・ ピエンツァ 秋の色  荒野の風景を

大型台風の接近という事で、災害が恐れられていた台風10号は、
接近しての威力が低下した事、また以前の対策も功を奏し、
大きな被害が出なかった様子で安心しましたが、
これからは台風接近が多い時期ですので、今後ともご無事で、
被害を受けられることの無いように願っています。


こちらイタリアは、コロナヴィールスの感染者が9月に入ってぐんぐんと増加、
4日には1700人を超す数字となり、暗澹とした気持ちになりましたが、
徐々に下降し、一昨7日は1108人にまで下がりやれやれ。

9月7日までとなっていた緊急事態は1か月延期、10月7日迄となりました。

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写真はイタリア首相ジュゼッペ・コンテ氏

shinkaiは余り政治に直接興味はなく、遠くから眺めている、と感じですが、
政党出身のどろどろ、がつがつの感じではなく、地味ながら誠実なイメージで、
この難しい時期をよく頑張っておられると思います。
元気で、続けて欲しいものです。

8月中旬過ぎに再封鎖されたディスコテーカと、サッカーの試合の観客無し、
マスク着用、社会的距離などは同様に延期されますが、
春以来の緊急事態で、少しこちらも慣れて来た様な・・。

お隣フランスの感染者の大増加、1日で7000~9000人近い数字にはハラハラ
しますし、、スペインの1万人越え!には、地続きのヨーロッパの恐ろしさも思い、
イタリアは今の調子で再増加しない様にと願いますが、さてどうなりますか・・。


私めの来年3月に予定していた東京駅地下のギャラリー八重洲での個展は、
再来年2022年3月21日から27日に延期となりました。

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いつも会場日程がぎっしり詰まっているので心配したのでしたが、なんとなんと
ちょうどこの3月21日からの1週間が空いていて、私にとっては嬉しい驚きで!

広島の個展から2年半の間が空く事になりますが、今年は目の問題も抱えてで、
焦らずにじっくり描け!という天の声かとも思い、再来年の個展が実現できるよう祈りつつ、
じっくり我慢で頑張るつもりです。

目の問題については、記事の最後にまた。

*****

さてこちらはすっかり秋の気配となり、毎日の温度も25度、26度程度、
朝夕は15~17度ほどで肌寒い程に。

今年はどこにも出かけられず、いささか鬱屈気味ですが、
今の時期になると6年前に出かけた秋9月のトスカーナ風景、とりわけ
オルチャの谷で見た荒涼とした波打つ大地が思い出されます。

春に出かける事が多いトスカーナですが、この時は秋の風景をあちこちで見、
いつも見ていた緑滴るオルチャの谷とは別の、なんとも荒々しい風景に心奪われたのが、
2,3枚ご紹介したまま整理もせずおいていた写真を改めて整理しましたので、
見てやって下さい。


多分皆さんも良くご覧になるトスカーナ風景は、緑溢れる春から夏の色でしょうが、

これはオルチャの谷のピエンツァ・Pienzaの町で、
麦刈りが済んで暫く置いておかれた土地も鋤き返され、こんな土の色が広がります。

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ピエンツァの町中から周辺をあちこちしたこの日、最初はこんなお天気で。



ピエンツァの町の南側は、一気にグンと下る傾斜に対し城壁があり、
そこからの眺めが素晴らしいのですが、

この1枚は東に向かっての城壁から、隣のモンティッキエッロ・Monticchielloとの
間の谷風景で、こんな白いカランキも顔を出し。

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南に広がる大地の、見える道は「グラディエーターの道」と呼ばれる、映画に
登場した道で、見えるアグリトゥリズモは「テッラピッレ・Terrapille」

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刈り取った麦の丸い筒状の詰み藁、と呼んでよいのかな、も片付けられ、
トラクターで鋤かれた畑が広がります。

糸杉の道 2本 ・ シエナのクレーター と オルチャの谷と
https://www.italiashiho.site/archives/20180726-1.html



こちらはこれよりも西にある農家で、土の色が違うのが興味深いでしょう?

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この糸杉の道は、ピエンツァから西に約10k程離れたサン・クイリコ・ドルチャ・
S Quirico d'Orciaに続く、畑の中を通る道。

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南に向かって広がる、この雄大に波打つ大地。 トラクターの筋目も。

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その内に空模様が少し変わり、南の空が覆われ始め、見える風景の色が一変!

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ピエンツァの町から下り、坂道の途中から見るテッラピッレの建物と、
間に広がる荒土の畑の色。

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これは南西に向かい、背景の山の頂上に見えるのはロッカ・ドルチャ・
Rocca d'Orciaの要塞の塔。

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カスティリオーネ・ドルチャ ・ Castiglione d'Orcia
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461363281.html



ピエンツァの城壁からも見える特徴ある山の姿、ちょうど頂上にオリーヴ畑があり、
いつもは山の上に点々と可愛く並んで見えるのですが、
今は手前の畑の荒い茶色が迫力で迫ります。

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また少し移動し、ピエンツァの町から坂を下った所から東に畑道を上り、
上の写真の山がこんな風に見え、手前に広く、荒々しく、土色の風景。

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まさに荒涼とした色の畑が広がり、暫し呆然としながら風に吹かれ、
西に広がる風景に見惚れ、こんなオルチャの谷を見れた事に感激!



