今回ご覧頂くのは、1890年に写されたチロルの写真。
ほんの少しのレトロ感があり、でも緑色、アルプスの山の色が
とても素晴らしいもの。
***
が、まずその前に、この3日日曜のお昼に起きた
ドロミティのマルモラーダ・Marmolada、ドロミーティの最高峰
標高3342m、 の氷河の一部が突然剥がれ、雪崩となって崩れ落ち、
ドロミティのマルモラーダ・Marmolada、ドロミーティの最高峰
標高3342m、 の氷河の一部が突然剥がれ、雪崩となって崩れ落ち、
6日朝現在死者7名、怪我7名、行方不明5名、確認、という
未だなかった事故が起きた事をお伝えしなければなりません。
未だなかった事故が起きた事をお伝えしなければなりません。
このニュースは日本でも伝えられている事と思いますが、
月曜からのお天気が不安定なのと、現場で捜索できるか否やの
確認も取れず、
漸くに死者行方不明者数が今朝確認されたという事。
確認も取れず、
漸くに死者行方不明者数が今朝確認されたという事。
写真でご覧の通り、ほぼ2800mの山上の窪みにあった氷河は、
幅200m、高さ60m、深さ80mというもので、
氷の塊はサッカー場2つ程に匹敵し、45度の傾斜にあったので
少なくとも500mの距離を落下し、その速度は時速300km
だったろうというもの。
少なくとも500mの距離を落下し、その速度は時速300km
だったろうというもの。
位置はプンタ・ロッカと呼ばれるマルモラーダ山の頂上に登る
通常の行程位置で、
通常の行程位置で、
土曜日の温度がマルモラーダの記録となる、頂上で10度位に
なったとみられるそう。
なったとみられるそう。
氷河の落下という、大きな災害となった原因は数年前から警鐘が
鳴っている地球温暖化にほかならず、
現在の温暖化が進むと、20~30年内には氷河が無くなるであろう、
という事で、
改めて、我らの環境への対策見直しを迫っている様に思えた事でした。
ニュースに見えた、亡くなった若い方々の最後の笑顔・・、ご冥福を!!
***
気を取り直し、
これからご覧頂く 1890年撮影 というカラー写真は、
最初白黒に着色したものか、と思ったのでしたが、
最初白黒に着色したものか、と思ったのでしたが、
ハンス・ヤコブ・シュミット・Hans Jakob Schmid (1856-1924)
というスイスの会社で働いていた技師が、1880年代に発明した
白黒ネガから鮮やかな色を得ることが出来るフォトクロミック・プロセスを
使用したものなのだそう。
というスイスの会社で働いていた技師が、1880年代に発明した
白黒ネガから鮮やかな色を得ることが出来るフォトクロミック・プロセスを
使用したものなのだそう。
shinkaiにはまるでご説明できない分野ですが、へへ、現在の紫外線を
浴びるとレンズの色が変化する、調光レンズと同様な技術かな、と。
まるで違っていたら御免なさい!!
浴びるとレンズの色が変化する、調光レンズと同様な技術かな、と。
まるで違っていたら御免なさい!!
で撮影されたチロル・Tirolo はアルプス地域、緑が現在のイタリア北部と、
赤がオーストリア西部の一部で、
重要な川は、アディジェ川、イン川、ドラヴァ川、
チロルは多くの特徴ある渓を形成し、その幾つかは現在でも
到達するのが困難なほど、と。
チロルは多くの特徴ある渓を形成し、その幾つかは現在でも
到達するのが困難なほど、と。
チロルの5つの大きな街としては、インスブルック、ボルツァーノ、トレント、
メラーノ、ロヴェレートで、素晴らしい自然に囲まれており、
メラーノ、ロヴェレートで、素晴らしい自然に囲まれており、
今回の写真は、この地域の世界大戦前、都市化、そして土地の
表情を大きく変えた観光の爆発前、のスナップショット。
表情を大きく変えた観光の爆発前、のスナップショット。
参考にしたサイトは
美しいチロルの汚染される前1890年の30前の写真
30 fotografie del 1890 mostrano l’incontaminata bellezza del Tirolo
美しいチロルの汚染される前1890年の30前の写真
30 fotografie del 1890 mostrano l’incontaminata bellezza del Tirolo
現在の土地の写真、なるべく相違が分かる写真を探しましたが、
アルプスの山々の姿は変わらず、です!!
アルプスの山々の姿は変わらず、です!!
