・ フィレンツェ 訪問 3日間 ・ 写真にて要約

先週9日から3日間、久し振りにフィレンツェに出かけて来ました。

第1の目的は、ピッティ宮で開催中の、
「エレオノーラ・ディ・トレドと、フィレンツェ、メディチ宮廷の発明」を、
余り「発明」という意味は分かりませんでしたが、はい、
アーニョロ・ブロンズィーノの絵をしっかり見たく行ったのでした。

そしてもう何年もご無沙汰しているウッフィッツィ美術館を
久し振りにじっくり訪問したく、

ピッティ宮訪問を2回、ウッフィッツィを真ん中の日に挟み、
足が重くなる程行ったり来たり、その間に大聖堂や
サン・ロレンツォ教会にも。

という事で、今日は街中の風景をずらっと並べますので
見てやって下さい!!

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有難い事に、雨の予報が2日目の朝に出会ったのみで、

9日の朝7時50分発の電車で我が町コネリアーノを出発、
10時40分にはフィレンツェ・サンタ・マリーア・ノヴェッラ駅に到着。

11時頃には花のサンタ・マリーア大聖堂前のカフェテリーアで、
なんとまぁ、こんなに多くの観光客が!と驚きつつ、
野菜の小ピッツァと小ビールを飲み元気回復。

鐘楼横の少路を入った所のホテルでチェック・インも出来、
カルツァイオーリ通りを5分程で、シニョーリア広場に。

ヴェッキオ宮。 上の写真は同日午後の写真で、お昼前は曇り空で。


頂上はこんな風に。 アップして見ると、如何にも中世風趣ですねぇ。

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そうそう、この広場でサヴォナローラが火刑にされたんだったっけ、
場所跡に碑が埋められていたのを、と探し、

下から4行目、FRA GIROLAMO SAVONAROLA と読めます。

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1498年5月23日の事でした。


広場の端、と頭の隅にあったのを、火刑だから、そう隅では無いよね、
と探し、ちょうどネプチューンの噴水のこの位置に。

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ウッフィッツィ美術館の中の通りを突っ切り、アルノ河沿いに出て、

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外の道に出る角に「ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ像」が、
ちょうどの陽差しを浴びて。

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初代トスカーナ大公コジモ1世の父君。 最後の傭兵隊長と呼ばれた、
28歳の若すぎる死でした。



陽を受け、本当に美しいポンテ・ヴェッキオ。 アルノの水が緑に見え。

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ヴェッキオ橋の上から西を。 サンタ・トリニータ橋。

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真ん中飛び出して見えるのが、ウッフィッツィ美術館。

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大勢の観光客が行き来する中、踏まれぬようあっちこっちの鳩君。

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2人のラヴ君が余りにも可愛く、ご主人にOKを貰い撮ろうとすると、
余りにも近より過ぎて、顔だけになってしまったよぉ!

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13時からの予約に12時半過ぎに到着すると、即切符を貰え、
そのまま早めに中に。

「エレオノーラ展」のブロンズィーノの絵もさすがさすが素晴らしく、
会場となった、始めて見た「大公・王家のアッパルタメント」、
入り口左、が物凄く高い天井の部屋、15m程もあるかなぁ、の
騙し絵のフレスコ画が素晴らしく、それが見れたのも儲けものでしたぁ!!

これはまた別にご案内を。

初日は3時間弱で疲れ切り、ぼそぼそと歩いて、ホテル近くの画材店
「ゼッキ・Zecchi」により、羊皮紙1枚と、他の画材もあれこれ買い、



そのままドゥオーモに向かい広場に出て。 

フィレンツェの中心近い道のどこもが、突き当りにこんな風に
ドゥオーモが聳えて見え、

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パカパカと蹄を響かせて、この狭い道を観光馬車が通り。

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今回知った、街中の狭い道を通り抜けるタクシーは、殆どが白い車体と
なっており、クラクションはプ、プ、プ、プ、と鳴り、

パトカーは、木のパーカッション風の、ポコ、ポコ、ポコ、という響き。

一般車もクラクションではなく、音楽風となっており、気付かずのまま
前を歩いており、ははは。


ここに出て来たのはです、この、聖堂一番上の「金の球」が落ちた
場所の白い大理石を見たく!

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1601年1月27日 フィレンツェ聖堂頂上の、黄金の球が墜落
https://www.italiashiho.site/article/498072883.html

を書いた時の写真はネットから拝借で、白い1枚石でしたがぁ、

ほらね、かなりのひび割れが出来ており、やはり落下場所の後に
埋めたのが、下の土埋めが柔らかかったのか、石が薄かったのか、ははは、

今回見たのはかなりの満身創痍でございましたぁ。


位置はこの位置で~す!

