・ イーゾラ・デル・リリ  イタリアで唯一、町の中に滝がある

毎日の酷暑のニュースにせめてもの抵抗を、という訳で、ははは、
今日は、タイトル通り、町の中心に滝がある、それも2つも!
というイタリア唯一の町、のご案内を。

1-Isola-Del-Liri-1_GF.jpg

イーゾラ・デル・リリ・Isola del Liri とはリリ島、の意で、
上の古い図版をご覧になるとお分かりの様に、
リリ川・Liri が2つに分かれて流れる間に町が挟まり、
ちょうど島の様になっている事からの命名。

皆さん、この町ご存じでした? shinkaiはこの記事で初めて!

で、後はウィキペディアからもあれこれを。



この町はどこにあるかというと、ラツィオ州のフロジノーネ県に。

2-isola del liri map_GF.jpg



で、滝が2つ、の1つはカスカータ・グランデ・Cascata Grande・大滝
と呼ばれるもので、左隣に見えるのがドゥカーレ宮・P.Ducale、または
ブオンコンパーニ-ヴィスコリージ城・Buoncompagni-Viscoglisi。

3-Castello_Ducale_Isola_di_Sora_GF.jpg

4-Isola-Del-Liri-7_GF.jpg

5-Isola_del_Liri._Cascata_Grande_GF.jpg

で、滝の落差はどちらも約27mですが、こちらの大滝は下の岩に
かなりの水量で直接に落ち、壮観!



もう一つのヴァルカトイオ滝・Cascata Valcatoioは、約17度の傾斜を
160mの長さを流れ、水力発電に理想的、として利用されていると。

6-Cascata_del_Valcatoio_GF.jpg

7-valcatoio_GF.jpg



で2本の腕の様に分岐し町を包み込む、というのが実際どこに
この滝があるかと、へへ、探しましたので~す、 地図をどうぞ。

8-map2_GF.jpg



現在の町は、住民1万1千人ちょっとのこじんまりした町の様ですが、

9-Isola_del_Liri._Veduta_Aerea_GF.jpg



ローマ期から移植民が住み、長い世紀の中で、ビザンチン、ロンゴバルド、
そしてカンバーニ(ナポリ)王国に属す貴族家により代々支配、

きっと町を訪れた人々からその素晴らしい噂が伝わったと見え、
古い時代からの滝を描いた興味深い図版が多々残りますが、

10-L'Illustration_1862_gravure_Cascade_d'Isola_del_Liri_GF.jpg

11-Ernst_Fries_-_The_Liris_Waterfalls_near_Isola_di_Sora_-_WGA8304_GF.jpg



これは城が滝の右側に、という、大ウソの絵でありまして、
でも洗濯する女たちを配し、大いにロマンを持ち込み、ははは。

12-Carelli_Isola_de_Liri_GF.jpg


1004年の記録に、島の丘・Colle dell'Isola として名が載っており、
現在の名前に制定されたのは、1869年と。

城に名が残るブオンコンパーニ家のお蔭で町は良い経済状態と
都市計画を経験、

19世紀にカルロ・ルフェーヴル・Carlo Lefevreがこの地域の
産業開発の基礎として、最初の製紙工場を設立、
他の多くの製紙工場も出来、田舎町から製紙産業の中心地に変貌、

そして羊毛加工業、フェルト製造、加工、と繁栄した町なのだそうで、
20世紀初頭には、電力も公的、私的利用が出来る数少ない町だったと。

産業活動は第2次大戦勃発でも止まらなかったものの、近くにある
モンテカッシーノ修道院の戦いによる爆撃が続き、町民が避難。

戦後は何とか残った紙を使っての、違法の手作り煙草のお蔭で、
ゆっくりと経済が回復した、 というのに笑いましたが・・。

で現在は地元産業は次第に衰退しつつあるものの、伝統の職人技の織と
新しい家具製造が起こっているそうで。



そうそう、今も威容を見せるドゥカーレ宮、城は17世紀に
コスタンツァ・スフォルツァ・Costanza Sforza di Santa Fiora
(1558-1617)と呼ばれるこのお美しい方が、

13-Costanza_Sforza_of_Santa_Fiora_GF.jpg



軍事構造だった城を貴族邸宅に変え、聖書のインスピレーションからの
フレスコ画、彼女、公爵夫人自体に属する領土の浅浮彫を依頼、
そして公園も建設されたそうで。

14-Isola_del_Liri_torre_del_Castello_Boncompagni_-_Viscogliosi_GF.jpg


調べましたらスフォルツア家、ファルネーゼ家、両家の血筋を引き、
教皇グレゴーリオ13世がお舅に当たり、という事で、きゃいん、
現在、国定記念物になっているそうです。



最後はイルミネーションされた姿、

15-Isola_del_Liri_-_Cascata_Grande_-_2007_GF.jpg



そして、少しは涼しさを、と雪景色を。

16-Isola-Del-Liri-3_GF.jpg



軽く、涼しく、と思いご案内をしたのでしたが、奥を知ると興味深く、
そしてイタリアの底力をまたも思い知らされ、楽しかった。

お近くに行かれるチャンスがあったら、是非、この滝の町のご訪問を!!


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