遂に7月になりましたぁ! 今年は春が無いまま過ぎた感じが今も残り、
もう夏、7月!という実感が余りなく、実際今週は3日ほど暑い日が続いたものの、
昨日から曇り、夜は雨で、と、これは北イタリアの田舎に住む者が言う事で、はは、
もう夏、7月!という実感が余りなく、実際今週は3日ほど暑い日が続いたものの、
昨日から曇り、夜は雨で、と、これは北イタリアの田舎に住む者が言う事で、はは、
フィレンツェとかローマでは大変暑く、40度とか言っているのをニュースで。
6月の封鎖解除2日前に出かけて来たヴェネツィア、そしてサン・マルコ広場の
その2、青空の下の人出の少ない様子をご覧下さいね。
その2、青空の下の人出の少ない様子をご覧下さいね。
サン・マルコ聖堂のすぐ横、南側には現在のドゥカーレ宮見学の出口である
カルタ門があり、ここから見える「巨人の階段」
カルタ門があり、ここから見える「巨人の階段」
年寄りの昔話ではありませんが、へへ、昔ヴェネツィアに来た最初の見学時は、
ドゥカーレ宮見学はこのカルタ門から入り、あの「巨人の階段」を上ったものですが、
今は上から見るだけとなり、
ドゥカーレ宮見学はこのカルタ門から入り、あの「巨人の階段」を上ったものですが、
今は上から見るだけとなり、
見学後は内庭の階段から降りて来て出口に、という事で、気を付けていないと、
広場出口の背後になるこの階段を下から見る方は殆どおられないのではないかと。
この階段は、かっては外国からの貴人たちのお迎えに使ったのだろう、
と思うのは、階段の蹴上部にこんな風に見事な象眼が施されているからでして。
と思うのは、階段の蹴上部にこんな風に見事な象眼が施されているからでして。
そしてカルタ門・Porta della Carta. 見事な装飾が施されている門で、
真ん中のライオン像の前に膝まずくのは第65代ドージェのフランチェスコ・フォスカリ。
彼の晩年の悲劇については n.4 パラッツォ・ドゥカーレ・ディ・ヴェネツィア
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464579305.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/464579305.html
このカルタ門のカルタ・cartaとは紙の事で、shinkaiは最初単純に日本の
「布告門」を想像し、同様の意味と思っていたのが、いや、ここには書記たちが
机を並べ書類書きをしていたから、と。
「布告門」を想像し、同様の意味と思っていたのが、いや、ここには書記たちが
机を並べ書類書きをしていたから、と。
が、今回再検索すると、やはり布令の張り出しにも使われ、また国の文書庫が
近くにあったからだろう、というのが見つかりました。 そう、やはりね。
で、写真の左に見える壁、ここはお隣のサン・マルコ聖堂の壁なのですけど、
こんな風に、さまざまな装飾で埋められており、上の大理石の柄の模様など
とても素敵で、好きな壁なのです。
とても素敵で、好きな壁なのです。
左下にちらっと見えているのが、「テトラルキの記念碑・Monumento ai Tetrarchi」
と呼ばれている物で、
と呼ばれている物で、
こちらですね。 余り好きでない像で、へへ、つい撮らずにいて、サイトから拝借。
エジプト産の赤い斑岩に彫られた2人組2体の像、元は現イスタンブルの
コスタンティノープルにあったのが、1204年の十字軍遠征での捕獲品として
ヴェネツィアに来たのだそうで!
となると、ヴェネツィア総督エンリーコ・ダンドロ率いた十字軍ですね、はは。
そう、サン・マルコ聖堂正面の上にいる4頭の馬も、本物は上の博物館にですが、
あの馬もコスタンティノープルからの捕獲品でしたっけ。
そう、サン・マルコ聖堂正面の上にいる4頭の馬も、本物は上の博物館にですが、
あの馬もコスタンティノープルからの捕獲品でしたっけ。
2体の像の奥の右の像の足元が白い石になっているのは、お持ち帰りになる時に、
上手く台座毎切り取れずで、この部分のみが現イスタンブルの考古学博物館に
残っている様でして・・。
上手く台座毎切り取れずで、この部分のみが現イスタンブルの考古学博物館に
残っている様でして・・。
ナポレオンに持って行かれた芸術作品もたくさんありますけど、それも他所から
持ってきた作品と分かったりすると、何となし彼を「泥棒め!」と
いう声も小さくなりそうで、ははは。
エンリーコ・ダンドロの十字軍 サンタ・ソフィーア聖堂博物館 ・ イスタンブル
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/474423497.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/474423497.html
脱線から戻り、聖堂との境の壁の模様、コズマ様式の美しいモザイク。
孔雀2羽と壺の素敵な花、とか、
これは下の座席代わりの石の上に横並びに続く動物たちの姿で、
右側のライオン君の顔には、つい笑いを誘われますが、ははは、
一番左には長く続く彫りがあり、どちらの男性もドラゴンに脚をぱくっと
やられている様で!
2本並ぶ美しい、如何にもビザンチンの香りのする角柱ですが、
ひょっとしてこれも頂いて来たやつかな?!