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見えます? 聖堂のここも工事が進んでおり、中には入れましたが、
真ん中の通路のみ通れ、後はロープがしっかり張ってあり、
壁際には行けませんでした。



聖堂前に出てくると、太鼓の音が響き、わぁわぁいう叫びと歌う声!
なんかやってるな、と見に行くと、勿論ね、

どこかのサッカー・チームの応援団が気炎を上げていて、

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SIVASSPODかな、チーム名が読めず、どこのチームなん? 
と思っていましたら、


翌朝ニュースで、フィレンツェ対トルコのXXは、1-0で
フィレンツェの勝ちと!
フィレンツェ・ヴァ・ファン・クxx、と歌ってたけど、
ダメだったのね、ははは。


その後ろには、15人程もの警察の方々がね。

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まだ夜ご飯には早いので、ホテルでシャワーを浴び、元気を出し、

メディチ家礼拝堂近くの中華料理屋さんで、味噌ラーメンと、
お豆腐と野菜の焼き炒めを。 元気回復!


メディチ家礼拝堂にはこの近さで、

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2009年だったか、1週間近く滞在の宿はこの隣で、せっせと
この中華料理屋に通ったのでしたが、

その後に行った店は見つからず、ここは今も健在でしたので、
今回はここに2度。 

年のせいで大食できず、以前の様にイタリアのレストランには
行けずとなり、楽しみが一つ減りましたが、まぁ仕方ありませんね。

口も胃袋も、中華料理屋が良い、と申しますので、ははは。


フィレンツェの以前のご案内はこちらから。
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460834440.html


夜の聖堂と、洗礼堂。 まだまだ人々で賑わっており。

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翌朝6時半前、雨がやっと上がった様な濡れた道に出て来て、
少路の奥の古い造りの家を撮り、

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歩き出し、角を曲がった途端、パッと街灯が消え、あれマ。


聖堂の向こう角のバールの灯。

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それでも何とか雨上がりなので良しとし、

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ヴェッキオ宮、ヴェッキオ橋の方角に向かいます。

「古くからの、豚の丸焼き店」のウインドウにゴロンとデカいのが!

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メルカートの屋台店もまだまだ閉まったままで。

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ヴェッキオ橋の手前に来ると、橋の中ほどにパトカーが停まり、
こちらに向けライトがこうこうと!

立て札で隠して撮りましたが、これで貴金属宝石店は安全ね。

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鳩ちゃんがひとり。

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ショーウィンドウの、厳重な店じまい。 中世以来の造りは変わらず、
という所でしょうか?

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1軒だけ、ウインドウが覗ける店があり、こんなバッグが。

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如何にもお高そうですが、若い女の子には手が出ずでしょうし、
少しお年が行った方の趣味に合うのかしらん?



橋の先っちょで戻って来て、アルノ河沿いの、ヴァザーリの通路の下の
トンネル・アーチの道。

わぁお、初めて誰ぁれもいない通路を見たよぉ!!

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上の窓から漏れる光りで、どうやらホテルらしく、素敵な天井画が!

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アルノ河沿い街灯の足元は、こんなゴツく可愛いアンヨなの、ご存じですね?

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これは2日目に行ったウッフィツィの3階からですが、

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ご覧の様に、中の通路が、左側2か所、右1か所と工事だらけ!!

今回の見学で知った様に、内部展示室が素晴らしく広くなり、
有名画家の作品がそれぞれに集められ、XXの部屋、となっており、
きっとその為の整備がどしどし進んでいるのではないか、と。

新しいレストランも出来る、というニュースがありましたから、
きっと素敵でしゃれた、高級レストランが入るのではないか、と・・!


東側の通路は、ずっと長いまま通れるようになっており、

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こんな風に、突き当りにヴェッキオ宮の壁が。

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ヴェッキオ宮入り口。  右側の像も現在修復中で。

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はい、ダヴィデ君はお変わりなく。

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広場にある、コジモ1世の騎馬像も現在解体修復中。

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こんな感じで~す。

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間の細い通路をず~っと抜けてゆくと、ホテルのすぐ脇に出るので、
大体戻りはこの道を通り、

八百屋さんの店先では、品揃えが始まっており、

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若い赤毛の女性が素晴らしく美人でしたがぁぁ・・。



最初に通った時、この古い長半円の塔がホテルになっているのは
聖堂の上から見て知っていたものの、この道筋にあるとは!

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2日目のウッフィツィ美術館は8時半から1時前まで粘り、
カメラのバッテリー2本消耗した所で、空腹と共に引き上げましたが、

ああ、なんと充実した、嬉しい時間だった事!!

