・ ミラノ の ドゥオモ   写真少な目ですが・・

昨日12日、日帰りでミラノに出かけて来ました。
ジュリアーナと2人で、朝6時半の電車、メストレ乗り換え、
9時半着が20分以上遅れミラノ・チェントラーレ駅着。

ミラノのドゥオーモ広場東南にあるパラッツォ・レアーレで開催中の
「ボッシュと他のルネッサンス」が目的だったのですが、

前々日迄「雨」の予報が一転し、前日から「晴」となり、
一旦は、雨だとドゥオモ上のテラスに行くのは止めね、でも
ドゥオーモは内部をよく見てないから、というジュリアーナの希望で。

ミラノのドゥオーモ、正面をどうぞ。

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地図を見ていて「図書館・絵画館・アッカデミア・アンブロジアーナ・
Biblioteca Pinacoteca Accademia Ambrosiana」が
ドゥオーモ広場から5分の位置にあるのに気が付き、

夕方6時45分発の戻りの電車までの時間がたっぷりで、
おまけにドゥオーモとアンブロジアーナ絵画館がカップルの切符で
安くなるのも知り、チッケット売り場で確かめて行ってもいいね、と。


とまずは10時半予約のボッシュ展に、ちょうどの滑り込みで入り、

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展覧会の様子はまた見て頂くとして、実際に来ていたボッシュの絵は
10枚程かな、で、入場者も多く、絵の描写から皆が傍によって
目を近づけてみたい作品ばかり。

で、なかなか思う様には見れませんでしたが、それでも初めてこれだけの
絵を纏めて見れたので満足! やはり素晴らしかった!!



12時過ぎに出て来て、まず隣の建物にあるドゥオモのチケット売り場に。
アンブロージョ絵画館+ドゥオモ入場+博物館切符=20エウロ
+エレベータでドゥオーモ・テラス、15エウロ を2時に予約し、
歩いて上るのは12エウロだったと。


その時にちょうど光と影の関係が良かったドゥオーモの様子を。

まず今回驚いたのが、ここミラノのドゥオーモも大修復中で、
ほらね、テラスの上も、

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とりわけマドンニーナ像の周囲も、建材に取り囲まれており!



こちらはチケット売り場前の、ドゥオーモの、正面から向かって右翼部。

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壁の様々な像も、それぞれが物語を語るのでしょうが、重厚な良い作品。

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壁から身を乗り出す、雨水吐けの動物たち、ちょっと遠すぎましたけど。

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場所により、既に洗われて石の肌、明るさが戻っている部分もあり。

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まずお昼を食べに行こうよ! 何せ朝5時半に食べたのみで、お腹ぺこぺこ。

ドゥオーモ北横の辺りで簡単に食べよう、と歩いていると客引き女性に
声をかけられ、この上4階にあるレストラン・ピッツェリーアは如何?
じゃぁ、それにしよう、と上に上がると、広く、悪くはなく、ビール小瓶と
どこで食べても美味しいメランザーネ・アッラ・パルミッジャーノを。


先に出て来た突き出しが、これ、ズッキーニに何チーズを混ぜたのと、
パンの焼いたの。 軽いお味で、

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ビールを飲みつつ待ち、ナスのパルミッジャーノのグラタンが来て、
これがですねぇ、普通はナスとモッツァレッラ、トマト・ソース、
パルミッジャーノを交互に重ねた2~3層のオーブン焼きなのが、

これは下の土台がパンで! 味も手抜きも甚だしい作り。

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shinkaiはお腹がすいているので全部綺麗に食べましたが、
ジュリアーナは文句を言いつつ、ははは、半分ほど残し、

後でお皿を引きに来た女性が「気に入った?」と聞くと、
それでも彼女は悪くは言わないのですよね。
私めは全部食べましたけど、勿論美味しいとは思いませんでしたから、
「ノン・タント、いいえ」というと、逆にジュリアーナが驚き!!


大都会ですねぇ! ミラノの一番のチェントロで、高い家賃を払い店を出し、
如何にも美味しい店の様にシェフの大きな写真が壁にかかっていて、
一体いくら払って顔写真を使わすのか、と言いたい程の店でした。

値段は特別な事もありませんでしたが、
次回には、そして皆さんも、急ぐから、簡単に、というのには
大いに気をつけましょうね!!


という所で、ご報告とお知らせなのですが、

実はボッシュ展の最後の部屋で、彼の作品の登場人物、動物を使っての
かなり長いヴィデオがあり、色鮮やかで動きもあり、
これを作った人、大変だったろうなぁ、と思える様々な変化の面白さもあり、
ついついパシャパシャとやったのですけど、

それでお昼ご飯を撮った所で
バッテリー切れとなり、大丈夫、控えの電池がある、と思ったものの、
ああ、家に置いて来たぁ!という例のトンマで!!

近くにカメラ屋はないかと、ガッレリーアを出た所まで行き、市役所前にいた
警察官にも尋ねましたが、この近くにはないなぁ、ひょっとしてドゥオーモ広場の
西端にあった店がどうなったかなぁ、というお返事で探しに行きましたが無し。

もうこれは仕方がない、と思い、でもまぁ、写真が無いよりはマシかも、
と、これ以降は、shinkaiめの安いスマホの、上等でない写真ですが、
どうぞ、ご勘弁くださいませませ!!

