・ レオナルド・ダ・ヴィンチ 「白貂を抱く貴婦人」  ブログ再開

皆様、お暑うございます、 お元気でお過ごしでしょうか?!

長いお休みを頂きましたが、お陰様で10月の個展の作品準備も
なんとか調い、ブログ復活とさせて頂きます、有難うございましたぁ!!

と、これで漸く6月に出かけて来たポーランドはクラクフのご案内を、
という所ですが、

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今日はまず先回見て頂いた、1か月前のスコミーゴ村の雹の大被害
その後の様子をちょっとお話させて頂きますね。

はい、お陰様で、ほぼ全滅状態となった葡萄畑も、今は新しい
若葉の葉がいっぱいに広がり、茶色となった葉も葡萄の房も隠され、
ちょっと目には当時の被害の様子は見えません。

当然今年は葡萄の収穫も遅れることでしょうが、房の上の方の
茶色に潰された粒はどうなるのか、その辺りは私めには分かりません。
まぁ、追々情報が伝わって来る事と。

で、外に駐車していた車の被害、ウィンドウやボディが凸凹に
やられたのはお伝えしましたが、
他に、屋根瓦の被害が大きかったのですね。 

割れて落ちたのもコンドミーニオの庭、道にもたくさんあり、
今屋根瓦の吹き替えにどこもかしこも大わらわ、という具合で、

これは我が家から見た西側のお家。 向こう隣の家、も一つお隣も
覆いをかけ、修理が始まるのを待っていますが、

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お家の瓦を見て下さい。 下の細い庇の左の方は一応綺麗に
並んでいますが、手前右端になると割れたり、めくれたり!
大屋根の方もガタガタになっているのがよく分かります。


こちらは我がコンドミーニオと同じ系統の屋根で、全部覆いが掛けられ、
右奥にも続きますが、ここは修理を待っている棟で、

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もう一つの棟は、クレーン車が掛かり、修理が始まっています。

我が棟も、屋根瓦も落ちてはいるのですが、まだマシだった様で、
後回しの気配。
道向こうの前のお宅も、あちこち周囲のお宅の屋根が何軒も!


コンドミーニオの緊急の集会が行われ、私めは例により委任状提出、
その後に届くお知らせを待ちますが、
はぁ、今回はかなり痛い臨時出費のお知らせで、各家1000エウロ!
勿論毎期の管理費以外で、
はぁ、イボ蛙の侵入どころか、日本行き前の痛い出費となりましたぁ。


コンドミーニオの庭の木々も、やれれてスケスケになったのが、
今はこんな風に若葉の緑で覆われ、

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すぐお隣の、枝状の茎が全滅だったのも、見事に戻りました。

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本当に自然って凄いなぁ! 植物って凄いなぁ!! です。


雹の後、何日もまるで聞かなかった小鳥の囀り、蝉の鳴き声
ほんのちょっと、ちょっとですが聞こえる様になりました。

今週一杯で暑さも終わり、との予報で、秋の訪れを待ちます。



という事で、いよいよポーランドはクラクフのご案内になりますが、
まずは上記した様に、

レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」 から。

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クラコフにこの作品がある、と知って以来、本当に嬉しく、
お目に掛かれるのを楽しみにしており、
      

                  
初日午後クラコフに到着し、日本からお出での友人ミ~タさん
チャルトリスキ博物館前で約束の待ち合わせを。


所で皆さんは「ポーランド・Polonia」と聞いて、ヨーロッパのどこに
位置するか、パッとお分かりでしょうか?

shinkaiはイタリアから北東の方、とは思う物の、ドイツや他の東欧諸国
との位置関係が頭に浮かばす、こんな風に地図を切りとって見ました。
そうなんです、大きな国なんですねぇ。 北は海に。

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イタリアのヴェネツィアからの飛行機は、一旦ウィーンで乗り換え、
そしてクラクフ・クラコヴィアに、約1時間、1時間の飛行時間で到着。

