・ n.1 マテーラ周辺旅行 南イタリア・バジリカータ州 総集予告編

皆さん、お久し振りです!
9月30日から10月5日までの南イタリアはマテーラ周辺の旅行から、
少しよれよれになりましたが、5日深夜無事に戻って来ました。

ええ、少しよれよれと言うのは、6日間の前半は良いお天気だったのが、
後半はちょうどあの一帯が大雨に襲われ・・!
曇り空がとても残念な素晴らしい景色に巡り合えたり、靴がずぶぬれとか、
それにやはり電車の旅7時間半は長いですね。

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まぁ、それでも元気で初めての南イタリアの旅をしっかり味わってきました!

電車の長旅は分室ブログの方で、青いアドリア海を見て頂く事にし、
こちらでは巡った町の様子をざっと、と言っても写真を少しずつ選び出しても
70枚を越え!で、2回に分け、今回はその最初の様子をどうぞ!



朝7時24分、パドヴァ発のフレッチャビアンカの列車に乗り、
リミニ辺りから見える青いアドリア海沿岸に沿って一路南に下り、

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これは既に南イタリア、プーリア州に入った辺りと。 
スプリンクラーの散水に虹が。

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バーリ・Bariの駅前、列車は1時間以上遅れ到着は16時半頃だったと!

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西日の中をアルタムーラ・Altamuraに向かいますが、目につくのはオリーブ畑。
道脇のみならず、ずっと樹林が遥か彼方まで続くのに感嘆!

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アルタムーラの聖堂はロマネスク様式で大変有名ですし、楽しみにしていて、
そのあまりの高さに、正面側の広場が狭く全体を入れるのが大事!

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入口扉の装飾は素晴らしかったのですがぁぁ、

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内部は金ぴかバロック様式になっていて、あれま・・。



アルタムーラの町はまたパンで大変有名ですが、広場脇のインフォメーションが
我らグループを、というより、馴染みのガイドさんを見つけ、
皆にパンを1つづつサーヴィスしてくれ、皆大喜び!

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頂いたのは右側の大きなのではなく、左に見える小さい方ね、はは、念のため。



既にとっぷり暮れた中を、ワイン博物館にもなっているカンティーナに。
古く閉まっていたカンティーナを、ここに見える兄弟が買い取り、修復し、
かっての道具類や掘り出し物を整備し、保存しているもので、

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彼らの情熱が迸るような説明で、15度のワインのお味見も。
売っているワインは、肥料も何も使わずの昔ながらの葡萄栽培法の農家の
数少ないワインで、味もすっきり強く、が所謂芳醇な味とは少し違うタイプと。

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とっぷり暮れ、灯が灯る聖堂前を再度通り、

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バスに乗り込み、5泊するマテーラの宿に。 この日はチェックインも後回し、
ただ手を洗ったのみで食堂に直行、はは、夕食をね。
なかなか美味しいものを、たくさん頂けたホテルでしたよ。

翌朝6時半にホテルを出て、写真を撮りに出た時の様子で、
左に各国の旗が見える所が我らのホテルで、3年前に改装したとかで、
部屋の内装もすっきり、水回りのお湯の出方も素晴らしく、

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それに何よりも旧市街の中心、ヴィットリオ・ヴェネト広場に100mほど
の位置にあり、これが何よりでした!



ヴィットリオ・ヴェネト広場から見上げる、朝の月。

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広場に面する古い教会の鐘楼。

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旧市街の北の端サンタゴスティーノ教会付近から見る眺めで、
一番高台に町の聖堂があり、徐々に流れ下る家並み。

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10月1日の日の出。

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この日は一日マテーラ見学で、ヴィットリオ・ヴェネト広場のすぐ脇の見晴らし台
グエリッキオ・L.Guerricchioからの眺め、正面に聖堂。

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マテーラの町はヴィットリオ・ヴェネト広場周辺と、向かいの聖堂周辺が高く、
サッソ・バリサーノ・Sasso Barisanoと呼ばれる中心部が低いのですね。
で、上でご覧頂いたびっしりの家並、高低差のある家並となります。

そして東側の谷沿いの道ヴィア・マドンナ・デッレ・ヴィルトゥに出て南に下り、
岩窟の教会・キエーザ・ルペストゥレと呼ばれるうちの一つ、
マドンナ・デッレ・ヴィルトゥを見学。

ここは大変奥深く層も重なる教会で、フレスコ画も残っていましたが、

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シチーリアの彫刻家が自分の作品を幾つも展示していて、それがなんとまぁ、
どれもが一番良い場所を占めているのでね、かなり目障り・・!



これは隣接の、サン・ニコロ・デイ・グレーチ教会の方。

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そして谷沿いの道をずっと歩き町の南側に出ると、一帯はサッソ・カヴェオーゾ・
Sasso Caveosoと呼ばれる、西側の高台からの家並みが下る風景となります。

サン・ピエトロ・カヴェオーゾ教会脇のアーチを抜け谷沿いの道に出て、
ヴィーコ・ソリターリオの洞窟の家、かって農民たちの住んだ古い住居の見物を。

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順番を待っていると、階段を降りて来た東洋人のグループがあり、周囲の仲間が
日本人と違う?と私に尋ねるので、日本のどちらからお出でになりました?
と声をかけると、熊本、名古屋、あっちこっちからですよ、と。

そして日本からですか?と逆に尋ねられ、いえ、イタリアに住んでいるので、
と言っていると、最後に来た中年男性がにやにや笑いながら、
お姉さん、お元気そうで結構ですねぇ!  はぁ、お陰様で!