修復が済み、洗われ、綺麗な石目が見えたり、明るさを取り戻した所は、
ホントにカメラが無かったのが残念でしたぁ。


ドゥオモの背後に回り、北角にあるエレベータ乗り場から上に上がり、
午後のうららかな空の下の尖塔の先の聖人像たち。

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天使像が担ぐ台座の上の聖人様。

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北の空には、新しいビル群が東から西に広がって並んでおり、
これは東端。  西に広がる列も撮ったと思っていたのですがぁ。

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右手前に見える、屋根の下のタンパン部に浮彫が見えるのは、
一瞬スカラ座かな、と思ったのでしたが違い、位置的にはガッレリーアの
中央の屋根よりももっと東で、ドゥオモに近い位置に。

ご存じの方がおられましたら、お教えください!


以前のご案内を。
ミラノのドゥオーモ ・ Duomo di Milano
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460940205.html

年明け早々の、ミラノの街 散歩
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460939254.html

ミラノ・チェントロ ・ ドゥオモ広場
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460938870.html


エレベーターで北東の端に上がり、屋根の端上部分をず~~っと歩き、
最後に細い階段を上り、テラスの上に出る行程で、


屋根幅の一番端に立ち並ぶ尖塔と像が続き、
左3本は、聖堂左角の位置となり、ここも既に洗われていて美しく。

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クーポラの上位置に立つマドンニーナ像、ここの石もアイボリー色に
白く美しく、その上に金色燦然と煌めくマドンニーナ像。

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手前に見える円形の飾りなどはまだ黒いままですから、その違いは歴然と
分かりますよね。


これは上で見て頂いた、左角の2本の尖塔と像、空に浮かびます。

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最後は細い石段を、はぁはぁ、と小さく言いながら登り、遂に上のテラス。
ね、この高さにマドンニーナ像があり、周囲はぐるりと囲まれて。

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ジュリアーナと2人、テラスの上の一番西端に腰を下ろし、2人で暫く
眺めつつ、綺麗ねぇ、素晴らしいねぇ、これらを造るのに、一体どれ程の
人間が働き、何年位かかったんだろう、なんぞと、
いたってまともな事を感嘆しながら喋りました。

shinkaiが初めてこのテラスに登ったのは確か1985年で、人も少なく、
このテラスの上でカップルがキスをしたら、管理人が来て、
ここは聖なる場所ですよ、と怒られているのを見ましたっけ!

今回は4回目になりますが、初めてのジュリアーナは、上る価値がある、と
あんたに言われてきたけど、来て良かった、と。

はい、まだ行かれた事のない方、是非一度どうぞ!


空を背景のマドンニーナ像。 脇手前の2本の尖塔の色も美しく白く、

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これはいつか全ての修復が済んだ時に、また来てみたいなぁ、と。


じゃぁ、降りようか、という時に、ジュリアーナがこっち、と出口とあるのを
指し、そのまま降り、あれ、こっちじゃなかったがなぁ、とおもいつつ
屋根勾配の南側端に出て、

あれ、これは歩いて降りる行程だよ、と言ったものの、まぁ、ここまで来たら
もうこのまま降りよう、という事で。


でも、こちら側の聖堂上側の壁部分の修復の済んだ白い壁も見れ、
小路の小父さんたちが働いている姿も見れ、それもまた見所でしたね。

で、そんなに大した階段数でもなく、何せフィレンツェのドゥオモの上に
行くのは凄い階段ですし、鐘楼の上にもね、あちこち上っていますし、
それに比べると、降りるだけなら、大した事なかったなぁ、と。


で、すとんと降りて出た所が、内陣の向かって右端位置。
明るい光が射し込んでいる事もあり、結構明るく見え、

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ここは右の脇廊から、突き抜けに見えた左の脇廊部。
天井に明るくネットが張られていて、つまり天井部が剝がされ修復中で、
ベンチに座っていると、ドンドン、と上からの音が筒抜けに!

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正面奥が内陣、後陣ですが、こちらにも工事の足場が見えますねぇ。
開いているのは、オルガンの扉で、左右両方に。

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これが中央廊で、奥に内陣、後陣ですが、明るくステンドグラスが。
一番奥にステンドグラス、というのは気が付かなかったです、今迄。

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上が丸いドーム型になっている中央のは、香炉と思うのですが。
ご存じの方、これもお教えを!



明るい光の射し込みで、床の大理石模様も一際くっきりと。

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出て来た所で、右がガッレリーアの入り口と、左に広がるドゥオーモ広場。
たくさんの人々が良い光の午後を楽しんでいて、

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この後アンブロージョ絵画館に行き、たくさんの絵画や建物も見てまわり、
内部行程が、誰かのお屋敷の中みたいに曲がって、また曲がり、
階段を上り、降り、一旦中庭を望む回廊に出て、また中に入り、という感じ!

この後ドゥオーモ博物館にも行けるチケットあったものの、
もう頭がいっぱいになったね、止めとこか?
どうせドゥオーモ博物館のような所は、聖人様の遺物とか、祭具よね?
という事になり、
ドゥオーモ広場に戻り、ゆっくりカフェでもして、駅まで戻ろうよ、と。


傾きかけた午後の柔らかい光に照らしだされるミラノの聖堂。

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ね、やはり素晴らしく美しいですよね?!



カフェには、この位置のモッタ・Mottaのテラス式に囲った席で。

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ジュリアーナは上にチラッと見える生のオレンジジュースで、
私めは手前のココアを。 これがたっぷりと濃厚で、美味しかった!

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真ん中に見えるのは、まるで食前酒かカクテルを頼んだ様な、ははは、
塩味のおつまみ類が来て、ほんとに一杯やりたくなりましたっけ!



という事で、最後、夕暮れ迫る聖堂像を。 

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こうなると、私めのスマホではマドンニーナ像が何か分からなく写り、
残念。

また来ますよぉ! 3時間ちょっとで来れるのですものね。


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