イタリア北部マッジョーレ湖の島巡り3回目、先回はイーゾラ・ベッラの
ボッローメオ邸内のご案内でしたが、今回はとりわけ有名な庭園を。
ボッローメオ邸内のご案内でしたが、今回はとりわけ有名な庭園を。
この写真だと島の南部に盛り上がる、船に例えての艫、
またはピラミッド、と呼ばれる庭園の凄さがよく分かりますね。
またはピラミッド、と呼ばれる庭園の凄さがよく分かりますね。
島全体の長さが320m、幅180mの、かっては漁師が何人か
住んでいただけの岩だらけの島を購入、
住んでいただけの岩だらけの島を購入、
その島に「豪華な宮殿」のプロジェクトを考案し、1632年から
建設に取り掛かり、17世紀のペストの流行で一時途切れたものの、
次の世代には建設の勢いを増し、
建設に取り掛かり、17世紀のペストの流行で一時途切れたものの、
次の世代には建設の勢いを増し、
20部屋以上ある、先回ご覧頂いた豪華絢爛な邸宅は、広間、
部屋の建設、調度、装飾、ファサード、大きな桟橋などの整備が
1948年迄途切れることなく続いたのだそう。
部屋の建設、調度、装飾、ファサード、大きな桟橋などの整備が
1948年迄途切れることなく続いたのだそう。
庭園の方は1671年に完成したそうですが、写真で分かる様に、
段々になったピラミッド部分を作る為の土盛りには、物凄い量の
土が舟で運び込まれ、
庭園設計に従う造園技術者たちの世話も大変だったろうと。
その後もエキゾチックな植物が増やされ、揚水設備の完成等もあり、
現在は季節ごとの花が咲き乱れ、枯れた花は見つからずの手入れで、
現在は季節ごとの花が咲き乱れ、枯れた花は見つからずの手入れで、
確かに白孔雀の素晴らしさもあちこちで見かけましたが、
それを一層引き立てている、凄い庭園でしたぁ!!
それを一層引き立てている、凄い庭園でしたぁ!!
さて、いささか満腹感で豪華絢爛の邸宅を出て、いよいよ庭園に。
で、ここ「ディアナのロビー」と呼ばれる部分が庭園入り口になり、
写真では切れている両脇に回り込む階段がついていて、庭園に連絡を。
というのも、ここは邸宅と庭園を繋ぐためのちょっとしたトリックがあり、
ちょっとこちらをご覧下さいね。 島の形に添っての邸宅と庭園建設で、
それぞれの角度が少し違いますね。
それぞれの角度が少し違いますね。
大きなT字型の邸宅の最後、そして庭園が始まる最初の狭い場所に
白い縁取りの膨らんだ四画、小さなプールの様な物が見えますね。
白い縁取りの膨らんだ四画、小さなプールの様な物が見えますね。
ここが「ディアナのロビー」で、両脇を植木に囲まれたカーヴした階段を上り
上の壇に上がると、目の前に続く道、階段に目くらまされ、はは、
ちょっと方向が変わった事に気が付かない、というトリックだそうで。
上の壇に上がると、目の前に続く道、階段に目くらまされ、はは、
ちょっと方向が変わった事に気が付かない、というトリックだそうで。
確かに! shinkaiも説明を読み、上空からの写真を見て、成程ぉ、と。
階段と庭園の入り口を塞ぐように茂っている木々は、何世紀もの
樟脳の木なんだそうで。
樟脳の木なんだそうで。
という事で、ディアナのロビーの階段を上がって来た所。
女神ディアナの壁龕上の手すりで、見下ろしていたイタ鴨君。
こうして入り口の樟脳の木を過ぎ、階段を上がると、
目の前に広がる「テアトロ・マッシモ・マッシモ劇場」。
マッシモとはまた最高、最大の意味ですし、実際この様に見えた時は
「おお!」でしたねぇ。
「おお!」でしたねぇ。
上の広場に上がると、こんな感じで両横に広がりますが、
ボッローメオ家のサイトに使われているプロの写真では、こんな風、
光に満ち満ち、花咲き誇る庭園に、白孔雀が見事に羽を広げ!!
ちょうど我らの目前で白い扇を広げてくれている所に出会わせたのでしたが、
ワルガキが羽に触り、急激に閉じてしまい・・、 余計な事をぉ!!
でもねぇ、この後ろ姿もまた、何とも優雅に裳裾を曳いており!
正面は、石や貝殻を使ってのテアトル仕立て、というのか、
頂上には、ボッローメオ家のシンボルである一角獣がね。
こうして見ると、騎手は背中に羽のある天使の様ですね。
ちょうどテアトロの前で、白ちゃんもポーズをとってくれ、
ですがね、鳴いた声は、お世辞にも良い声とは・・!!
