000年の際の
大氾濫の、これはイタリアでもヴィチェンツァ辺りが氾濫をした時ですが、
その際の災害が未だに残っていて、ガイド氏の言葉によるとブカブカなんだと!
大氾濫の、これはイタリアでもヴィチェンツァ辺りが氾濫をした時ですが、
その際の災害が未だに残っていて、ガイド氏の言葉によるとブカブカなんだと!
かってのリュブリアーナは、1918年まで街の公式名はライバッハ・Laibach、
現在でもドイツ語ではライバッハの様ですが、
これの意味する所は古いドイツ語で「流れない水は洪水を起こす」だそうで、
多分街の人々にとっては、大きな関心事、心配事でもあるのでしょうね。
現在でもドイツ語ではライバッハの様ですが、
これの意味する所は古いドイツ語で「流れない水は洪水を起こす」だそうで、
多分街の人々にとっては、大きな関心事、心配事でもあるのでしょうね。
城は1960年に街が買い取り修復し、現在の観光ポイントとなっているのだそうで、
内部はこんな感じで、
我らはヴィデオで城と街の由来をお勉強させられましたぁ。


良く分かるヴィデオで、観光客によってヴィデオの種類があるのかもですが、
我らにはイタリア語で、字幕がスロヴェニア語だったのにはちょっと驚き。
我らにはイタリア語で、字幕がスロヴェニア語だったのにはちょっと驚き。
で、せっせせっせとらせん階段を上り、塔の頂上に。
城の背後はかなり広い公園になっている様で、平地の中の一番高い場所、
というのが良く分かりますよね。 新緑が綺麗!


足元に広がる、美しい家並の旧市街、西側。


そして、北側。 下の写真の中央に見える橋がコッブレルス橋、で良いのかな、
橋の両脇に円柱が立ち並ぶ橋。
橋の両脇に円柱が立ち並ぶ橋。


最初に感嘆した広い公園広場、コングレニス広場が中上に見え、

東に少し動き、下の左に見える緑色した塔の下に市庁舎があり、広い通りを
突っ切て渡る橋が3本橋で、奥に広がる広場がプレシェーレン広場と、
ピンクの教会がフランシスコ教会。
突っ切て渡る橋が3本橋で、奥に広がる広場がプレシェーレン広場と、
ピンクの教会がフランシスコ教会。

そしてもう少し東、真ん中に街のドゥオーモ、聖ニコラウス聖堂が。
その奥に細長く続くロッジャの向こうをリュブリャニツァ川が流れ、
肉屋の橋が右手に架かります。
その奥に細長く続くロッジャの向こうをリュブリャニツァ川が流れ、
肉屋の橋が右手に架かります。

スロヴェニアの首都であるリュブリアーナの街は、クロアチアの首都
ザグレブから西に140㎞、ヴェネツィアの北西250㎞、ウィーンから南西に350㎞、
ハンガリアの首都ブダペストから南西に400㎞に位置するのだそうで、
古代から、すべての民族がここを通り過ぎたんだ!とガイド氏。
つまり、ず~~っと侵略され続けて来た歴史を持つ国なのですね。
塔の階段は、上りと下りが交差するようになっていて混乱する事なく、
踏み板は、小鳥2羽がお城の塔の上に、のデザイン。

塔の階段を降りて来た左手に、かっての監獄の痕が一列残されていて、


一番奥の部屋の扉は閉じられていて、覗き窓だけね。
で、覗いた仲間の一人がわっ!と声を。 どうやらヴィデオか何かで、
中の囚人がすぐ前に顔を突き出すように見えるらしく、ははは。
で、覗いた仲間の一人がわっ!と声を。 どうやらヴィデオか何かで、
中の囚人がすぐ前に顔を突き出すように見えるらしく、ははは。
監獄とは逆に地下への階段を降り、左に見える扉を入ると、
かってからの古い礼拝堂がありましたが、多分フレスコ画などは
修復された新しいものと。



という事で、地図の8から6に、お城からまたケーブルカーで下の広場に戻り、
すぐ近くの市、屋台店の並ぶ広場を通りますが、
すぐ近くの市、屋台店の並ぶ広場を通りますが、
野菜、果物、また今のこの時期、野菜の苗なども並び、花の鉢もあれこれ。
ここは毎日開かれているのだそうで、
ここは毎日開かれているのだそうで、



蛇口も付いていて、買った果物をすぐ食べる人も!

如何にも街の人々の生活に結びついている青空市の様子で、
どこか鄙びた雰囲気もとても良かったですね。
どこか鄙びた雰囲気もとても良かったですね。
通りを歩いていてもこんな電動自動車を何台も見かけ、
また電動スクーターの大型も見かけたのでしたが、

最初に説明を聞いたコングレニス広場の下が、地下5階にもなる駐車場になっている、
と書きましたが、つまり駐車場とこの広場を結ぶ無料の交通機関でもあり、
また電動スクーターなどで、買い物を個人住宅まで運んでくれるのだそう。
と書きましたが、つまり駐車場とこの広場を結ぶ無料の交通機関でもあり、
また電動スクーターなどで、買い物を個人住宅まで運んでくれるのだそう。
確かにこれは良いアイディアですねぇ! 旧市街の通りには車を見かけず、
歩く人と自転車位で、なんと広々と美しい街並み!!
それにお年寄りの買い物も心配なく出来るというもの!
歩く人と自転車位で、なんと広々と美しい街並み!!
それにお年寄りの買い物も心配なく出来るというもの!
青空市のすぐ北に架かる橋は、肉屋の橋と呼ぶそうですが、
かってはこのすぐ近くに家畜の屠殺場でもあった由来かも、ですね。

橋の上には青銅の大きな像もあり、歩行者用の橋でしたが、
大変良い雰囲気の橋の向こうの様子は、また次回のお楽しみに!!
大変良い雰囲気の橋の向こうの様子は、また次回のお楽しみに!!
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アンギアーリの壁下描き と、 リュブリアーナの公園散歩 その2 を
アップしています。
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http://italiashinkai.seesaa.net/
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