・ ロシア皇帝後継者ゲオルグ・ロマノフと、イタリア女性の結婚式

10月1日、ロシア皇帝 最後の後継者タイトルを持つゲオルグ・ロマノフと、
イタリア女性レベッカ・ベッタリーニの結婚式が、
ロシアはサン・ピエトロブルグのサン・イザ-ク聖堂で執り行われました。

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ロシア皇帝後継者の結婚相手がイタリア女性というので、このニュースは
かなり早くから流れており、shinkaiが知ったのは今年早々で、

こんな写真が付いており、顔がよく分からないまま、わぉ、押しつぶされそう!
と無責任な感想を持ったのを覚えておりますが、失礼を!

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つい先日9月末に、「ローヤル・ウェッディングは10月1日」と出たものの、

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最初のニュースで、既に知り合って10年の交際で、とあったので、
そうかぁ、いよいよご結婚されるんだ、と思ったものの・・、



そしてこの1日から2日にかけて、スマホにもあれこれ結婚式の様子が出て、
ロシア正教に則っての、見事な美しい結婚式の様子だった事もうかがえ、
勿論日本でもニュースに出たと思いますが、皆様にもご覧頂こうと!


花婿 ロシア皇帝後継者大公ゲオルグ・ミハイロヴィッチ・ロマノフ・
    George Mikhailovich Romanov 39歳 
    最後のロシア皇帝ニコライ1世一家の惨劇から1世紀を超えての、
    ロマノフ家としては初めての結婚式。

花婿 レベッカ・ヴィルジーニア・ベッタリーニ・Rebecca Virginia Bettarini
   イタリアのベルギー外交官ロベルト・ベッタリーニ・Roberto Bettarini
   の娘 29歳
   作家、そしてロビイスタ、 現在はロシア帝国財団管理者も。

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花婿のゲオルグ・ロマノフが、ロシア皇帝後継者のタイトルを持つ唯一直系の
人物と見なされている、というのは、

悲劇の最後のロシア皇帝、ニコライ2世の従弟のキリル・ウラジーミロヴィチ大公、
革命中にロシアから逃亡し、自分が亡命中の皇帝であると宣言した、
ニコライ2世の従弟、の孫にあたり、

キリル・ウラジーミロヴィチ大公の1人息子の、ウラジミール・キリロヴィッチ・
ロマノフ・Vladimir Kirillovich Romanov、(同じ名前)の1人娘マリーアの、
そのまた1人息子なのですね。

あれこれ読んでいると、事情の複雑さに頭が混乱して来ますが、はぁ。


と言う事で、この結婚式はロマノフ家にとっては1世紀を超えての最初の結婚式で、
ヨーロッパ中の幾つかの王室との繋がりもあり、VIPを含め1500人の参加だったそう。

ロシア20世紀初頭  ロマノフ王朝最後の大舞踏会の美しい女性たち


ゲオルグはスペインのマドリッド生まれで、洗礼親は前スペイン国女王ソフィア。

2人はどちらもが働いていたブリュッセルのEU機関内で知り合い、
彼は欧州議会と欧州委員会で働いており、ロシアの鉱業大手ノリスク・ニッケル
の取締役顧問を務めていたそうで、

ゲオルグは彼女に「ロシア帝国財団」の立ち上げの手伝いを頼み、
そうして一緒に働くうち、情が湧いたのだそう。

2人は今、コロナによって引き起こされた危機の影響を受けた人々の支援の為の
慈善活動も行っており、広いロシアの多くの地域にも支援をもたらす大変な仕事で、
資金を提供したユニリーバやコカ・コーラなどの大スポンサーに感謝する機会を
将来の花嫁は得たそう。



この写真は、教会での結婚式に先立ち、市民結婚の様子。

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結婚式の場所に選ばれたサン・ピエトロブルグは、ご存じの様にかっての
ロシアの首都で、ゲオルグは1922年に亡くなった祖父と初めて訪問しており、

大きな感動を得たロシアの美しさを、一族の皆に見せたい、と。



という事で、結婚式写真の一連の始まり、始まりぃ!!