ポーランドの現在の首都はご存じの様にワルシャワで、ほぼ国の真ん中
の東に位置しますが、



クラコフは南にあり、17世紀初頭にワルシャワに首都が移る迄は、
ポーランドの首都であり、
その面影が感じられる、小さいけれども落ち着いた佳き街でした。

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左に見える印が、クラクフの国際空港で、この街出身の教皇様
「ヨハネ・パオロ2世」の名が冠されており、街の中心迄30分の距離。



クラコフの中心をぐるっと緑の「プランティ・Planty」と呼ばれる
公園が囲み、これは中世の城壁があったのを壊し、公園にしたもので、
太い幹の木々、草原、ベンチがたくさん置かれた、素晴らしい緑地。

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一番中心に囲った所が中央広場で、チャルトリスキ博物館はまっすぐ
北に行った所にあり、
クラコフの駅は北上に、ヴァヴェル城は左下ヴィストワ川に沿った所。



チャトルリスキ博物館の位置を。 中央広場からフロランスカ通りを
真っすぐ北に行くと、現在はここにのみ残る街の城壁と塔に行き当たり、
そこを左に。

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フロレンスカ通り突き当りのフロリアン門の塔はこんな様子で、

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塔の上に見える像は、 

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何となくインド風というか、トルコかな、という様な印象で、
ヨーロッパの印象とはどこか大きく違う、というのが
今回のちょっとした最初の驚きでした。


塔から続く城壁にも予約を入れると上がっての見物が出来る様ですが、
今回時間が合わず。

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チラッと見えますが、派手な様々な画風の絵が掛けられて売っており。



こちらは塔を抜けて北に行った所にあるバルバカン・張り出し要塞。

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かってはここからも両側に城壁が付いており、堀もあった様ですが、
今はこの要塞のみ残ります。



フロリアン門の塔に続いて西に延びる城壁に、も一つ塔があり、

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そこから内に張り出す建物、チャルトリスキ大公修道院博物館。
以前の案内を見ると、この中央の扉が博物館入り口だった様。

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そして道を越すアーチがあり、手前左下に小さく見える丸い看板は、



これ! 誰の顔かお分かりですね? Pijarska 17・ピアルスカ 17 
とあり、レストランの前に。

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通りの名がピアルスカで、16世紀にローマで設立の、貧しい子弟の
教育に当たった修道会の名だそうで、
上の写真の修道院も、その筋の修道院かもですね。

そうそう、チャルトリスキ・Czartoryski、とは、ポーランドの
国王家の名で、最後の国王がレオナルドの絵並びに博物館の所蔵品を
全て含め、2016年に1億エウロでポーランド国家に売った、
というので、大スキャンダルとなったそうで!

レオナルドの絵だけでも2億エウロ以上、総額20億エウロ以上と
見られていたのが、大バーゲンセール、と言われたそうで、

まぁ、shinkaiは大事に保管され、将来も無事世界中からの
皆さんに見せて頂けるのであれば、問題ありませんで、ははは。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「白貂を抱く貴婦人」の謎、噂、今どこに展示?
https://www.italiashiho.site/archives/20221125-1.html     



現在の博物館入り口は、このアーチを西に潜り、ほら、今
乳母車らしきものが見える所が入り口。

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で、このアーチを渡って、展示室があちら、こちらと連絡しており、
ひょっと覗くと、下の通り、塔が見え、レストランの看板も。

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左奥の城壁の壁の画廊も見えますが、



かってはもっと賑やかに、大きく場所を取っての展示だったらしい
古い写真が見つかり、

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聖フロリアン門の絵画ギャラリー・Galeria obrazów pod Bramą
Floriańska と呼ぶのだそうで。



はい、こんな絵がいっぱい、いっぱいね。

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さて少し気持ちを落ち着け、館内に。

内庭の上に大きな近代的で明るい覆いが掛けられ、これは入り口側
からの眺め、上階から見て撮っていて、
下左手前が受け付け、クロークとなり、右側から館内に入ります。

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奥がカフェ、ショップとなっており、彼女が立ち姿でお迎えを。

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実際の肖像画はよくご存じの様に、白貂を抱く腕の下で切れており、
こういう立ち姿はお遊びで、実際下半身が少し細い様で・・!