横下の庭では、別の白ちゃんもお散歩中で、
こんな素晴らしい庭園の島でお暮らしの、白孔雀の皆様なのでしたぁ。
テアトロ部には、横から順に上に壇を上がる事が出来、
ただ一番上の壇は広いテラスになっているのをつい忘れ、
そのまま降りてしまったshinkaiなのでしたぁ、アホガぁ。
そのまま降りてしまったshinkaiなのでしたぁ、アホガぁ。
脇の壇のそれぞれも、ちゃんと色の配合がされた花壇になっており、
人工的に作り上げられた庭園ではあるのですが、大きな湖の中の島、と
いう事もあってか、晴れ晴れと、浮世を忘れ、のお庭である事は確か!
いう事もあってか、晴れ晴れと、浮世を忘れ、のお庭である事は確か!
ここはテアトロ部の脇の平地ですが、何とも手の込んだ、石段を隠し、
花壇の花々もきちんと見事で、椿も咲き誇り。
花壇の花々もきちんと見事で、椿も咲き誇り。
こちらは確か「秘密の庭園」という名だったと。 はぁ、貴族の皆様の
そぞろ歩き、秘密の密会場所だったのかも。
そぞろ歩き、秘密の密会場所だったのかも。
集合時間となり、皆で南側に回って行くと、また白ちゃんの歓迎を!
でも、孔雀ってこんなに気前よく羽を広げて見せてくれるのでしょうか?
煌めく羽の孔雀がちゃん扇を広げてくれたのを見た事のないshinkaiは、
今回もきっと宣伝の写真のみだろ、位に思っていたのでしたがぁぁ、
今回もきっと宣伝の写真のみだろ、位に思っていたのでしたがぁぁ、
かなり長い間広げて見せてくれるもので、つい何度かおチリの方からも
眺めさせて頂き、失礼をば!
眺めさせて頂き、失礼をば!
なかなか可愛い、ぷっくりのおチリで、はい。
てな事で楽しんで通り過ぎてしまい、横の庭園が、こんな作りに
なっているのを見落としましたですぅ。
レモン、チェードロ等、それがまた素晴らしく大きな実がなっており!
花壇も色様々。
別の場所にもいた白ちゃんですが、
このサイトの写真の様な場所ではね、残念ながらね。
では、今回何枚か撮ったおチリの中から、一番素敵なおチリをどうぞ!
最後は綺麗に閉め、 マッジョーレ湖、イーゾラ・ベッラの夜景を最後に。
植物、花を見るのは好き、かといって特別に庭園作り、花の種類、
手入れ法には興味を持たない私ですが、
手入れ法には興味を持たない私ですが、
が、今回のこのイーゾラ・ベッラの邸宅、庭園の、お金に糸目をつけず
出来る限りを、と最高を狙っているのがはっきりとわかる、
出来る限りを、と最高を狙っているのがはっきりとわかる、
その素晴らしさの究極に、脱帽致しました!
そしてガイド氏達も、邸宅の、この後訪問したイーゾラ・マードレの
ガイド氏も素晴らしく優秀で、それにも驚くと共に、
ガイド氏も素晴らしく優秀で、それにも驚くと共に、
今もボッローメオ家の財産であるこの島も含め、底知れぬ財産所有の
かの家系はどの様に長い世紀を生き抜いたのだろう、と興味も・・。
かの家系はどの様に長い世紀を生き抜いたのだろう、と興味も・・。
という様な事で、ミラノ方面にお出かけの皆さま、是非足を延ばし、
一度イーゾラ・ベッラにお出かけを!!
*****
当ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
*****
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
この記事へのコメント
marinko
shinkai
1990年ですか、なんとまぁ、その時はイタリアに3度旅行してはいましたが、まだこちらに住むようになる1年前で、
そうですか、まだ日本人団体が珍しかった、というのは、よく分かります。
そうそう、あの時のワールド・カップはイタリア開催で、「ノッテ・マージカ」というテーマ曲が凄く流行っていたのでしたっけ、
と、はは、自分の思い出を先にたくさん書いてしまい、済みません!
イーゾラ・ベッラのあの庭園は、そうですね、日本流の庭園のイメージを超え、豪華絢爛の極を行ってますね。
私も今回初めてだったのですが、あの富をつぎ込んでの美しさに驚きました。
はい、私はこちらでのグループで行ったのでしたが、ミラノからあまり遠くないですし、大変有名になっていますから、
日本人の方もたくさんお出かけになっていると思います。
そちらのブログも拝見させて頂きました。 あちこちお出かけされ、美味しい物もあれこれ、ですね。
これからもどうぞよろしくお願い致します。