今回場所の地図を付けませんが、地名を打ち込むと出ますので・・。
・ サッソ・レヴァンテ と サッソルンゴ・Sasso Levante e Sassolungo
・ ドッビアーコ と、村の入り口の十字架・Dobbiaco
同じ十字架ではありませんが、チロルでは、実際たくさんの十字架が。
・ メラーノ・Merano 家と住民
古い家が売りに出ている写真。 2階部の納屋の様子を。
n.1 メラーノの町散歩 ・ クアハウス パッシーリオ川 S.スピリト教会
n.2 メラーノの町散歩 ・ S.スピリト教会 冬の散歩道 サン・ニコロ教会
n.3 メラーノの町散歩 ・ サン・ニコロ教会(ドゥオーモ) ヴィア・ポルティチ
・ トブリーノ湖・Lago di Toblino
岬の先っちょ、建物の姿が少し変わったかな。
・ラングヴァイル村とホーエンカステン山・Il paese di Rankweil e
la montagna Hohenkasten
la montagna Hohenkasten
この場所は特定できず。
・モンテクリスタッロと、ピズポペナ山・Il Monte Cristallo e
la montagna del Piz Popena
la montagna del Piz Popena
山の姿を撮った位置迄は特定できずで・・。
・ ホテル・トラフォイ・Hotel Trafoi
凄い、ホテルの名で出た! ホテルも改装され、ファミリー・ホテルと。
・ ミズリーナ湖と、アンテラーオ山・Il Lago di Misurina e il Monte Antelao
この景色はもう定番となっていますが、上の写真はひょっとして
今撮っている位置にあったのかも。
今撮っている位置にあったのかも。
ミズリーナ湖 ・ 夏のドロミーティ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468481596.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468481596.html
夏のドロミテ ・ コルティナ、ミズリーナ湖
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460885260.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460885260.html
・ プリミエーロ渓谷・La valle del Primiero
この辺りは何度か出かけており、一般大衆の避暑地になっており。
・ シュラーンハウスの山小屋と、カティナッチョ山・
Il rifugio Schlernhause il monte del Catinaccio
山小屋も新しく大きくなり。
・ カティナッチョ連山・Il Catinaccio
カティナッチョ連山の山々の写真は特定できず、で。
n.1 ドロミーティ2000m級の高地 カティナッチョ連山
・ ヴィピテーノ・Vipiteno
この町は観光のメッカとなっており、見つかるのはこの中心通りのみ!
・ カレッツァ湖とそのホテル、ラテマル・グループ・
Il lago di Carezza, il suo hotel e il gruppo del Latemar
この素敵なホテルが健在であれば良いなぁ、と探しましたが、残念!
・ ステルヴィオ峠・Il passo dello Stelvio
冬季は通行が閉じられる難関の峠で、こんな姿!
・ ランデック・Landeck オーストリア
低い位置からですが、この城に間違いないと。
・ キューザ・Chiusa ボルツァーノ
やはりね、撮影ポイントは、今もあまり変わらずなのですねぇ。
・ ワイルドシー湖・Lago Wildsee
この湖でのお楽しみは、変わりがない様で。
・ トゥレ・チーメ・ディ・ラヴァレード・Le Tre cime di Lavaredo
ここはもう、イタリア・アルプスの大看板。 色違いを2枚どうぞ!
トゥレ・チーメ・ディ・ラヴァレード ・ ドロミーティの大景観!!
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468344876.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/468344876.html
・ ボエの山小屋、セッラグループ・Il rifugio Boè nel Gruppo del Sella
山小屋がとても大きくなったようで、この写真以外にも建て増しが!
・ グループ、ソラピス・Il Gruppo del Sorapiss
湖の色が凄い! 火山湖?!
・ レルモースの村とツークシュピッツェ山・Il comune di Lermoos e
la montagna Zugspitze
la montagna Zugspitze
観光に来た車は見えますが、風景は変わらず。
・ セッラ峠からのマルモラーダ・La Marmolada vista dal passo Sella
マルモラーダはドロミティの最高峰ですが、山系の内側にあり、
一般道からは見えないそうで、自然は変わりなく見えますが・・。
一般道からは見えないそうで、自然は変わりなく見えますが・・。
・ ドッビアーコと、アンペッツォの渓・Dobbiaco e la Val d’Ampezzo
ドッビアーコと山の姿、が見つからず、下はコルティナ・ダンペッツォです。
・ 最後は、シュトゥーバイ渓谷・La Valle dello Stubai
今回はティロルの写真整理をしている時に災害ニュースを知り
驚きましたが、
驚きましたが、
美しいアルプスの風景が、130年後も、しっかり残っています様に!!
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