サン・マルコ小広場の左手には、いつも見惚れるドゥカーレ宮の壁が続き、
ヴェネツィアの海側の玄関口、広場の両脇に立つ2本の円柱。
左、ヴェネツィアの守護聖人サン・マルコの象徴、有翼のライオン君と、
そう言えばサン・マルコの遺骸も、ヴェネツィア商人がエジプトのアレクサンドリアから
9世紀に盗んできたものだったっけ!
そう言えばサン・マルコの遺骸も、ヴェネツィア商人がエジプトのアレクサンドリアから
9世紀に盗んできたものだったっけ!
右側は、サン・マルコの遺骸がヴェネツィアに来るまでは街の守護聖人であった
聖テオドーロ・San Teodoro. ワニではなく、ドラゴンの背に乗っておられます。
聖テオドーロ・San Teodoro. ワニではなく、ドラゴンの背に乗っておられます。
ずっとワニだと思っていたのが、今回ドラゴンとね。
ついでに近くから撮ったお顔もね。
日本のお獅子の顔を思い出す、勿論獅子には間違いないのですけどぉ、サン・マルコ様。
日本のお獅子の顔を思い出す、勿論獅子には間違いないのですけどぉ、サン・マルコ様。
そして、サン・テオドーロ。 3世紀の、ローマ軍のギリシャ兵だったのだそうで、
甲冑をお召し、火刑による殉教と。
甲冑をお召し、火刑による殉教と。
広場に影を落とす街灯。 ピンクの色も見え。
殆ど開店休業のゴンドラ溜まりと、奥にサン・ジョルジョ・マッジョーレの聖堂。
いつもながらこれを写さないと、ヴェネツィアに来たぁ!の感動がね、はは。
いつもながらこれを写さないと、ヴェネツィアに来たぁ!の感動がね、はは。
ね、お昼が近くなる頃ですが、まだ人出は多くなく。
ドゥカーレ宮の南西角、アダムとイヴの下に入場を待つ人々の列が2列に長~く続きます。
コッレール博物館は休館中というのはお話しましたが、サン・マルコ聖堂も
長い入場待ちの列、鐘楼前にもかなりの列、そしてドゥカーレ宮が長蛇の列!
長い入場待ちの列、鐘楼前にもかなりの列、そしてドゥカーレ宮が長蛇の列!
見ていると、鐘楼もドゥカーレ宮も6人から8人位しか一時に入場させず、
はぁ、まさに発令通りの厳しさで、それでなかなか列が進まないのですね。
はぁ、まさに発令通りの厳しさで、それでなかなか列が進まないのですね。
まぁ、ドゥカーレ宮内部は見るものが豊富にあり、折角来られたのですから
待つのも我慢の内でしょうが、並ぶ時間が勿体ない気もしますねぇ。
待つのも我慢の内でしょうが、並ぶ時間が勿体ない気もしますねぇ。
ゴンドラを撮りに。
茶色の海藻類がかなりはびこっていて、海水温度は上がっているのだろうか。
細かい飾りがやはり興味を引きますが、今回は余り近づけずで。
ドゥカーレ宮の上をたくさんのカモメが飛び交うのを狙いますが、
いつもの事ながら、狙って写しても、そういう時は近寄ってくれずで、バカぁ!
ドゥカーレ宮とお隣の監獄宮との間のポンテ・デッラ・パーリア・
della Pagliaの上から見るサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂。
ゴンドラがやって来るのを嬉しく待ちます。
溜息橋の眺め。
余りにもゴンドラの数が少なく、何となく昔の絵葉書みたいだなぁ!
奥の橋。 いつもこの辺りはゴンドラがいっぱいで、衝突しそうなのにね。
ゴンドラが向こうから来るのを見つけたら、橋の上で、す~っと舳先が
出て來るのを待つのが好き!
ゴンドリエーレも姿を現し、ほらこちらが監獄、と説明中かな?
そう、溜息橋を涙と溜息で渡るのは、囚人だものね。
ドゥカーレ宮の角、「酔っぱらったノア」の像、息子が心配そうな顔で
腰布を掴んでいるのが可笑しくも、気の毒で、はは。
腰布を掴んでいるのが可笑しくも、気の毒で、はは。
でも、ノアがいつ酔っ払ったんだろうと、知りたくなりません?
朝早くから出かけて来て、そろそろお昼をどこで、と気になり始め、
サン・マルコ聖堂の北側の通り辺りはどうかな、と歩き始めると、
ちょうど正午の鐘が鳴り始め、
時計塔の上で2人が鐘をつくのが、なぜか今回は何度も繰り返すので
眺めていると、手前側のベッキオの横に見える、つまり鐘の後ろ側の
眺めていると、手前側のベッキオの横に見える、つまり鐘の後ろ側の
バネが開いたり閉じたりするのが見え、
そうか、あれが鐘を突く槌を動かすのか、と発見、納得。
この後、どこでお昼を、とあれこれ店の並びを見ながら考えつつ
リアルト橋の手前まで行き、小路の横の落ち着いた店でお昼を。
リアルト橋の手前まで行き、小路の横の落ち着いた店でお昼を。
という、サン・マルコ広場の様子でしたぁ。
はい、ヴェネツィアは変わりなく健在!! で~す。
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