博物館は、今迄の王家のこれでもかという程のお宝を、数もしっかりで、
まぁ、通り道なので見つつ、とにかくレオナルドの部屋に、と急ぎます。
あれこれ撮ったお宝の写真は、またの機会に見て頂く事にしますね。



こちらは博物館の公式写真と思いますが、これ程明るくは見えません!

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部屋全体が暗くされ、絵の部分のみが明るく、というより顔の部分で、
防弾ガラスに入っていて、余り反射しないのは有難いものの、
絵の前に一人立ちはだかり、ゆっくり見るわけにはいかず、
まぁ、絵の重要さから考えると、この近さで見れるのは有難い程と。



shinkaiの撮ったのを見てやって下さい。

最初に絵の前に立った時、今迄見て来た写真での印象との大きな違いは、
わぁ、目が強い! という事で、

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この写真は割と目線、というか、目の力が強く写っていると思うのですが、
やはり素晴らしく美しい絵で、素晴らしく美しい女性で!!

指の関節、とりわけ人差し指の関節が強く見え、

この写真でも分かる様に、右腕の手首から下、左腕は殆ど見えない程。

まぁ、絵の中で、見える必要は余り無い、とのレオナルド様のお考えの
様子がよく分かり、実力の程をお察しし、それが見えた事で楽しく。



この写真となると目の力は、余り上の写真程感じませんが、

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これを見て、髪の毛の上から掛けられたグレイが、画家の描いた髪の
ベールではなく、後から背景を黒く塗った時の物、と分かりました。

画家がグレイをかけたのであれば、もっと繊細に、上手く描いた筈で、

このグレイは結構太めの筆でざっと塗ったのがよく分かり、
首の後ろに見える三つ編みにもグレイが掛けられているのも見て取れ。

背景を黒く塗ったのは、絵が祖国から戦時でパリに持ち出された時で、
多分ドラクロワであったろうと。


元の絵の背景の右側には窓が描かれており、背景の色は暗い青
だった事も分かっているものの、

「青に土を混ぜた様な色」、多分渋い青、であろうと想像しますが、
修復に失敗すると取り返しがつかない、という事で、
その儘になっているのだそうで。



この絵で見ると、ほら、髪に重ねられたグレイの色がどの様な筆使いで
掛けられたか、雑なのがよく分かるでしょう?! 

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ダ・ヴィンチが女性1人の肖像画を描いたのは、モナ・リザと、これと、
あと2枚、ラ・ベッラ・フェッロニエーレ、と呼ばれる、
ルクレツィア・クリヴェッリの肖像、そしてジネーブラ・デ・ベンチの
4枚のみだそうですが、

モナ・リザは別格とし、shinkaiは美しい女性像、としては、
このチェチーリア・ガッレラーニ像が一番好きで、美しいと思います。

多分きっと画家も、彼女を前にスケッチしながら特別な想いを受け、
それが絵にも反映しているのではないか、という気がする作品です。



白貂、貂ではなく、フェレットだ、と書かれていますが、それはどうでも
良い事だと思いますし、ははは、

こうして見ると、貂を抱く薬指、と小指がちょっと描き直されているのも
分かりますね。

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そして右腕の手首からの袖口の描き方、がよく分かる写真は、
上から2枚目に載せているウィキペディアで使われている写真で、

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右腕の袖口の黒いリボンの描き方、これはもう下描き同然のまま、
というご説明が良くお分かりと。



で、この描き方を、最初に自分の撮った写真で見分けられた時は、
本当に嬉しかったのですね。

PCのディスプレイで、撮った大きさ、PIXで見ると分かりやすいのですが、
少し暗く、残念です。

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嬉しい、というと変に思われるかもしれませんが、
絵を描く方にはよく分かるかと!! 大いなる尊敬を込めて、です!!