教会入り口。 父親ロベルトに付き添われ、花嫁レベッカの登場。

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祭壇に向かって進む父と娘。

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花婿の迎えを受け、娘を婿に託す父親。

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花婿は、花嫁のヴェールを上げ、

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花嫁は持っていた胡蝶蘭と思う花束を一旦手から離し、2人は蠟燭を手に。
ゲオルグが彼女を見つめ、

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彼女はにっこりと彼の腕に手をかけ。 美しい花嫁ですよねぇ! 
いかにもすっきりとした、余分な装飾の一切ない、美しい花嫁衣裳。

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大僧正、で良いのかな、の迎えを受け、

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大僧正が手に持つ、何だろ? 剣かな?に接吻を。 「誓いの印」なのかも。

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ロシア連邦が崩壊の後、宗教が戻り、ロシア文化の伝統もまた戻り、
花嫁は昨年結婚式に先立ち、ロシア正教に転向、
名前もヴィクトリア・ロマノフナ・Victoria Romanovnaとなったそう。



結婚式がこうして済み、祭壇の上に一番の近親者たちが並び記念撮影を。
終始落ち着き、にこやかな花嫁で、ふっくらと美しい花嫁ですねぇ!

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おお、花嫁のヴェールに、ロマノフ家の家紋が金色に!



聖堂の入り口前に現れた新婚のお二人を迎える、剣の門。 

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そして、見せびらかしの、バーチョ、ははは、接吻。

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腕を組み、2人の新生活、いや、まずは世界中の王族、VIPとの大宴会に向かうお2人!

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彼が大きく、車の中が狭く見えますが、ははは、まぁさか「チンクエチェント」?!
ははは。

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ロマノフ家の末裔、と結婚する前のレベッカ・ベッタリーニはインスタグラムに、
  私たちの人生の、新しい本の、新しい章が始まろうとしています。
  作家として、私たちの人生の本の最初がそうであったように、
  これからの旅が、愛に満ち、サスペンス、冒険でいっぱいである様に願います。
と書いているそうです。

まさに!  どうぞお幸せなご結婚、人生でありますように!!


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この記事へのコメント

  • シニョレッリ

    shinkaiさん、こんにちは。

    あまり記憶が定かではないので、間違っていたらごめんなさい。

    10年以上前に読んだ「ロマノフ王家の末裔たち」(英語の本)で、ゲオルグの母マリアとゲオルグが帝位後継者としているのは、他のロマノフ王家の人々から、単なる彼らの自己主張であって認められていないと記述されていたような。

    その記憶を基にネット検索したところ、私が読んだ本の内容に似たような記述が幾つかありました。
    2021年10月06日 05:45
  • shinkai

    ★シニョレッリさん、こんにちは! コメント有難うございます。

    はい、私も今回ブログに載せる前に、一体どのようなご出生の方で、皇帝後継者となるのかをあれこれ読みました。

    仰る通り日本語のウィキにも、今回私が名を挙げた彼の祖父、という方の父親キリル・ウラジーミロヴィチ、この方がロマノフの最後の皇帝ニコライ2世の従弟に当たり、

    でもこの方は二月革命が成功し、ニコライ2世が退位した時には、麾下の連帯ともども臨時政府に忠誠を誓い、赤いリボンを制服に付けたそうで、
    そのいわば裏切り行為に近い行動も、帝室メンバーから正当な皇位継承請求者ではない、と言われる事になったそうです。

    そして10月革命の最中に妻子を連れ亡命し、1人息子、そして孫にあたるマリーア、今回の主人公の母親に当たる人の母親、と続くわけですね・・。

    他にも、いろいろ問題がある様子ですが、
    半ば世の常である、最初に大声で表明し、それを続ける内に、世の中の一般大衆はそれが本当、と認めるようになる、というのかどうか、

    今回は、こちらイタリアのニュースでは、結婚相手がイタリア女性、というので、頭から「皇帝位継承者」としていましたし、

    彼女は貴族出身のようですが、到底皇帝と結婚出来るほどの高位貴族ではない筈で、
    それでも彼が彼女と結婚する、というのは、現在の状態からして、決して自身皇帝位に就くことはないであろう、と思っている事ではないかな、と思います。

    今回帝室内部での反応はどうだったのか、表面だっての抗議があったのかどうか、
    そんなこんなや、内部事情は余りにも複雑面倒で、説明するのもややこしすぎるので、大幅に割愛した事情です。


    2021年10月06日 15:31