遥か南を見晴るかし、

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そしてやはり南西の、ロッカ・ドルチャの塔がはるかに。

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こうして見ると、ちょっとした日本画、墨絵の世界にも近く感じますね。

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少し空が晴れて来て、縞目に見える丘の色。

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起伏が重なりながら、奥に続きます。

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近くにあったオリーヴ畑。 鋤かれた土のゴロゴロと大きなのが直ぐ傍まで。

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丘の上から東の谷を。 いったん下り、隣のモンティキエッロ・Monticchielloの
町に連絡します。  渋くて素敵な土の色でしょう?!

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モンティッキエッロ再訪 ・ トスカーナの小さな村
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462396557.html



これは少し道を南に辿った所にある、廃墟の農家。 最初にトスカーナの刈られた
麦畑を描いた時のモチーフの家。

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脇の畑の、刈られた麦、というよりも、麦茎の詰み藁。 正しい言葉は?!
冬の間中、牛たちがせっせと食べるのでしょうね。

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ピエンツァの町に戻るべく坂の下まで来た所で見つけた、傑作を狙う若者。

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一時、嵐が来るのかと思ったほど暗い空が町を覆ったのでしたが、

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実際ピエンツァから西に向かう時に大雨が来て、糸杉の林の所で退避したほどの
凄さだったでしたが、

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到着したサン・ジミニャーノで見た虹の美しさも!

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***

上記した目のその後ですが、7日に待ちに待った眼科クリニックの検査に行って来ました。

で、検査後のドクターの話では、他に悪くはなっておらず、今の状態なら
新しい眼鏡で十分良く見える筈なので、即レーザー手術をするほどの事はなく、
様子を見てもし調子が良くなかったら検査に来なさい。 
そうでなければ7~8か月後、つまり来年春に検査しましょう、という事で、

検査後に両目の新しい眼鏡のリチェッタを下さり、やれやれ、やっとだぁ、と即
その足で眼鏡屋に回り、注文して来ました。 

10日後位には届くでしょう、というので、ああ、ああ、やっと! 右目の手術、
コロナの封鎖で眼鏡店も閉じ、網膜の奥に水が溜まる、2か月後に良くなったものの
再度霞み始める、左目の手術、こちらは順調、という経過だったのが、
漸くに7か月目にして、新しい眼鏡が使えそうです!!

最近は春に作った右目のみの眼鏡が役に立たず、絵を描くにも気力が無くなる程に
余りにも見えずで、今は居直り、療養期間、と思う事にしてゆるゆると過ごす事に。


所で、7日に眼科に行く前に寄ったガソリン・スタンドでお笑いがあったので、それを。

その2日ほど前にガソリンが切れるよ、の赤ランプがついたのにうまく寄れず、
忘れていたのがキーを回した途端ピーっと鳴り、予約時間スレスレだったのですが、
途中に店がないので家の近くのスタンドに。

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で、青い上着と黄色いズボンの若いお兄ちゃんが前に留まっている車に
ガソリンを入れている最中。  まるで店のユニホームの様な色で、
完全に店の若い人と思い込み、こちらを向いた時に「満タンでお願い」と。

すると傍にやって来て、「自分はここで働いていないよ」と言い、
ポカンとしているとまた同じ事を言うので、
やっと、ああ、店は閉まっていてセルフ・サーヴィスなんだと気が付き、きゃはは、
「ごめんなさい。 ではどうやるのか教えて下さい」と頼み、ははは、

彼は教えて呉れながら自分でお札を入れたり、ポンプの番号を押したり、
最後にポンプを握るのに、ガソリンか?と聞くので、シー、と言うと、
「シクーロ?・間違いないか?」と。

イタリア語では日本語のガソリンはベンジーナ・benzinaと言い、
ガソリン・gasolioは、ディーゼル燃料を指します。

日本で「ベンジン」というと、ほら、服の汚れを取るのに使うベンジンでしょ。 
で今でも、ベンジーナというと即あのベンジンが頭に浮かぶアナログ頭で、ははは、

で「シクーロ?」と聞かれて、一瞬パッとポンプのひっかけ口についている名前を
読み直したり、きゃはは、ついでそんな自分が可笑しく笑いだし、
「怖がらせないでぇ!」
済んで、ごめんなさい、と再度謝ると、彼も笑いながら、問題ないよ、
と去って行きました。

やれやれ。 セルフになっているサーヴィス・ステーションは多いし、
日頃は人がいても日曜はセルフ、というのも多いのですが、店によりポンプの
使い方が色々で、大体覚える気もないので、へへ、店員のいる店に行きますが、
ここも前はおられたのが、コロナの影響で全部セルフになったようで!
困ったもんだ、まったく!!

という様な、何年イタリアに住み、何年車に乗っているのか、というお笑いでしたぁ!


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