ウッフィツィ美術館の新しい整備は素晴らしく良く
と申し上げますです!!


ホテルへの戻り道で買った、魚介の揚げ物が多すぎ、でも美味しくて
しっかり平らげ、小ビールも1本飲み、ゆっくり休み、出かけます。


花のサンタ・マリーア聖堂にまず。 でもですねぇ、表の装飾は何とも
見事で素晴らしいですが、

中は如何にもすっきりし過ぎで、シエナのあの見事な床象嵌を最近
見た目には、あれま、これでお終い? という感じで、はい、正直な所。


鐘楼も、聖堂の上にも既に上がった経験ありで、良かったぁ、
今だったら、きっと辛いよね。 物凄い列だったし!

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素晴らしい青空でしたが、風がきつく!

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ほらね、上で叫んでる人がいるでしょ? ははは。

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西日を浴びて、あちこちがキラキラ光るのですよぉ。

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聖堂斜め前の、ロッジャ・デ・ビガッロも現在修復中ですが、
その角隣の店のショウウインドウ、派手派手キラキラで可愛いぃ!!

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気に入ったのはこの子。

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お昼に例の中華料理屋に行き、餃子、蟹豆腐汁、エビの甘唐揚げ
を美味しく頂き、


サン・マルコ博物館も暫くご無沙汰だっけ、と行ったのでしたが、
残念、あと15分で閉めます、という時間で入れず、次回には。

意外に、メディチ家礼拝堂、メディチ・リッカルディ宮と道が近く、
戻ってサン・ロレンツォ教会に。

その道筋で見た、ゴミ収集容器にあったポスター。

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近すぎる!」 とあり、何かと思ったら、すぐ横に駐車するのが
近すぎると、ゴミ収集が手早く出来ません、という訴えで。

ご苦労様です! 訴えの写真も可愛く、ちゃんと離れて止めるんで!



夕方のアルノ河の空を撮りたく、またヴェッキオ橋迄。
でもね、黄昏の色が薄めで、それにまだ南に離れての落日で、
どうやら望み薄と思いつつ、待ちます。

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それにね、まだカヌーの練習にも寒く、やっと1艇のみが行ったり来たり。

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南側の空には少し色が出たものの、

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携帯で落日時間を見るとフィレンツェ6時18分とあり、
まぁ25分位まで待ったものの、

空の色が薄れ始めたのを見て、これまでね、と引き上げます。

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途中のヴェッキオ宮の空の色。

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という所で、今回はお終いです。

長いお付き合い、有難うございましたぁ!!


*****

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この記事へのコメント

  • YUN

    こんばんは。
    春になりましたね!
    懐かしのフィレンツェ、ダヴィデ君、お元気そう。
    やはり観光客は増えてきてますね。ドゥオーモは確かに街の中でこんな感じで現れたなぁ。ふふ、チョコレート色のラヴ君が人懐っこいですね。
    あっ、例の玉の落下地点。かなりガツンといってますねぇ。
    古い街の撮影の仕方がさすが美しいです♪
    シエナもたくさん収穫があったようですね。シモーネの手!見つけたらあっと声をあげそう。
    2023年03月17日 03:31
  • shinkai

    ★YUNさん、こんにちは! コメント有難うございま~す。

    はい、春ですねぇ!! こちらは戻りの寒波が何度かあり、気分がのんびりできない事もあったものの、暫く前から、ああ、花が咲き出したなぁ!と。

    寒いとはいえ、やはり季節は動いていて、黄色い花、今はミモザが満開で、白、薄いピンク、赤のボケ、と取り取りに木々の花が咲き出しています。

    そうですね、花の種類は日本とほぼ同じですが、ただこちらは季節に従って順々に咲くのではなく、その場所の陽当たりに従い、一緒くたに咲き始め、終わりも好きな時にで、
    じきに藤の花も咲き始めるでしょうし、黄色のあの花、なんという名前だったっけ、和歌にも出てくる有名な花も、
    アジサイなども咲き始めると夏中、秋も咲き続けます。

    いえいえ、こちらは建物の構造が良いので、ひょいっと撮っても結構よく見えるのが撮れるので~す。
    今昨年春に買ったソニーのコンパクトのお勉強を兼ね、バシャバシャ撮っている所です。

    シエナは良かったです! あの町の大きさが私の様な者にはちょうど良いのかも、です。 
    それに今回フィレンツェに行き、なんとなしに比較していて、シエナのあの中世がどっかりと残っているのが好きなんだろうな、と思った事でした。

    でもですねぇ、やはりウッフィッツィのあの作品の数、質、あれにはやはり感服しましたし、展示法がとても素晴らしくなっておりました!
    いつか、お出かけを!!

    2023年03月17日 22:22