すると傍で聞いていたファウストが、あれはあんたの昔の彼か?というので、
冗談じゃぁねぇよ!  皆で大笑いになりましたが、ははは、
遠い南イタリアで、日本人団体さんと会うとは思いもしませんでしたねぇ!



狭い家の中にグループ全部46人が一緒に入れられ!身動きも余りできずで
説明を聞き、そろそろと見て回りますが、

今見えるここが入り口扉からの大きな部屋で、夫婦と、一家族平均6人の子供、
軒の下に唯一の換気窓があり、

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こちらが脇にあった小さな台所、表に向いた上に小さな窓があり、

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上に見えた部屋右奥にこの小さなダブルベッド、高い足代は床の湿気を避ける為で、
ハンモックの中身はトウモロコシの皮、赤ちゃんの揺らしベッドはベッドの足元に、
手前右の箪笥の抽斗は、子供たちのベッドでもあり、

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部屋の左奥にロバの囲い場所があり、

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部屋の一番奥に、他の家畜の小さな囲い部屋があり、その隣に小さな
穴倉みたいな部屋があり、仲間は家畜の為だろうと言ってたのですが、

よく見れなかったので翌日マテーラに一人で居残った時もう一度見学に行き、
一人でゆっくり見て、係の人に尋ねましたら、そこで堆肥を作っていたと!

狭い一部屋みたいな所で一家族、平均8人が暮らし、それに家畜、堆肥小屋、
家の中の空気、衛生状態、臭気はどんなだったのかと思いました。



谷を挟んで東側の現在州の考古学公園一帯となっているムルジャ・Murgia地区。
マテーラに住民が住み着き始めた当時はこちら東側だったのだそうで、
谷底を流れる川の水を運びに通った道筋が元になった道が稲妻のように見えます。

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川底に近い所に吊り橋がかかり、何年か前迄はトレッキングコースに利用されて
いたのだそうですが、事故があったとかで現在は閉鎖中。



最後の午前、今見える頂上辺りに行きましたが、ここからの眺めはまさに絶景で、
というより衝撃的な眺めで、東側の洞窟跡はそんなに数は見えずなのが、
西の現在の町を谷越に眺めると、今の町の下層にずらっと暗く穴が何層にもなって
続いているのが見え、その迫力に少しぞくっとした程!

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公園での写真は次回最後にご覧頂きますが、
この写真の中程から左側から奥にかけての、現在の町の新地区の下辺り、
サッソ・カヴェオーゾの下の層に広がっておりました。

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こちらは町の聖堂、13世紀のロマネスク様式で知られていますが、天井部の落下が
あっての長い修復期間を置き、つい2年ほど前から再公開されているのだそうですが、

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ここも中は金ぴかの華やかなものとなっておりました。



聖堂前広場から眺める、最初に町のパノラマを眺めた西、グエリッキオも見え、
奥中程左に大きな糸杉が見えるあの少し左、白に小さなアーチが2つ見える辺り。

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如何、この家並?! ちょうど真ん中辺が一番低い辺りで、ここを通るのが
ヴィア・フィオレンティーニ・Via Fiorentiniで、

写真左端の外辺りをヴィットリオ・ヴェネト広場からのヴィア・ヴェッケリーア、
そしてヴィア・ドゥオーモと続いて、ここ聖堂前にやって来ます。



ちょうど西日が射しこむ辺り、通り抜ける道がヴィア・フィオレンティーニ。

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聖堂前広場から身を乗り出して見た、マテーラの北に広がる平野。

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鶏の形をしたマテーラ名物、クックゥ・cucùと呼ばれる笛でもあり、吊るしたり、
また磁石が付いていて冷蔵庫の前にも。

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子供が生まれると贈り物にしたり、また幸運のシンボルとしても良いのだそうで、
shinkaiもお土産に買って戻りました。



朝日を受けるサッソ・カヴェオーゾの眺め、左奥一番高い所に聖堂が。

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これはヴィットリオ・ヴェネト広場から北西に、ヴィア・サン・ビアージョ通りを
行くと直にあるサン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会。

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ここも正面入り口扉周囲の装飾が見事。

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マテーラの土地、岩は石灰岩の固い物で、道石に敷かれたものは長い年月を
経てすり減り、つるつるに光り、滑りやすく、まして坂道、石段が多いので
歩くには要注意!

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来年2019年、マテーラは「ヨーロッパ文化首都」と定められ、今町は来年に向け
様々な修復突貫工事中で、町の聖堂の鐘楼も覆いを被り、クレーンが動き、
ガイドさんが、皆さん、是非また来てね! でも来年はダメよ!でしたが、ははは、

1993年に世界遺産指定を受けて後、やはり町は観光への弾みが付いた様で、

こんな3輪のタクシーが町中をちょこちょこと走っておりました。

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谷沿いをカーヴしながら続く道、朝日に輝きます。

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グループでは行かなかった洞窟教会の一つ、マドンナ・デ・イドゥリスも翌日に。

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ランフランキ邸・Palazzo Lanfranchi横のパノラマ地点では、男性5人が
ドローンを飛ばせ撮影中で、ほら、シニョーラを撮れ!と賑やか、ははは。

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どの様に手元に写るのか見せて貰いましたが、う~ん、まさに最新兵器!


という所で、バジリカータ旅行のその1を終え、次回に。

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今回新しく記事アップは出来ませんでしたが、

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