そしてこちらは、レオナルドがこの絵を描きながら、どの様に変えていったか、
最後の仕上げはどうなったか、というのが反射光を使っての研究で
発見された、という3段階の様子で、

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これは上でもご案内したshinkaiの記事
レオナルド・ダ・ヴィンチ「白貂を抱く貴婦人」の謎、噂、今どこに展示?
https://www.italiashiho.site/archives/20221125-1.html

に、他のあれこれの話題も載せておりますので、どうぞご覧下さい。



こちらには、この絵の下となったであろう彼女の手のデッサンと、
後の彼女の生涯について少し、を。
ダ・ヴィンチのデッサン「白貂を抱く・・」
http://italiashinkai.seesaa.net/archives/20181205-1.html



あれこれ調べつつ、どんどん広がった検索で、当時の髪型についても
知る事が出来ましたので、また別にご案内致しますね。


そして、これからチャルトリスキ博物館に行って、この絵を観よう、
撮りたいと思われる方に、ちょっとアドヴァイスを。

というのは、部屋がとても暗く、画面のほぼ顔位置にのみ光が当てられ、
少し離れて全体を写そうとすると、顔の白さに釣られ、上手く写せません。

shinkaiは初日と4日目と2度行き、初日のトライがハレーションを
起こしたので、2度目の時は、失礼し、真正面に立ち、
ほぼ貴婦人のみを狙い、何とか思う様に写せました。
ので、皆さんにも、お勧めを。


と1つお笑いは、若い女の子が絵に背を向けて立ち、セルフィーの要領で
スマホを動かしながら撮ったのがいて、

私の横に座っていた若い男の子がそれに気が付き、おっ!と声を出し、
女の子が帰った後、今度は自分がセルフィーをね。
笑いました、ははは。


今回のレオナルド様の作品おめもじは、本当に嬉しい素晴らしい成果で、
絵の前から立ち去る時には、心より、有難うございました、の一礼を。

500年以上前の作品でも、今も大きな感動を、喜びを与えてくれる、
その偉大さに、心からの感謝を捧げます!!



◆ お知らせ ◆

ブログをなんとか再開させて頂きましたが、

次回から、今迄の5日毎の更新ではなく、
週一  よろしく、よろしく、お願い致しま~す!!


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今後ともの皆様のご訪問を、お待ち致しておりま~す!

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この記事へのコメント

  • YUN

    こんばんは!
    ブログ再開ですね。もう作品の準備が整ったとはすごい~。
    早めに送らないといけないのですね。他にも行くまでに準備がいろいろあると思います。どうぞお疲れになりませんように。
    イタリアの猛暑、雹が降ったというのは何かでちらりと目にしてましたが、スコミーゴの村でこんなことになっていたとは! ご無事で良かったですが、修理費は痛いですね。葡萄畑も大変で・・・。このところの異常気象には慄いてしまいます。
    白貂を抱く貴婦人! 作品に辿り着くまでのワクワク感を疑似体験できました。やはり素晴らしいですね♪
    なんと、背景の黒塗りはドラクロワが? グレイの部分、そうそう、あそこは違和感があったのですよ。他とタッチが違う・・・と。
    どういうことから背景が黒になったのかわかりませんが、オリジナルを見てみたいものです。CGで再現とか将来的にできるかな。印象が随分変わりそう。
    傑作とのご対面、良い時間を過ごされましたね。
    2023年09月01日 03:10
  • TOMOKO

    shinkai様

    お久しぶりです。クラクフに行ったのは1989年で、建物の前まで行き、閉館日で、予想していたとはいえ、がっかりした思い出です。
    今は別の博物館にあるのですね。日本に来た時じっくり見ましたが、
    出来ればもう一度!
    私は、今まで見た女性の肖像画で一番好きな絵です。
    さすが画家さんの眼は凄いと思いました。袖の部分など、何も判らず、
    ひたすら顔だけ観ていました。
    私が行った時は、観光客は私だけ?みたいでしたが、今はたくさんの人が
    訪れているのでしょうね。
    気候変動で、色んな事が起きていますね。何とか皆が努力して世界を変えていってくれるよう祈ります。
    2023年09月01日 20:51
  • shinkai

    ★YUNさん、こんにちは! コメント有難うございま~す。

    はい、今回は作品数が多くなかったのですが、目の問題があって描ける時間が続かず、それで仕上げが大丈夫だろうかと気になり、お休みを長めにさせて頂いたのですが、
    新しい眼鏡が本当によく見え、そうすると目の疲れの問題がなく、見える事で描きやすくなり、心配していたのよりも仕上がりが早め、早めとなり、本当に助かったのでした。
    次回からも、あの先生の所に、と思っています!

    スコミーゴ村の雹の被害、本当にこんな事が起こるのか、と思う程に驚きました。 それにスコミーゴでも被害の出ている所、そうでない所、北のヴィットリオ・ヴェネト、プロセッコの本場の方も、フリウリの方も、土地により全部違うようで、

    あれ以降もロンバルディーアの方、北のコルティナ方面も洪水や票の被害が何度かあり、異常気象というものの、農家の方は大変だろうと思います。


    はい、あのレオナルドの作品は、やはり素晴らしく、見れて本当に嬉しかったです!
    あの博物館は、あれこれ長年のお宝がたくさんあったのですけど、そんなものよりも何よりも、「彼女」にお目に掛かりたく、部屋はどこか、どこかと、かなり近づくまで標識が出ず、 焦りましたが、ははは。

    ガラスで囲まれておりましたが、でもルーヴルの方はもっと遠い様子ですから、クラコフで見れて本当に良かったと思いましたです。

    そう、あの黒く塗ったのはなぜですかね。 髪のグレイのベールもちょっと雑ですよねぇ。 
    ドラクロワが、というのは、きっと彼の時代に、作品を持ってパリに滞在していて、画面に大きな傷があったりしたのを相談して、黒塗りを勧められたのかな、と考えたり・・。

    クラクフにあのレオナルドの作品がある、というのは、ポーランドにとって大きな誇りなのだそうで、分かりますね、それは。

    で、イタリア画家の絵があれこれあって、他の東方の影響を受けた画家の作品の中で見るとなかなか良くて、頑張ってますねぇ、と嬉しくなったりして・・、ははは。

    趣のある、素敵な古都でした!!
     
    2023年09月02日 04:35
  • shinkai

    ★TOMOKOさま、こんにちは、お久し振りです! コメント有難うございます。

    1989年というと、ヴァヴェル城の方でしたか? せっかく行って閉館、というのは、本当に残念でしたね。
    そうなんです、今はお城とは反対側の中心街の北ですね。

    日本にも行ったのですか、あの絵?! それは知りませんでした。日本では観客数が凄いから、見るのも大変でしたでしょ?

    はい、私もあの彼女の肖像が一番好きです。 若く清楚で気取りが無く美しく、その辺りが、男性好みのレオナルド様にも気に入られたのではないかと思いました。

    いえ、博物館は時間制で何人迄、と決めていて、それに物凄い部屋の数で見るものも物凄く多いのですね。
    でもやはり大きな目玉作品ですから皆さん寄られるものの、
    それでも何分か見ると、そんなに大きな作品でも無いですし、見た、という感じで、すらっと出て行かれるので、こちらは作品前のベンチに座ってじっくりと。

    それはもう、フィレンツェのウッフィッツィやピッティに比べたら、有難い事に、もうもう物凄く少ない!!、と言えますね。
    私が行ったのは水曜の午後と土曜のお昼でしたが、似たような感じで、やはり一番有名なのが1枚だけ、という事だからかもですね。

    もし、もう一度、という事でクラクフにお出でのチャンスがあったら、ちょっとお声をかけてみて下さいね。

    2023年09月02日 04:56